「歌に感動して泣いたのは人生で初めて」アナと雪の女王2 ani0225さんの映画レビュー(感想・評価)
歌に感動して泣いたのは人生で初めて
38歳男です。
前作は娘や姪っ子が好きで家でセリフ覚えるくらいリピートしていたので今作は映画館で観に行ってきました。
他のレビュー見ていると前作より劣化しているという声が多数ありましたが私は逆でした。
前作とはコンセプトというか色が変わってしまっているのは否めません。
「アナと雪の女王」というタイトルじゃなくね?って思います。「エルサの道の旅」とかそんなのがしっくりくる感じかな。
少し暗くなってロードオブザリングとかネバーエンディングストーリーのような雰囲気に似ていたように感じました。土の精霊もネバーエンディングストーリーぽかったし。
ファンタジーには欠かせない5つの精霊を司るとかそういう設定は見ていてわかりやすかったかな。
火のトカゲはハウルのカルシファーとかポケモンかと思ったけどグッズ販売で人気でそうだなと思った。
水は馬と連想しにくい生き物だけどストーリー上都合がよかったのかな。海外の発想なのかも。
風だけ実態というかモチーフがなかったね。風だけにフワッとしてた。
土は前述した通りネバーエンディングストーリーだね。
5つ目の精霊はエルサ。
映画観てて5つ目の精霊は「真実」とか「記憶」かと思って見てたけどなぁ。
おいそこは固有名詞なんかいってツッコんだわ。
聖闘士星矢のアテナとか北斗の拳のユリア的立ち位置なんだろうね。
作中に出てくる歌は前作同様ミュージカル調で結構多め。
前作のはめちゃくちゃ流行ったけど今作のも人気出て露出も多くなったら流行ると思う。
実際私は歌に感動して泣いたのは人生で初めてでした。
松たか子歌うめーー!!って思いながら聴いてました。
なんかこう思いが伝わるというか訴えかけられてる感じがして心が動かされる。
中盤あたりからずっと泣いてた気がする笑
あくまでアナとエルサの姉妹愛がメイン。
アナとクリストフの愛とか国の対立と平和とかはサブですね。
結末はちょーーっと雑だったかなと感じた。
ダム作った理由だとか争った理由だとかダム決壊したから平和になったとかその辺がゆるかったかなと。
小さなお子様がメインターゲットだとは思うけど映画館に観に行くのもDVDを買うのも大人がいなければ成り立たない。
世の中の流行りを作るのも大人。
今作はちょっと大人のもウケる方にシフトチェンジしているようにも感じました。
子供はオラフとかトカゲ見て可愛いで満足。エルサアナ可愛いで満足。
大人は我が子への置き換えで感動し、歌に感動。
そんな構図なのかなと。
俺的には近年観た中ではトップ3に入る映画だったと思います。
長々ととりとめのない文章ですが最後まで読んでくれてありがとうございました。
昨日4歳の娘と鑑賞してきました
水の精ですが、スコットランドやアイルランド地方に水棲馬(ケルピー)という妖精がいるので、そこからの発想として欧州の方達には違和感ないのだと思われます
日本の河童のように水辺に棲み、通りすがりの人間を水底に引きずりこむ存在ですね
ただ、その水の馬が初めエルサに牙を剥き手懐けられる描写が少し物足りなかったかな
『火のトカゲはハウルのカルシファー』という表現が言い得て妙だととても腑に落ちました
タイトルは前作が原題『frozen』とはかけ離れて、アナの名を冠するのは少し違うかな?と個人的には思っていたけれど、今作を見て一作目の邦題を付けた人は素晴らしいと改めて思いました
その時点でアナ女王誕生まで見えていたのかなと