雪の華のレビュー・感想・評価
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泣きました
とにかく1つ1つの言葉が胸にしみる作品でした。
フィンランドから帰ったみゆきがお母さんに「今日は怒らないで。私頑張ったんだよ。一生分頑張った。」と言うシーンで自然と涙が流れました。
そしてみゆきの病気を知ったゆうすけがみゆきを追いかけて冬のフィンランドで再会するシーン。
みゆきが「ゆうすけー会いたいよー。ゆうすけが大好きなんだよー。」と叫ぶと、後ろからゆうすけが現れます。
そこで契約をやり直すと言ったゆうすけにみゆきが「今度はいつまで?」と聞くとゆうすけは「俺たちが死ぬまでずっと」と答えます。
このシーンは涙なしでは見られませんでした。
私が特にグッときたのはこのゆうすけの「俺たちが死ぬまで」と言う言葉です。
余命1年を宣告されて先が長くないだろうみゆきと違って、ゆうすけは余命を宣告されていません。
ゆうすけがここで「死ぬまで」ではなく敢えて「俺たちが死ぬまで」と言ったのは、みゆきが亡くなってしまっても自分は死ぬまでみゆきを愛し続けるという意味なのではないかなと思って涙が出ました。
微妙
終始、微妙。とにかく雑。
一回の映画の中でフィンランド行き過ぎ。
最初っから2人でオーロラ見に行けばいいじゃんとしか思えない。
2回目追いかけてフィンランド行く意味がわからない。医者だって行っておいでってなってたレベルの病気なんでしょ?日本で待ってろよ。あんな必死に雪道走らなくても、、、ギャグかと思った。死ぬぜ。
そして雑。結局病名もわからない、余命1年に見えない。余命宣告してる人間にフィンランド行きOKするのか医者は❓飛行機のエコノミー馬鹿にするな、すげーしんどいんだぞ。元気な人間でも具合悪くなるレベルだぞ。まさか毎回ビジネスで行ったならどんだけいつも金あるんだ。
心臓痛くなったり、頭痛くなったり、なんの病気だよ。
ラスト「長生きしちゃうかも」→でしょーよ。病名もわからないし、病人に見えないもんな。取って付けたような車椅子。車椅子乗らせておけば重病に見えると思ったのか?
登坂さんの喋りのくせが気になる。語頭にアクセントつけて強く言う感じ。冒頭、それが多すぎてすごい気になった。
両親いないくてカフェで働くってそれで姉弟養っていけるのか?フィンランドいきなり行く金あるのか?設定が雑なんだよ。
仕事先のオーナー。スパイスになる色物キャラを置きたかったのはわかるけど、全然面白くない。芝居がオーバーぎみで、こうやったら面白いでしょ?みたいな感じがして冷める。
批判ばかりが気になってしまう、、、
良かったポイントは中条ちゃんの「今日は怒らないで」ってとこ。親に対してそうなる気持ちわかる。今までそんなセリフ他の映画でも聞いたことがなかった。
恋愛映画だから細かい設定は気にしないやら、映像美やら言ってるレビューもあるけど、私はそれは違うと思う。キャラや物語設定、辻褄、伏線、いろんなものを消化してやっとキャラクター達に感情移入出来て、映像も映える。大切なものをないがしろにして映画と言えるのか?
まぁ
それにしても全く泣けなかった。CM過剰。あれは私、今日泣きに来ましたって気持ちで映画見ちゃうわ。みんなどこで泣くんだ、教えてくれ。
キュンキュンしました
中条あやみさんがとても可愛いかったです。ドクターとランチしている所を目撃して嫉妬するところとか、フィンランドのホテルでノックしようとした所とか、契約のはずがどんどん彼女を好きになって行ってるところが個人的に大好物な要素満載の恋愛ストーリー、史上稀に見るキュンキュン度で、あっという間に終わり大満足でした。ストーリーもですが北欧雑貨から目が離せないし、余命があるといっても亡くなるところは描かれておらず景色も素敵で、幸せな気持ちで見終わることができたことも良かったです。
雪景色は見もの
純愛で、病気で泣かせるジャンルってこんなものなのでしょうか?
