「日本の未来?いや、既に日本の現状?」判決、ふたつの希望 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
日本の未来?いや、既に日本の現状?
レバノンの首都ベイルートで起きた、パレスチナ人男性とレバノン人男性との間のトラブル。小さなトラブルだったが、互いに引くに引けない対決になってしまい、トラブルは裁判所へ。そして、その裁判は、国を揺るがす事態に発展する。
コンビニに行けば外国人が働いていて、居酒屋に行けば外国人が働いていて、ファストフードでも同じ・・・。日常生活で、日本人とは違う感性、違う文化を持つ人たちに接することが、以前よりも多くなってきていますが、それでも、この映画で描かれている様な、微妙な世界と言うのは、まだまだ日本人には縁遠い世界なのかもしれません。
それでも、日本人の人口減少が起きている今、移民政策もささやかれています。そうすれば、この映画で描かれている様な、異なる文化、異なる感性を持った人と、もっと普通に接する事になります、そしてそれは、日本人同士ではトラブルにならないことであったとしても、トラブルに発展してしまう可能性を示しています。
でもまぁ今の時代、日本人同士でも“あの人、何考えているんだろ?”と思う事も少なくないので、この映画で描かれている事は、実は自分の明日を描いているのかもしれませんね。
しかし、ネタバレになるのであまり詳しくは書きませんが、弁護士を選ぶときは、慎重に選ばないと、自分の望む事とは違う方向に話が進んでいきかねないですね。気を付けないと。
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