「(惹句) 4回泣ける→(結果) 1回号泣」コーヒーが冷めないうちに りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
(惹句) 4回泣ける→(結果) 1回号泣
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街なかにひっそりとたたずむ古めかしい喫茶店フニクリフニクラ。
そこにはひとつの都市伝説があった。
それは、ある席に座ると、望んだ時に戻れるというもの。
しかし、それにはいくつかのルールがあって・・・
というところから始まる物語で、そのルールの説明から映画が始まります。
って、こういう出だしの映画は基本的には受けつけないので、合わないかも・・・という不安が持ち上がりました。
ま、「設定」ですから、いくつかの制約があるのは当然なのですが、それを端から「ルール」といってしまう・・・って、ゲームかスポーツか。
どちらも苦手なので、ルールありき、というのが苦手なわけ。
人生、生きていくにはいくつもの制約があるのだから、もうそれで充分じゃないの、っても思う。
そんなことを考えていると、この映画は愉しめない。
それは、わかっている。
さらに、「4回泣けます」という惹句もあざとく、泣くことを強要してほしくない。
4回泣けたかどうかの答え合わせの試験みたいでイヤだ。
で、その4回=4エピソード。
1.波瑠と林遣都の恋人同士
2.薬師丸ひろ子と松重豊の夫婦
3.吉田羊と松本若菜の姉妹
4.・・・(秘密)
と、バラエティに富んでいる。
いやぁ、泣かされた、泣かされました、薬師丸ひろ子と松重豊の夫婦のエピソード。
このエピソードだけで十分。
満腹。
なお、4のエピソード、情況がすこぶるわかりづらいのだけれど、腑に落ちなかったらエンドロールの最後まで観てください。
ちゃんと「答え合わせ」がされてますから。
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