とにかく先が読めてしまいます。
期間限定の恋人だけど結局は両思いになって
フィンランドでオーロラを見る夢が叶う んだろうなぁ
と、思いながら見てました。
同年代の、少女漫画が好きな女性にはウケる作品かもしれませんが、私には合わなかったかもしれません 笑
雪の景色はとても美しく見ものだと思います。
あと、中島美嘉の「雪の華」を 改めて歌詞を意識して聴くのも面白いかもしれません。
この曲からできた映画みたいなので。
ノベライズを先に読む
1年前から楽しみにしていた『雪の華 』待ちきれなくて小説を先に読みました。
笑える泣ける、ただこれ全部映画になるのかなと不安に思っていたら、やっぱり切り取られ過ぎていてがっかりでした。
フィンランドでは美雪の両親が出会った博物館に行って素敵な出会をしたシーンが欲しかったな
ディナーと市場と教会だけ??
病院でのシーンは美雪母から真相をSkypeで直接聞くにして欲しかった、だから悠輔はフィンランドに迎えに行く決意をするわけだから
若村先生のあんな簡単な説明にがっかり
ただエンドロール途中のシーンは良かったです、あの終わり方だからかろうじて☆4です
映画ではないが葉加瀬太郎の雪の華サントラ盤もかなり良い、サントラには普通は主題歌は入らないが中島美嘉が歌う雪の華がボーナストラックで入っています、サントラを聞くと映画の名場面が思い出されます
ここから記録として追加
結果トータル7回見ました。3回目くらいから小説との差は気にならなくなり映画内容で理解出来るようになりました、毎回涙が出た
悠輔から美雪に対して『好き 』というちゃんとしたセリフがなかったことが残念でした
そして三代目の臣くんは、これが映画出演最後にするようなのでほぼ毎週通って見ました、残念もっと作品見たいと思った
大切な人と一緒に観て下さい♪
女の子は別れ際に振り返って確認するんです!男性陣ご注意下さい!と、映画を観たばかりなのに怒られました…
難病モノで最後には泣かせようという単純な映画だと思っていたのにちょっと違っていました。余命宣告を受けたにも関わらず、大声を出すことで残りの人生を前向きに生きることに価値を見出だした女の子。100万円払って一か八かの大勝負や、持ち金叩いてオーロラ見に行ったりとか、普通の病人には出来ることじゃない。
それに、期間限定の恋人に対して病気のことを隠し通したことが凄い(これが最も意外だった)!それが「契約違反だ、やり直そう」に繋がり、泣かされました。
単なる恋人契約だったのに互いに徐々に惹かれ合う二人。医者と楽しそうにしてるところを目撃して嫉妬心が生まれるところもいい。
日記の伏線で思い出したのは『死ぬまでにしたい10のこと』
海外の作品には似たようなリストアップものが量産されましたが、こんなに純粋なものは観たことがなかった。最近は障害者のセックスの欲求を描いたものも多いし、死ぬまでにセックスをしたいという作品が多い中、「オーロラを見たい」「恋をしたい」と、全てが少女漫画チックで純心なあやみに心揺さぶられて、つい応援したくなるのです。
若者よりもむしろ中高年の男女向けの作品だったんじゃないでしょうか?今の若い子にはこんな少女漫画チックなキャラやストーリーは似合わないと思います。かつてりぼんやマーガレット、そして少女フレンドを読んでいた方にオススメです😌💓
中島美嘉さんの名曲
うーん
「不治の病」や「号泣」気を取られているレビューが多い気がしますが、、。
正直広告のように号泣する映画ではありません。
ストーリーも2時間に収めるためにバタバタと進む印象も受けます。
ですが、あくまで中島美嘉さんの名曲『雪の華』をテーマにしたストーリーということを忘れないでほしい。
そして、季節も感じて欲しい。
冬から始まって冬で終わる。
エンドロールで曲が流れ
「今年最初の雪の華を
二人寄り添って眺めているこの時に
幸せが溢れ出す」
という歌詞のあとのワンシーンの意味が
すごく儚く切なくて
抱き寄せる登坂さんと中条さんから
本当に幸せが溢れ出しているようで
映画の中で一番感動しました。
もっと上手に二人を演じれる方はいますが
綺麗なストーリや素晴らしい演技ではなく
曲の世界観を伝えるためには
この二人しかいなかったのではないかなと思いました。
寄り添える人がいる幸せや
一緒に季節を感じれる幸せを見た後に深く感じました。
美しいものだけが見られるファンタジー
まず、この映画につじつまが〜とか100万円て〜とかリアリティーが〜とか言う奴は野暮。そいつはこの映画に向いてなかった、本質が見えなかった。それだけのことだ。だってこれは恋愛映画でありファンタジーなのだ。
