「すごくいい話でした」コーヒーが冷めないうちに よしこさんの映画レビュー(感想・評価)
すごくいい話でした
一言で言ってすごくよかったです。
原作の小説は読んでいなかったため、あらすじもそこまでよく知らずに見ました。
コーヒーショップの一つの席に座れば過去未来に行ける。
けど現実世界の結論は過去を変えても変わらない。
『コーヒーが冷めないうちに』と主人公有村架純が言う。
このセリフに題名がとても込められてます。
映画館の宣伝では4回泣けますとうたわれてましたが
4回どころじゃ済まないほど何度も泣いてしまいました。
アルツハイマーの奥様を大切に大切にする旦那さん。
愛しか感じませんでしたね。
旦那さんが過去から来たことに気づく奥様も、嘘話よと否定していたはずなのに本当は過去に行けることを心のどこかで信じていたんですね。
お母さんが時間通りに戻って来れなかった理由は
お父さんに会いに行ったからではなく
未来へ行って自分が死んだ後の自分の娘。
有村架純を見に行くためだったんですね。
帰っちゃやだと駄々をこねられ、怪我をした娘を見放さずに戻って来れなかったんですね。
愛されていたんですね。
有村架純さんの彼氏役の方がなんていい彼氏なのでしょうか。
赤ちゃんができたことも大喜びし、でも自分がお母さんを消してしまったと心に傷を抱える有村架純。
私が幸せになっていいのだろうかと。
そのために自分の娘が生まれる未来まで行って
未来の娘を過去に戻させて、その未来の娘に
有村架純かコーヒーを入れてもらい、過去に行き
お母さんに会うことができました。
未来とかいてミキ。いい名前ですね。
そのあと、現在でミキが育ってって
大きくなったミキにコーヒーの入れ方を教えてあげる夫婦。
久しぶりに映画館で号泣しました。
いい映画でした。
元々タイムリープ系の映画が好みなので
より一層好きな作品でした。
有村架純さんの泣いてるシーンの顔がちょっと嘘くさい感じが出でしまい、涙が引いた時もありましたが、トータル見てよかったと思う作品でした。
一番最後にお母さんの霊が消えて行きましたね。
お母さん自身も心残りがあったものが消えたのかな?と思いました。