「生の芸術に通ずるもの」縄文にハマる人々 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
生の芸術に通ずるもの
僕の田舎は東北で、実家の近所に縄文式の竪穴式住居跡がありました。父親の趣味の畑や、近所の畑、あぜ道でも縄文土器の破片がよく見つかりました。また、地名もアイヌ語に漢字を当て字したものだったので、縄文とアイヌとの関係を説く方の気持ちも分かりました。ただ、本当は皆、アイデンティティを求めてるんじゃないだろうかと。個人的には、人工生命学者の池上さんが、脳はあのような紋様をイメージする傾向が高いのではというような話をされてたと思うのですが、それを聞いて、アール ブリュット、或いは、生の芸術と呼ばれる、特定の訓練などされたことのない、知的障害者の方達の作る芸術に通じるものがあるのではないかと思いました。合理性や写実性とは異なる、各々が見えたまま、感じたままを製作物に反映させていくような芸術活動に思えるのです。縄文土器や土偶には、アール ブリュットのような生命の息吹を感じるのです。
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きりんさんのコメント
2019年10月13日
ワンコさん
いっぱいイイね!ありがとうございました、「台風のアラート」かと思ってびっくりしてしまいましたよ~(汗)
8月に親戚を訪ねて青森へ。三内丸山遺跡を感動体験しました。親子で縄文人の衣装も借りて記念撮影♪
僕も子供の頃から土器のかけらを手に思いを馳せるほうだったのでレビュー楽しく読ませて頂きました。
あの頃は津軽は温暖な気候だったのでしょうか?
アイヌ関連では「カピウとアパッポ」を観ました。