空母いぶきのレビュー・感想・評価
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記憶を無くした総理がコンビニ店長をやってた感じ?
憲法九条や専守防衛の問題を叩きつけたかのような作品。原作も読んでないし、あまり興味もなかった作品でしたが、むしろ戦争をいかにして避けるかという命題を訴えてくる気概だけは感じられました。
ミリタリーファン、戦争映画ファン、平和主義者、どの視点で見ても中途半端なのはしょうがない。カッコよさだけを追求するなら戦闘機の離発着も必要だろうし、悲惨さをアピールするには現場が火災の起きた護衛艦はつゆきだけだったし・・・何はともあれ、空母のスケールが小さかったことが残念なところ。
多くの方が批判するコンビニシーンも平和であることの対比に他ならないが、それよりも新聞社が穏やかすぎるのも良くなかった。一般人ももっと緊張感ある演技が必要だと思う。しかし、憲法を重んじる佐藤浩市演ずる総理は立派だったし、西島秀俊と佐々木蔵之介も良かったと思う。もちろん、功を奏したのは外交術。
初島の位置もちょうど日本の領海から外れているフィリピン海だし、敵国である新興国カレドルフによる東亜連邦というわけのわからぬ国だし、かなり忖度も入っているのだろう。とにかく、専守防衛の意味を考えさせられる作品でした。こんな日本なら住みたいと思うよ。
西崎さんは、あのキャラしか演じられないの?格好良いとは思うけど。
架空の未来。日本領土の孤島を占拠した某国軍隊に対峙する、自衛隊員の闘いと苦悩を描く物語。
原作は未読です。
架空戦記の第一人者であるかわぐちかいじ氏原作だけあって(?)、戦闘シーンやそのシチュエーションは緻密で迫力を感じました。
ただ、それでも中途半端な印象を強く持ちます。
憲法問題を絡めた苦悩を描くなら、もっと厳しいやり取りがあっても良かったように思えます。
例えばクリムゾンタイドのジーン・ハックマンとデンゼル・ワシントンようなやり取りを。
例えば13デイズで、偵察機のパイロットに「戦争が起きるから落ちるな」と大統領補佐官が伝える緊迫感を。
この作品でいえば、『「戦争」と「隊員の危険」を天秤にかけて苦悩する指揮官』という描きが殆ど見せられておらず、映画全体を軽い物にしたように思います。
戦闘シーンだってもっと迫力を出せたはす。中途半端な苦悩を「サクッ」と削ってしまえば良いのです。
配役にも疑問が生じます。
特に、記者二人が致命的です。いえ、二人の組み合わせが致命的、という言い方が正しいのでしょう。
空母に乗り込む記者としては厳しさの欠片も見えない二人。どちらかが厳しく、どちらかが惚けた味を出せればコントラストが出て良かったかもしれませんが・・・女性記者のバックボーンに何かしらあるのかも知れませんが、映画上は描かれていませんし。
と言うわけで、私的評価はやや辛口です。
国籍不明の武装勢力に領土の一部を占拠された日本。 不法な侵入は排除...
国籍不明の武装勢力に領土の一部を占拠された日本。
不法な侵入は排除しなければならないが、戦争は絶対に避けなければならないという、憲法9条の制約に葛藤する政府と自衛隊員たちの姿に引き込まれる。
自国はもちろん、相手国の人間の生命も守るということを常に意識しており、単なる戦争映画とは一線を画している点を評価する。
日米安保を締結している日本に攻めてくる国などある訳がない
言いたいことが分からないわけではないが現実離れしすぎ。
平和ボケの国らしいお目出度い作品。
ここまで堂々とお花畑の空想を見せられるとこっ恥ずかしい。
世界は一家人類は兄弟なんてお題目が通用するのは日本だけ。
人類は仇同士世界は紛争の巷が世界の常識。
空母いぶきは結構リアルである。
僕のお人的な推察では、これは今後の未来にあるかもしれない戦争かもしれないということ。でも、こんなことをすると、日本国民が叩くから実際は無理だと思う。
ストーリーは結構よく構成されていて、迫力がある。でも、自衛隊艦隊の数がもうちょっといてほしいかな・・・。
でもかなり面白いし、西島さんはかっこいいなと個人的に思う。
それと、この映画みたいになったら、日本人はどうするんだろうなと思うなかなか深い作品。
個人的に軍事系の映画は好きだから、よく見るけど・・・。結構話的にも迫力があった・・・。
以上。
小学生に見せるにはとても良い映画かもしれません
ストーリー、セリフ、登場人物の描き方、美術、戦闘シーン、役者の演技、すべて残念でした。「こういうのがあるから、邦画は見たくない」という気にさせる一作だと思いました。が、あとで考えてみると、小学生が見れば、わかりやすくて、楽しめる良い映画かもしれません。あ、あと、イージス艦のなかって、オフィスチェアなんですね。
本当に近い未来の話。
フィクションなのにリアル。それは近いうちこーゆーことが起きても全くおかしくない現状だから。実際に今の日本で戦争が勃発したらどうなるのか。政府はどう判断するのか。国連は本当に救ってくれるのか。マスコミから国民に伝わるのか。ありえないけどありえる。とても机上の空論とは思えない話。とは言ってみたものの、戦後ずっと戦争を繰り返さないと誓ってきた国がそれを起こすということがどんなにありえないことかも分かっていなければ。