お前はゴジラを見て「ゴジラなんて実在しないからリアリティがない」と言うのか。言わないだろ。それぐらいの感じである。
そして、余命ものは…とか言ってるのも野暮。
これは中条あやみちゃん演じる美雪が死んじゃう話じゃなくて、残された余命の中でどれだけ精一杯生きられるか、の『生きる』物語なのだ。
悲しさはあるが、それは悲壮感ではない。余命が1年だろうが50年だろうが、美雪ほど懸命に生きて、人を愛して、人に愛されたらそれは『幸福』だ。
悠輔の不器用ながらもさらっと見せる彼氏感が『少女漫画かよ!?』と思わずにはいられないだけど、いいんだよ少女漫画なんだから。
それを登坂さんが違和感なく具現化してたのも良かったし、二人ともとにかく可愛かったの一言に尽きる。
ラスト、エンドロールでの美雪の台詞に「うん」も「当たり前だろ」も言わずにただ美雪を抱き締める悠輔の表情(すげぇいい)(意味わからんぐらい「愛しい」って顔してる)に、死ぬまでってきっと美雪がとかじゃなく悠輔が死ぬまでなんだろうなって思って素直に泣きました。
悪くない!
普通に3回ほど号泣ではなくジワリと泣けました。
とにかく中条あやみあっての映画だと思うと納得のいく作品です。ストーリーが進むにつれて魅力的になっていく表情にやられました。
豪華キャストで固めないことがヒロインをより際立たせたと思います(登坂広臣には申し訳ないが脇役です)。
病気で苦しむ描写がなかったのも高評価。
残念だったのは雪の華が1度しか聞けなかったこととCMが集客を期待させすぎた事くらいです。
泣く気満々の方は観ない方が懸命かと思いますが、中条あやみファンにはオススメです。
予告が良すぎた。
予告に惹かれて、観に行った人もいるんじゃないかな?て思うくらい、予告が良かったんです。あまり映画館に行かないわたしがすごく楽しみだったのですが…
美雪(中条あやみ)は余命宣告を受けるわけなのですが…。一体なんの病気なのかがわからないまま。MRIの映像があるので脳系?かと思いきや、心臓?てジェスチャーもあり…いろいろリアルに欠ける。
悠輔(登坂広臣)はぶっきらぼうだけど実は優しいって設定だけど…その前に棒読みが気になりすぎて…集中できない。
お金で契約した期間限定の恋人から始まる2人の関係が本物になっていく過程が雑。美雪が悠輔に惹かれたひったくり事件もどこに惹かれたのかが謎。追っかけろっていきなりひったくりに遭ってふつうの女の子が追っかけれないだろう。怖いわ。
映像も音楽もきれいで良かったから、もう少し2人の感情の描写も繊細に丁寧に描いて欲しかった。病気の設定ならそこにもリアリティが欲しかった。結局、どうなったの?ん?てモヤモヤする内容でした。
最終的に何に惹かれて、そこまで好きになったのかもわからない。
そして悠輔、海外におっかける経済力があれば、お金に困って契約恋人なんかやらなくても良かったような…笑
しかも、親もいない設定だし、おうちも決して裕福そうなでもないし。まず、カフェバイトみたいなことで家族支えられるわけもないし…
最後のフィンランドで、死ぬぞ!て言われた雪道?雪山?を超えて、美雪と無事に再会…
いやいやいや。死ぬから!ふつうに!と思いながら、真面目なのか笑わせたいのか…事あるごとに突っ込んでしまう箇所がいっぱいでした。
なんだか、いろいろもったいない作品でした。絶対泣く!て思ったけど、ちっとも泣けない。
期待が大きかっただけに正直…
主演二人の演技はよかったのではないかと思います。むしろあのストーリーを初々しい距離感を感じるような演技でカバーしていたと思いました。
とにかくストーリーと設定が微妙。開始そうそうやばさが伝わってきてしまった。CMでさんざん余命一年をうたうわりに病気はふんわり謎の雰囲気設定。100万円のくだりも主人公が直接関係する原因でお金が必要だったわけでもない。ガラス職人云々の設定もふんわり。恋愛映画だからそれでいい、みたいな理由があるのかもしれないけどあまりにも軽い。だんだん本気の恋になっていく過程もすっとばす。その台詞、ヒロインに言わせてショートカットしますか?っていう台詞もある。だいたいどの作品もタイトルにかかる台詞や、印象が強い台詞があるけどそれもない。恋愛映画は悲恋もベタなものも何本も観てきているけどここまで共感できない話はなかった。肝心のフィンランドもそこまで印象に残らないほどあっさり…。ここから「余命」が活きてくる展開がはじまるのか、とおもったら暗転して終わる。
おまけに最後のあの台詞。最後までダメ押しでふわっとさせるので笑ってしまいました。いくつかある設定のうちの、どれか一つくらいリアリティを持たせてもよかったのでは?
