ドヴラートフ レニングラードの作家たちのレビュー・感想・評価
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当時の文化人たちの心象を追体験するような作品
2時間の間、寄る辺のない魂の彷徨を見つめ続ける映画だ。事前の関連知識はあるに越したことはない。70年代初頭、それは文化的な自由度が増したソ連社会に再び抑圧の空気が立ち込めた時代だったとか。ドヴラートフも作家でありながら自らの作品を発表する機会が得られず、この何ら歴史的瞬間のない6日間を切り取った本作でも彼は、ただひたすら音楽のある場所、友人たちのいる場所をタバコを燻らしながら歩き続けるも、光が差す気配は一向にない。他の文化人の中には精神的にギリギリまで追い詰められている者もいる。正直、分かりやすい映画とは言えないし、取っ付き易くもない。6日間の彷徨はあまりに出口が見えないばかりか、人間らしい感情の揺らめきすら忘れそうになる。我々は心の置き所を見失い、ただ幽霊のように漂うのみ。まさにこの心境こそ、当時のドヴラートフを始めとする文化人たちの荒涼たる心象風景だったのではないかとも感じるのだった。
こちらは公式ホームページのポスターにサックスを吹く人が載っていたの...
こちらは公式ホームページのポスターにサックスを吹く人が載っていたのでロシア音楽のお話しかと思いそれなら面白そうと選んだ作品なんですが、作家さんのお話しでした、、
きちんと副題に書いてあるじゃん、作家たちって。。
作家セルゲイ・ドブラートフの半生を描いた内容なんですが、現代ロシアの伝説的作家さんなんですね😲
普段読書をあまりしないので全く知らない方でしたが、、
自分には響くことのない内容でしたけど、126分落ちることもなく鑑賞は出来たので、文学のお好きな方にはたまらない内容かもです。
まるで彼の小説のような映画
どこまで本当か、わからない。
それでいい。
囚人と看守は紙一重ほどの違いが、あるのかもあやしい。
自然な演技、古い自動車、部屋のしつらい、タバコ、ヒー・ライト?(ハイライト)
ジャズ
読んでから観たらもっと楽しめたかも。
観てから読んだが、そのまんまだった。
伝説的な作家を
伝説的に描ききれていない。
そこそこな脚本、そこそこな演出。
氏の存在や作品を熟知していなければ
深く味わえない上級者向けな作品。
ただの偏屈な怠け者の駄々コネ日記。
ストイックと偏屈は紙一重。
時代背景も描ききれていなくて退屈。
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