「ウッディ・アレン版貧乏地獄物語」女と男の観覧車 Hiroshiさんの映画レビュー(感想・評価)
ウッディ・アレン版貧乏地獄物語
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中年以上が見ると何とも切なく遣る瀬無い気持ちになる作品。日本映画で扱うような四畳半的世界が描かれているのだけど、その貧乏臭さが薄まっているのは、ウッディ・アレンの軽妙な演出とBGMのジャズの効果だと思われます。それにしても、ケイト・ウィンスレットの演技は鬼気迫るものがあり必見。ジム・ベルーシの演じる情けない中年デブハゲアル中もいかにもいそう。繰り返しになるけど、現実生活の閉塞感と逃避(貧乏臭さ)、それと対照的な軽妙な演出のギャップが激しすぎて、やや違和感を感じながら見終えました。
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