「力を持つと言う事は必要な時に、ひるむことなく、それを使うことだ」空母いぶき shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
力を持つと言う事は必要な時に、ひるむことなく、それを使うことだ
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映画「空母いぶき」(若松節朗監督)から。
空母「いぶき」の艦長に抜擢された主人公が発する、
組織のトップとしての心構えが、散りばめられていた。
「脅しに負けて屈するか、それとも戦う姿勢をとるか、
試されているのは我々の覚悟だ」
「これは我々が超えられなければならないハードルです」
「我々がやるのは敵討ちではない。このアジアの海での
軍事侵略がいかに傲慢で無謀で愚かなことか、
力でしかわからないのなら力で知らしめる。
防衛出動とはその力のことだ」
「戦わなければ守れないものがある」「迷ったら撃て」
究極の選択をしなければならない時、この考えがあるから、
彼は冷静に判断して指示を出せるのだな、と思った台詞が
「力を持つと言う事は必要な時に、
ひるむことなく、それを使うことだ」というもの。
力を持っても、それを使うが出来なければ、なんの意味も無い。
それは主人公だけでなく、総理大臣であれ、同じこと。
その力を活用して出来る最良の選択をすることこそ、
トップに求められる資質であると教えられた。
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