「人生は、変えられる。許すことで。」ドント・ウォーリー Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)
人生は、変えられる。許すことで。
大好きな「グッド・ウィル・ハンティング」のガス・ヴァン・サント監督なので観てきました。
実在した風刺漫画家ジョン・キャラハンの生涯(この人の漫画はなかなか辛口でシュールなユーモアで、賛否両論あったけど、私はとても好き)。
親に捨てられた幼少期から出自の悩みが深くアル中に走り、車の大事故で障害者に。
どん底の絶望の中から生き方をみつけていく話。
勇気を出して通い出したセラピーでみんなが一緒に最初に唱える言葉⏬
「変えられないものを受け入れる安らぎを。
変えられるものを変える勇気を」
神学者が伝えた有名なニーバーの言葉…
全文はこうでした⏬
「神よ、天にまします父よ、
私たちに変えられないものを受け入れる心の平穏を与えて下さい。
変えることのできるものを変える勇気を与えて下さい。
そして、変えることのできるものとできないものを見分ける賢さを与えて下さい。
われらの主、イエス・キリスト。
アーメン」
まさに、この言葉に凝縮された映画でした。
人生投げやりのどうしようもなかった酔っ払いが、いろんな人に助けられながら自らの意志で改心をすることで、59才までの人生後半は、どれほど心穏やかに生きることができたか。
特に、今まで許すことのできなかった人たちをリストアップして車椅子で訪ねて行き、目を見て謝り、感謝し、ハグして周るうちにジョンの顔がどんどん変わっていく様が、ホアキンさすがの演技でした。
人や、物事を許す、ということは、
自分自身を許すことと同じなのです。
だから、この主人公には本当の心の平穏がようやく訪れました。
そのシーンが素晴らしかった。泣けた。
私も… 許さなければ、あの人を、あの事を、そして自分自身を。
人生は、変えられる。自らの意志で、変えられる。
あら、『グッド・ウィル・ハンティング』の監督さんでしたか、私も大好き作品です👏🏼
人は変えられないのに最近もつい衝突してしまい🗣💥💥👤、相手は勿論 私もカチカチ頑固者で、つくづく一番如何ともし難いのは己であると実感する今日この頃。平穏も勇気も賢さも足りないマン😑#タメイキ#