主演二人のコアなファンの方ならば楽しめると思います。
多分もっと深みを持たせた本当の大人の恋にできたと思うので
話に関しては残念でした。韓国あたりでリメイクしたらもっと良くなるんじゃないでしょうか。
色々書きましたが作品は良し悪しではなく、観る人の感覚に合うか合わないかだと思います。私には合わなかった。それだけです。
ツボだった
ハンカチ忘れて持って行かなかったら、涙止まらず大変でしたよ。
涙目のままパンフレット買いに行ったら、売り切れで更に涙目・・・。
橋本監督、『羊と鋼の森』の雰囲気が好きだったので、この作品も雰囲気が良いんじゃないかと、期待して鑑賞しに行ったんです。
そしたら、期待以上に映画そのものが好きな作品でした。
それから、主役の中条さんと登坂さん、絵になる二人だから雰囲気良いんだろうなとは思っていたんだけど、想像以上に良かった。
登坂さん、最後までぶっきらぼうな感じなんだけど、それがこの映画に合っている気がしました。
それで、偶に見せる笑顔がかわいく見えるんですよね。私、おっさんだけど。
そして中条さん、本当に良かった。
結構アップのシーンがあったんだけど、その時の目の表情が良いんですよ。目にいろんな感情が、ちゃんと乗っかってる様に感じました。
フィンランドでの「私、悠輔のガラス好き」の時の目とか、良かったな。
それで、映画自体なんですが、前半意外とクスッと笑えるシーンがあるんですよね。
なので、温かい気分になって、美雪の行動が微笑ましく思えてきます。
結果、美雪の事を見守るような感じで、応援したくなりました。
又、美雪の事を応援していると悠輔の人となりも見えてきます。
そうすると、この二人、意外と似た者同士に思えてくるんです。
価値観も合うんじゃないかな。二人が惹かれるのは自然に感じました。
本当の事を、声に出来ない不器用な二人の恋。迫ってくるお別れの時・・・。
もう涙が止まりません。
「今日は怒らないで」のシーン。
観ている私も、「うん、頑張ったね」って、声を掛けたくなっちゃいました。
さて、クライマックスに向かう場面、ちょっとやり過ぎかなと思ったんです。
でも、再会のシーンまでくると、ここまでやり過ぎてくれると、案外いいもんだなと。
そしてラスト、私は綺麗に終わったと感じました。
それで、中島美嘉さんの『雪の華』で美しく終わると思ったんです。
そしたら、エンドロール途中で、もう1シーン有ったんです。正直、蛇足かなと思いました。
でも・・・。
最後の台詞が凄く良かった。
微笑ましいんです。
それでいて、本当にそう思ったのだとしても、美雪の優しい嘘だとしても、どちらでも、それまで二人で過ごした時間の掛け替えのなさを表現してる気がして、涙腺崩壊しちゃいました。
この映画、私は好き・・・、いや、ツボでした。
脚本がイマイチ
もっと雪の華の歌詞を再現するような出来上がりなのかと思っていたので、最後の最後で無理やり雪の華の歌詞に繋げてきた感がした。
雪の華の歌詞の
誰かの為に何かをしたいと思える事が愛だと言うことを知った
この部分をもっと強調するよなストーリーがあるとストーリーに重みが出たと思う。
100万でお店を助けた描写も雇われではなくユウスケが自身でお店やガラス工房をやっていてそれを助けるような形のが良かったと思う。
演技は置いといて登坂君かっこよかったので星2つで!
