「映画作るの下手くそなのでしょうか……?」PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」 ぽぷさんの映画レビュー(感想・評価)
映画作るの下手くそなのでしょうか……?
前回の劇場版が『狡噛○○へ行くの巻』のような番外編だったので、今回は本筋の話を期待して楽しみにしていました。が、
「何でこんなに映画作るの下手くそなの?」
開始10分くらいで、「あれ?これつまんないパターンかも……」と感じさせる雰囲気で嫌な予感。とにかく一本調子というか、間が一切なくて、ずーっとダイジェストを見せられている感じ。60分の作品なだけに「ただ時間ないだけじゃん」と思うほど淡々と進んでいくので、感情移入が全くできない。時間ないならなぜ無理矢理60分にしたんだろうか……。
ストーリーは60分の話としても薄っぺらすぎました。1000回見たことあるような焼き直しな話で、物凄く単純な『正義vs悪』これサイコパス?と思うほど激浅い。超簡単に言うと表向きはいいことをしている風組織が、案の定裏では「このゴミ共、ガーハッハッハ」と超わかりやすい悪役ばかりで萎えます。(こんな単純な人間現実にはいません。)
昨日考えたような話と、昨日考えたような敵キャラ。特にあの激弱なじいさんと渡辺なおみは一体何なんだ?「やられるためにこの世に産まれてきたのか?」ととてもイラつきます。
この出来で2,3とやるのはつらすぎると思います。おそらく1時間の作品を3つ量産するつもりでしょうが、時間が短い作品でも鑑賞料金は同じです。短いのでストーリーが薄いし、時間がないので淡々と進行していくため感情移入できない、そして通常料金を取られるという負の連鎖です。
アニメ本編は勿論最高であるし、今回のはサイコパスではない。どんなに絵が綺麗でも、中身が皆無であればそれは全く意味がありません。これは優秀なアニメーターの無駄使いですし、この労力でもっと良質なアニメを作った方がいい。非常にもったいないです。。