「コーヒ以外のものが冷めてしまった」コーヒーが冷めないうちに bionさんの映画レビュー(感想・評価)
コーヒ以外のものが冷めてしまった
コーヒーが冷める前に見てる僕の気持ちが冷めてしまった。映画の方向性が間違ってるんじゃないかな?
実体化した幽霊が出ているんだから、コメディにしたら面白かったと思う。コメディだったら、笑いの反動で泣けるしね。
最初のエピソードは、設定にのれなかった。一度付き合っていて「焼けぼっくい」の状態だったらわかるんだけど、幼馴染でお互い彼氏彼女がいたっていうのはちょっとね。
2つ目のエピソードは、病気の症状がおかしい。自宅から喫茶店まで歩いてこれて、本も読めて、夫だけがわからないなんて、単なる記憶喪失。
3つ目のエピソードは、ちょっとほろっときた。4つのエピソードの中では一番良かったかな。
4つ目のエピソードに関しては、幽霊の正体が、感の鈍い僕でも最初の方でわかっしまっていた。あとは、感動的な場面がやってきて幽霊が成仏するのかな、あのかわいい有村架純ちゃんが涙を流したら、自分も号泣しちゃうんじゃないかな、と思いながら見ていた。ところが、全く感動できず、最後は冷めた目でエンドロールを眺めた。数と亮介の恋愛プロセスがつまらかったし、わざとらしすぎるストーリーが原因かな?
これで、4回とも涙を流す人は何人いるんだろうか。
コメントありがとうございます。
『ひよっこ』で印象に残ってるのは、記憶喪失のまま、帰ってきた沢村さんと木村さんの会話です。沢村さんが、菅野美穂さんとのことを話そうとしたら、「それは今はいいです。女ごころなんです」「そっけ?」「でも聞きたくなったら話してください。それも女ごころなんです」
みたいな掛け合いがとてもほのぼのと深く染み渡ってきました。
bionさんいつも、ありがとうございます。
押し売りはお断りさせていただいております。TOHO日劇閉館前のキャンペーンで、『タイタニック』を見たときは目の回りの皮膚がはげたんじゃないかというほど嗚咽する私なので、おそらく涙機能は異常なしかと、、、。冷めたコーヒーをチンして暖まってください(笑)