中条あやみが尊い。
とにかく美雪(中条あやみ)がかわいい。胸アツ応援上映で叫び散らしたいくらい。
なんとなくハッピーエンドで終わったんだけれども、なにが悠輔(登坂広臣)をフィンランドへ行くまでに突き動かしたのかが上手く描かれていない気がしてしっくりこなかった。
2人の心情の変化にいまいち感情移入できなくて、これは映画サイズだから仕方ないのかな。
細かいことは気にしない方が楽しめるとは思うのですが、
・2回目のフィンランド渡航は、なぜ美雪とタイムラグがあったのか。すぐに追いつけたんじゃないの?
・レヴィに到着して、「タクシーもねぇのかよ」って途中雪の中を走るシーンがあったけど、フライト前後とか調べられたんじゃないの?
・確か冒頭のレントゲンが2017年12月22日。2018年12月19日に2回目の渡航。1年経過して入院に専念しているはず、危篤になっていてもおかしくない時期にフライトできる体力があるのはなぜ?
などなど色々ありますが、ぜんぶ赤いオーロラが奇跡を起こしてくれたってことで、まぁいっか!
ちゃんと冒頭の伏線を丁寧に回収したってことなのかな。
葉加瀬太郎の音楽が非常に良かったので、泣かせてもらいました。
映画と呼びたくない
つまんないだろうなと思って見たが、その上を行くつまらなさだった。
「8年越しの花嫁」との時もそうだけど、この監督と脚本は恋愛も病気も本気で描くつもりはない。ただ人気のタレント目的の若い子供たちが観に来てくれたら真剣に映画なんて作らなくても稼げるんだろうか。若い子が好きなように作るってことも才能かもしれないけど、そんなことしてもただ映画というジャンルを貶しているとしか思えない。私はそういう映画が他の素晴らしい映画と並んで上映されていることが許せない。
まず、脚本が練られていない。ストーリーが不自然。主人公の女性がなぜオーロラにそんなにもこだわるのか全くわからない。心理描写も心の声や独り言ですませて演出しようという気もない。本当に怠惰な映画である。
恋愛映画なのに「恋に落ちる」ことを製作者が真剣に考えていない。人間はどういう時に恋に落ちるのか。顔が好みだったとかデートして楽しかったとか様々だ。また恋をすると人間はどんな風になるのかという描写が恋愛映画の楽しいところだ。だが、この映画は恋をする過程が全然わからない。お互いがどこに惹かれているのかとかわからないし、いつのまにか好きになっているから観ている方は感情移入できない。この映画の中で主役の男性はぶっきらぼうだけど優しいという設定だけど、ひったくりにあった女性に「追いかけて取り返せよ」とどなるハラスメント男だ。主人公の女性に100万円で1ヶ月間恋人関係になると契約したのにデート中にため息ばかり。「こんなのでいいの?」とか「こんなんで満足?」とか女性を馬鹿にしており、価値観の違いが明らかである。女性の方も内気なようでいきなり明るくなったりと人物描写が下手なためにどういう人間かが終始わからなかった。これも感情移入できない所以だ。病気というものをロマンスの都合の良い道具にしているのも不愉快。病気を行動の理由にしておきながら、病気によってどんな生活の制限があるのかはほとんど描かない。最後の場面で女性が「なんか長生きしそうな気がする」って言って二人で微笑むんで終わり…って病気をなめてるのか。
中島美嘉の歌の「雪の華」を題名にした意味も全くわからない。歌詞がストーリーにあってるってそんなものは大体の恋愛映画に当てはまるだろうね。私だったら「VOICE~契約から生まれた愛~」か「赤いオーロラの奇跡」とかクソダサいタイトルをつけるだろう。
悲劇なのに悲劇にしない、ファンタジー
いい意味で裏切られた。登坂広臣と中条あやみの美男美女ラブストーリー。余命宣告されている女性が人生初の恋をするために、いい男をつかまえて、ひと月限りの恋人契約する…と聞くと、どうせ都合のいい泣かせストーリーだと思ってしまう。