ただものすごくお金がかかっているように見えて実際は室内の撮影とCGが中心で、それに気づいた時少し萎えた。その分キャスト頑張ったのかな。
何を伝えたかったのか不明
公開時に負の話題で観ることを削がれてしまっていたが、ようやく円盤化されたので原作未読で観賞
まず全体的に映像演出の固定カメラ感が拭えず、躍動感にかけて邦画の陳腐さが現れた
そして、豪華キャストの中で主演の"どの役を演じても同じ"というダイコン振りに中盤から期待をするのを諦めてしまった
何よりもストーリー展開に強弱がなく、淡々と誰と闘っているのか見所が薄く、このタイプは悪も正義も存在しない空想ファンタジーだったと思うしかない
唯一劇中で本気になると関西弁を放ち、部下達が優秀な艦長はユニークで面白かったし、パイロット役の市原隼人君は演技派でとても良かった
残念な部分が多かった要因は監督の様々な采配に魅力を持てなかった制作サイドにあるのではと考えられる
世の中
そんなに甘くない。
国家間の紛争が国連如きの関与でそう簡単に収まるはずはない。
だが、そう言ってあらを探すより、自衛隊の置かれた立場の中での奮戦を楽しみたい。
是非映画館で観たいと思っていた。
佐藤浩市のあの一言があるまでは。
公開前に作品に対する予断を与えてしまった罪は大きい。
そういう奴と不倫男がクローズアップされているFukushima50も観る気にはなれない。
作品自体は悪くなかっただけに、映画館で鑑賞できなかったのは返す返すも残念だ。
レビューを書こうとして意外な評価の低さに驚いた。
思想的なことが影響しているのだろうか。
左には自衛隊や政府が良さげに描かれているのが許せないだろうし、
右には敵国を中国と明示していないことが不満なのか。
個人的には、上記のように自衛隊や凡愚の描き方にはほぼほぼ満足。
特定の層に強く訴えて洗脳し、衆愚も取り込もうとする映画よりは数段ましかと。
意図が伝わればいい
原作未読。
上映中は様々にマスコミを賑わせていた今作、
実際に観てみると軍事には詳しくない私が見ても、
ああ、予算~と思うシーンは否めず、
ただ、限られた中で頑張ったなあという感想が残る。
登場人物が多いこと、
自衛隊の序列もチンプンカンプンな人には、
難解な部分もあったかもしれないけれど、
これはこれで。
絶対に戦争はしない。
それだけ伝われば、もういいや。
そして、空母とは何ぞやが理解出来れば、
この作品の意図は成功したのではないかと。
防衛からの戦闘。だが次第に違和感。
原作を読まずに観賞しました。
開始12分から敵艦のミサイル攻撃に緊張が高まり、戦争をしない日本がどのような技術と戦術で相手を抑えていくのか、ドキドキしながら観賞しました。
以外と早い段階から交戦していく日本。こんなに好戦的でいいのかな?と疑問に。いくら島を占拠されてるからといっても自国の武力だけであんなにも戦闘を進めていくのだろうか?海外からの武力支援を待つのではないだろうか?島が占拠されて、それを急がなければいけない理由がイマイチ伝わってきませんでした。
また、敵側の戦力の大きさ。連合国とはいえ、あれほどまでの軍事力を、本来防衛しかしない日本に投入してくるだろうか?
コンビニの下りもいるのでしょうか?(原作に出てくるのなら、すみません)
クリスマス設定もいりません。ダイハードの二番煎じにしか感じられませんでした。
唯一救われたのが、佐々木蔵之介がかっこいい!渋い!
彼の言葉に考えされられる、良い役でした。
蔵之介さんに「めしを食おう!」と言われたらドキドキしちゃいますね!
大変よく頑張りました。
邦画には珍しいジャンル。
CG感すごいけどまぁ許容範囲。
人間ドラマがクサイ。
コンビニはいらない気が。
キャストもなんか合ってない。
でも脚本は良かった。
佐藤信介あたりが監督だったら面白かったかも。
原作ファンの人たちの評価は高くないけど、原作を未読の自分にはとても...
原作ファンの人たちの評価は高くないけど、原作を未読の自分にはとても面白い映画でした。厳しい戦況に立たされながらも日本の自衛隊の本来の存在意義を全うしようと信念を貫く姿に純粋に感動しました。良い演技をする俳優さんを贅沢に使って見応えあります。
ちなみにどうでも良い補足ですが、空自の司令官として登場した戸次さんは、同じ飛行機つながりでおっさんずラブの整備士役がオーバーラップして、キャラクターの落差にちょっとくすっとしてしまいました。
歯がゆい戦闘
海外のドンパチ戦争映画と違って、戦争にならないための戦闘。
しかし、歯がゆい。自衛隊ってこんなものなのかね。
リアル?
そのわりに、あれだけの敵部隊相手に、自衛隊はあんな少数で挑むというのは、、ありえるのでしょうか。
戦闘中なのに、緊張感なさすぎというか、わりとゆったりしているのも気になりました。
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