「予告が良すぎた。」雪の華 砂夜さんの映画レビュー(感想・評価)
予告が良すぎた。
予告に惹かれて、観に行った人もいるんじゃないかな?て思うくらい、予告が良かったんです。あまり映画館に行かないわたしがすごく楽しみだったのですが…
美雪(中条あやみ)は余命宣告を受けるわけなのですが…。一体なんの病気なのかがわからないまま。MRIの映像があるので脳系?かと思いきや、心臓?てジェスチャーもあり…いろいろリアルに欠ける。
悠輔(登坂広臣)はぶっきらぼうだけど実は優しいって設定だけど…その前に棒読みが気になりすぎて…集中できない。
お金で契約した期間限定の恋人から始まる2人の関係が本物になっていく過程が雑。美雪が悠輔に惹かれたひったくり事件もどこに惹かれたのかが謎。追っかけろっていきなりひったくりに遭ってふつうの女の子が追っかけれないだろう。怖いわ。
映像も音楽もきれいで良かったから、もう少し2人の感情の描写も繊細に丁寧に描いて欲しかった。病気の設定ならそこにもリアリティが欲しかった。結局、どうなったの?ん?てモヤモヤする内容でした。
最終的に何に惹かれて、そこまで好きになったのかもわからない。
そして悠輔、海外におっかける経済力があれば、お金に困って契約恋人なんかやらなくても良かったような…笑
しかも、親もいない設定だし、おうちも決して裕福そうなでもないし。まず、カフェバイトみたいなことで家族支えられるわけもないし…
最後のフィンランドで、死ぬぞ!て言われた雪道?雪山?を超えて、美雪と無事に再会…
いやいやいや。死ぬから!ふつうに!と思いながら、真面目なのか笑わせたいのか…事あるごとに突っ込んでしまう箇所がいっぱいでした。
なんだか、いろいろもったいない作品でした。絶対泣く!て思ったけど、ちっとも泣けない。