「離れていても一緒」アナと雪の女王2 くまのさんの映画レビュー(感想・評価)
離れていても一緒
エルサかっこよすぎ…!
オラフって子どもだったんだ…。
アナの早とちりというか思い込みというか、明るい突進力の強さ
対するクリストフの素朴さが愛しい…!
(アナ雪ってこんな濃い人たちで出来てる作品だったんだ、と衝撃でした笑)
宣伝で期待が大きくなったCGは、期待を超える美麗さで、とてもリアルで、アトラクションのような楽しさでした。
前作がめちゃくちゃ良かったので、続編は難しいんじゃ?なにを描くのだろう…と期待と不安がありましたが、なるほど。エルサの魔法の起源について描かれていました。
魔法はどこから来たのか?…言われてみれば気になるけど、姉妹が離ればなれになる結末は寂しい、というのが率直な感想です。
エルサが生まれ育った城、両親やアナとの思い出がある愛しい生まれ故郷を出たのはなぜなのか?そこがよくわからなかった。
私には、アレンデールが自分の居場所じゃないから出たように見えて、森からアレンデールを守ることに幸せやたのしさ、自分の居場所を見つけたように思えて(正直そうは見えず守ることを課せられたように感じた)、それには共感が追いつかなかったです。エルサにとって「ありのままの姿」で、より自分が生かされるのは森だったのかな?魔法を使うエルサは活き活きしていて本当カッコよすぎたし、魔法の起源やエルサの存在は説明してくれたので理屈ではそうなのかな、と思うけれど、故郷より森を選んだ理由となる説明ではなくエピソードが欲しかったかもです。
観賞しながら、共存を描いて別の暮らしを選ぶもののけ姫、おおかみこどもの雨と雪が頭に浮かびました。どちらも納得できるんだけど、これは、う~ん…。
共感が追いつかなかったので「月日が流れても変わらないものもある、絆はなくならない」という言葉が、説明的な言葉として思い出してしまう…。
続編かスピンオフとかで、森の暮らしをエルサが楽しんでるシーンとか欲しいような気もしますw
ともあれ、相変わらずな熱い絆はビシバシ感じました。泣きました。
オラフの純粋さにハッとさせられ、癒やされました。