「命のバトン」洗骨 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
命のバトン
今年2月に観た「かなさんどー」がとてもよかったので、同じく照屋年之(ゴリ)監督・脚本の本作をDVDで観賞しました。美しい奥さんに先立たれたダメ親父と残された子供達との不和と和解っていうあらすじは似てますが、作品の雰囲気はかなり違った印象でした。個人的には、「かなさんどー」の登場人物の方が魅力的で、クスッと笑えるシーンもたくさんあって好みでした。洗骨という風習は、今作で初めて知りました。今は、一部の離島を除いてなくなったようですが、なかなか強烈な文化だと思いました。こういう儀式を通じて、否が応でも死を直視し、自分の命が先祖から受け継がれ、子孫へバトンを渡すものであることを肌で感じられるんだなと思いました。
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