ところが、これはよくできている。
展開に無理がないし、まんまと伏線の”ガラス玉に映ったオーロラ”に泣かされてしまった。ああっ。
やはり岡田惠和のオリジナル脚本を褒めるしかない。悲劇なのに悲劇にしない。病名などは明らかにしないなど、シビアなリアリティ追求ではなく、ある意味ファンタジーだ。
設定は、"脆くはかないもの"で統一されている。"雪"、"雪の結晶(雪の華)"、"オーロラ"、"ガラス職人"、そして"生命"。
本作は、2003年に大ヒットした中島美嘉の「雪の華」(作詞:Satomi/作曲:松本良喜)をモチーフに書かれている。楽曲「雪の華」は、中島本人によって紅白歌合戦で2度歌われ、また国内外のアーティスト30組以上にカバーされている。まさにスタンダード曲である。
映画がファンド化した結果、"映画に疎い投資家たち"を口説くため、誰もが知っている失敗しないヒット作品を求めて・・・世界中の原作が争奪戦となっている。それは小説・マンガ・アニメ・伝説の有名人やリメイクなど、最近の映画を思い浮かべれば、8割以上がそのパターンだろう。
そんな中、もうひとつの"原作ネタ"が、作詞によるストーリー性を持ったミリオンセラー歌曲である。100万人以上がモチーフを知っていれば、大ヒットの近道ではある。考え方はうさんくさいけどね。
ちょうど、GReeeeN自身が脚本にも参加した「愛唄 -約束のナクヒト-」(2019)も公開中だ。こちらも別の意外性が楽しめた(そちらを読んでね)。
ヒット曲にはリスナーそれぞれの思い出やストーリーがある。なので、本来こういった映画化は、楽曲の世界を狭めてしまう。
中島美嘉も発売当初(2003年)には、楽曲に余計なイメージを付けたくないと、CMタイアップを拒否したほどの思い入れがありながら、15年も経てばいいのだろうか? 本人がいいなら、いいけど。
監督の橋本光二郎は、丁寧に美しい映像を紡いでいる。少しドローンに頼りすぎのきらいもあるが、特に日本人にとっては異国フィンランドの風景は新鮮に映る。あえて定番のオーロラは置いておいて、夏のフィンランドのシーンが見どころである。
中高生向けのしょっぱいラブストーリーが多いなか、主人公カップルがビールを飲んでいる、大人も見られるラブファンタジーである。
(2019/2/2/TOHOシネマズ日比谷/シネスコ)
酷い
まず、初っ端から突っ込みどころ満載です。
そんな服装でオーロラ鑑賞は無理です。 間違っても、あの服装でオーロラ鑑賞してはいけません。
日本でのクダリはダルすぎて要らない。 幼稚な少女漫画のレベルなのかな?
フィンランドでの撮影はあれで良かったのかな? ラップランドまでVR(電車)で行くのは遠すぎるし、急いでるならまず除外する選択肢のはず。 乗り継ぎならヴァンター空港から1時間程度でレヴィの近くのキッティラに着けます。 だから、謎。
男の服装も謎。 北海道でも寒いような格好でレヴィまで走らないで。 間違いなく凍死するから。
あと、最後のオーロラ待ってる場面、明るいうちからオーロラ待つなんて、そんなのありえないです!! しかもやっぱり軽装で(笑) 何回も言うけど、凍死します。 で、最後のオーロラ、、、合成て。
フィンランドの良い所とか、全く伝わらない。 よく放映したな(笑)
涙が止まらなかった
とても命の大切さを教えてくれる映画だった。
映像が一つ一つ綺麗で、感動したのと、
ないよりも中条あやみさんの演技がとてもすごくて、
ラスト30分は涙が止まりませんでした。
無事、オーロラを見れたシーンは、本当に涙が止まらなかった。あと2回は見れると思いました。
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