家(うち)へ帰ろうのレビュー・感想・評価
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命の恩人に会いに・・・。
昔お世話になった恩人に会いに行くというストーリー。
なかなか島国育ちの日本人には理解出来ないけど、
人種差別で苦労した過去とか関係しています。
気になったのは、老人になっても子供は頼りにならないと言うこと。
この映画でも親の資産を子供達で勝手に分けてしまって、
親は老人ホーム行き、貯蓄も大事だけど程ほどにしないと墓場に持って行けないと思った。
掘り出し物
一言「予想の斜め上をいく、奥深さ」。
◎よかった点◎
・見る前は「老人が友の元へスーツを届ける」珍道中かな、と見始めました。
孫娘と小遣い交渉をしたり、道中で居合わせた人たちに助けられるなど。
頑固さからくるコミカルな面もあったけど。
1945年、ホロコースト。
若き日の戦時中の苦労話が随所に挿入されていて、胸が痛む。
・アルゼンチンからヨーロッパにやってきて。
「ドイツの地を踏むことなく、ポーランドに行きたいんだ」。
何を言い出すんだ?と思ったけど、それはいかに辛かった昔の傷がそうさせるんだな
(道中窃盗に遭い、飛行機代はない)。
・道中助けてくれた若い世代(老人から見たら)。
戦争も遥か昔の出来事になり、平和な今を生きている象徴として。
老人を手助けする様がいい。ウイットにも飛んでいたりね。
・老人のラスト、友はそこにいるのか。「母を訪ねて三千里」的に、胸熱&ウルウル。
△いまいちなちな点△
・なし。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「会えないことも会うことも、こわい」by主人公。
事実を無視した作品
当時のヨーロッパはドイツだけでなく各地でユダヤ人差別はあった。スイスのような国ですらユダヤ人の資産をいい人ぶって略奪してる。こういう事実はまるでなくドイツだけが迫害をやっていたという事を喧伝する映画だった気がします。
長い間喧嘩別れした娘に会いに行ったところが全然感動的にならなかったのは現実的で良かった。
自分を救ってくれた友人に70年ぶりに会いに行く。 その再会シーンが...
自分を救ってくれた友人に70年ぶりに会いに行く。
その再会シーンが全てで、後は時間つなぎのようにしか見えなかった。
娘たちから厄介者扱いされているくだりなどは別に要らなかったのでは。
破綻なし。驚きもなし
アルゼンチンで暮らす年老いたユダヤ人が、かつて暮らしたポーランドに友人を探して旅に出る。ザ・ロードムービー。
映画として通常期待される笑いと涙のタネは提供される。
それ以上は望んではいけない。
イヤな言い方だけど、それだけ。
ザ・平凡作。
ラストの台詞は、心ぜんぶに染み入る。
動かなければ出会いはなく、一緒に過ごした時間がなければ別れを経験できない。人と過ごした時間が、自分を変えて行く。出会いと別れを繰返して、人生は動き始める。そんなことを教えてくれるような素敵な映画。
再開の感動が味わえると思ったけど
しんどかった。主役がおじいちゃんだからか観てるとずっとしんどかった。動きが遅い、足が悪くひきづって歩く、あげくに最後は車椅子。もっとパッパッと動けと内心思ってしまう。イケメン、美女がおらず外見で楽しめるシーンがなかった。内容はごくごく普通。戦時中迫害されたユダヤ人が命を助けてくれた恩人と70年振りに再会を果たすというもの。再開時も特に感動なし。二人の過去のいきさつの描写にそれほど強いインパクトがなかったからか。なんか物足りなさを感じた。
エンディング
これは生き方、生き様の映画。主人公は子供の頃に持ち合っていた大切なものを別れてからも離さず内に持ってその後の人生を生きてきた。そして、自身の道程の終盤に入り 最期に約束を果たすべく旧友に会いに行く、自分の作ったラストスーツを彼に渡すため。そして迎えうつ友の言葉は、うん、アブラハム 「家へ帰ろう」 かつて育った そして共に遊んだ
その場所に 。
忘れられない苦しみと向き合う
ホロコーストを題材にした部分がありながら、その部分の描写は簡潔に済まされる。でも所々に主人公の頑固さとともにずっと背負ってきたトラウマと戦っていることが感じられた。
第二次世界大戦を実際に体験した人がどんどん減っている中で、その辛さとどんな風に向き合ってきたかがリアルに感じ取れる映画。
二本立て一本目、今日の伏兵。 冒頭のしたたかな少女が面白い。怒りつ...
