劇場公開日 2019年2月1日

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「フィンランドの雪景色が美しい」雪の華 META坊さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5フィンランドの雪景色が美しい

2019年2月3日
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鑑賞方法:映画館

昨年末公開の『ニセコイ』では、女子高生役に違和感しか感じなかった中条あやみも、本作の乙女チックなヒロイン役はよく似合っている。

登坂広臣の演技も悪くない。
ひょんなことから突然始まった恋人ごっこに、最初は戸惑いを隠せない悠輔だったが、徐々に変わっていく深雪(中条)への気持ちを、少ない台詞で上手いこと演じていた。

ストーリーはまさに少女漫画の世界そのもの
で、お約束の展開に予定通りの結末なのだが、最後は全力で泣かせにかかるぞーっと思いきや、拍子抜けするほどあっさり終了。

左隣のお姉さんは、何度も涙を拭っていたが、『君の膵臓をたべたい』や、先月公開された『愛唄 約束のナクヒト』などの余命宣告物で、徳光さん、羽鳥さん並みにボロボロ泣いたおっさんには物足りなかった。

本物かCGかわからないが、オーロラやフィンランドの雪景色が美しかったのと、その映像美にマッチした上質な音楽が心地いい。

ストーリーはベタだが、主演の登坂広臣、中条あやみファンなら、あまり期待しなければ楽しめるかな。

上映が終了して出口に向かって歩いていると、
『可愛いかったし、カッコよかったねぇ』
と、好意的な声と
『中味ぜんぜん無いしぃ、これで泣ける人とかあり得なーい』
と、デカイ声での全否定が聞こえてきた。

META坊