二本立て一本目、今日の伏兵。
冒頭のしたたかな少女が面白い。怒りつつもこれを愛す主人公。この主人公爺さんもセコイのか太っ腹なのか、よく分からず(笑)
いい人ばかりが爺さんの旅をサポートしてくれます。
戦争のむごさ、とりわけユダヤ人にとって。それを感じさせます。ドイツ人って周辺国から嫌われてるの?日本程のイメージはないけど。
変に感動的に描こうというところがないのがいい。ラストはけっこうグッときます。見て損のないいい作品です。
思ったより奥が深く泣きました
頑固じじいのコメディと思い見ましたが、良い意味で期待を裏切る内容でした。
じじいの皮肉に笑い、優しさに笑い、人々の優しさに癒され、歴史に涙しました。加えてヨーロッパの風景、しかも行ってみたい国が多く出てきて、映画館で観る醍醐味がありました。
忘れかけていた歴史を、この映画は思い出させてくれます。
また、国や人種や世代の違いを良く表現しています。
是非観るべき映画です。
うちヘ帰ろう
いつもおもうのですが現実にああいう良い人ばかりがいる訳では無いのでしょうが感動する映画です。孫のせびり形にも現実感が溢れています。親子の間にもほのぼのした感じもあり、現実感もあり上手く描けていると思います。映画は
単純に面白くて泣ければ良いのかもしれません。
偏屈ジジイの友を訪ねて三千里
アルゼンチンに住む88歳の足の悪いお爺さんが、いきなりポーランドを目指すお話。
母を訪ねて三千里のマルコよりかは旅の苦労はありません。(93分映画だし当たり前か。)現代的に軽すぎたのも私の評価に繋がらない一因。
まあ、いきなりポーランドへ行く理由も足が悪い理由も序盤語らず、徐々に判明されて行く。
序盤当初から家庭事情があるにせよ、余りにも偏屈なジジイ姿が自分の親父にかなり似ており、あの認めない姿や変な所で頼ってくる姿には正直共感出来なかった。(重ねちゃいけないとは思うが、、、。)
ポーランド行きに対する行動は戦争の歴史があるにせよ、彼の想いがあるにせよ、そこにこの映画の面白さがあるにせよ、高評価の皆様程は楽しめなかった。
さらっと過去ホロコースト事情、70年来の友人との再会を描いた良作と言う事は認める。
しかし、父と娘のあの腕の刺青理由も語って頂きたかったものだ。(大体検討はつくが)
最後は良かった。
【70年前の恩義に報いる、88歳の男の極上のロードムービー。傑作である。ラストの多幸感は忘れ難い作品でもある。】
ー2018年末に観た極上のロードムービーが地元の映画館の大スクリーンで週末から掛かるので、投稿。(関係者では勿論ありません)ー
幼少期のナチスから受けた忌まわしい記憶が根深く残るアルゼンチン在住の老人がある想いを遂げるために多くの人に支えられながら(含むドイツ人)故郷へ向かうロードムービー。
人の善意に支えられ(ある地域を通らずに)国境を越えていく”相棒ツーレス”と88歳のアブラハムの姿。
原題:THE LAST SUIT。
彼の信念を貫く強さとラストには涙が溢れる。
随所に笑いも散りばめられ、飽くことがない極上のロードムービーである。
ええ、勿論再度大スクリーンで観ますよ、私は・・。
<2018年12月29日 伏見ミリオン座にて鑑賞>
<2019年1月 地元の劇場で再鑑賞>
分かり易くて面白い❗
星🌟🌟🌟🌟ちょっと難しい作品かなと思ったのですが、全然そんなことなくお年寄りから若者まで楽しめるロードムービーでした❗軽めのタッチでドタバタしながらストーリー展開していきますがナチスの虐殺や死の行進など第二次世界対戦のことも盛り込んでいて楽しいなかにも戦争についていろいろ考えさせられる作品でした❗特にドイツの駅でドイツ人の女性と話すシーンの妹が1ヶ月遅かった❗のひと言は涙をそそられました❗ストーリーもいいけど主役の俳優さんが凄く良くてラストも涙ものでした❗オススメの作品です❗
軽妙過ぎる
施設に入れようとしている家族から逃れて70年前の命の恩人に会いに行くロードムービー。ホロコーストを題材にしながらユーモアを交えて軽妙に語っているようだが軽妙過ぎる印象。頑固爺さんの気儘な一人旅でしょうか。
2019-48
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