ライオン・キングのレビュー・感想・評価
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こういうのでいいんだよ!
ストーリーも演出もアニメ版にかなり忠実です。
アレンジ過多かなと思ったのはとある楽曲1曲くらい。(大好きな曲なので少し残念ですが、これはこれで格好良かったのでOK!)
変にアレンジしたり蛇足を付け足したり作家性を押し出したりせず、忠実に、そして誠実にリメイクしてくれたと思います。
なお、超実写ゆえエグいくらいのアニマル感なので、表情や見た目の個性が乏しいというところは短所かもしれません。
しかしこのグラフィックでアニメ的表情をつけると違和感が出てきてしまうのではないでしょうか。
個人的には、ハナからアニメを超えることは期待せずモフモフ感を求めていましたので、大変満足です。
こういうのでいいんだよ!
リアルライオンキングではこれ以上のものはないだろう
映像美・音響美共に最高。
リアルなライオンキングのジャンルでは最高の完成度だろう。
ただ、アニメ版の方が好き。
表情が薄い。
表現にデフォルメが少ない。
動物たちが判別できない。皆同じ顔に見える。
あとまあ元々の脚本が嫌いなのでこの点数。
なんでやるなと言われなことをやるの?
なんで自分が親を殺したことになってるの?
分からんわー。
私には合わない。
タイトルなし
ディズニーが超実写とうたっているので、部分的に実写が有るのかと思ったらフルCGなんですね。
本当に実写かと思うほどきれいでした。
話的にはアニメ通り(微妙に違うところあるかも)でした。
小学二年の息子が歌のシーンなどで時々飽きながらも、楽しそうに見てたから良かったかな。
王制度と食物連鎖
ッハアアァァァーーツァベンニャァーーワバディチババアアーー…ンフゥ〜ウェンニャ〜バ〜
ンッナアアァァーーツァベンニャァーーワバディィィチバブーーー
と、私には聞こえて仕方ないんだ。
ストーリーへのハマれなさを補うように、圧巻のCG映像と迫力の音楽が押せ押せしてくれるので助かった。
ちょこまか動くチビネズミやムーの大群、引きの動物密集カットなど、ところどころでアースドキュメント的な見せ方があってワクワクする。
アニメ版はたぶん未視聴、または観ていても記憶ゼロの状態での鑑賞。
毛の一本一本や筋肉の動きまでリアルに寄せたタッチの動物がゴリゴリに英語を喋るギャップが面白かった。
普段は人間の言葉を話していても咆哮は野生的なんだね。
シンバを好きになれないとキツい映画だった。
やんちゃな子供時代にもジャングルで成長した姿にも、なんだか魅力を感じられず。
子供らしくてかわいいんだろうし、トラウマを抱えながら気楽に生きようとする意思も切なくて良いんだけども。
でも思いやりは無いし王としての素質が血統以外に感じられない。ナラの方がまだ勇敢で王っぽくないか。
サバンナにおける王制度への違和感がすごい。
食物連鎖と噛み合っていなくない?
自分たちを食い物にして生きる種族を「王」として敬い頭を垂れるなんてよくできるな、なんて思ってしまう。
共通言語を持って意思疎通できる動物を時に狩って喰らうって、なんだか共食い感があってゾクゾクしちゃう。
インパラやシマウマは自分の仲間や家族が王族に喰われた時にどう思っているんだろう。
結構喜んで差し出していたら、一気にカルト教団ぽくなってしまうな。
王族じゃない平民の肉食動物全般に対してもどんな意識を持っているのか気になる。
むしろ現実の野生動物たちが食物連鎖についてどう考えているのか知りたくなってきた。
人間含め、自分たちを食べる生き物に対してどう思っていますか?とインタビューしたい。
食物連鎖の話は避けて通れないはずなのに、まともに動物を食べるシーンは悪役に任せっきりで萎える。
シンバは虫だけ食べてゴリゴリに成長しているし。いや無理でしょ。
話しの重きはそこに無いとわかっているのに、無駄なことばかりに気が向いて全く集中できず。
王制度に一度疑問を持ってしまっているので、その継承の行く先もなかなか興味を持てない。
自らの国と立場を守るため一生懸命戦ってくれているのに申し訳ない…ごめんねシンバ達。
プンバァ&ティモンの陽気なキャラが好きで、彼らの登場から気分上昇できた。メガネザルもかわいいよ。
ちょっとカーブしていた人生の線、感動しちゃったよ。
でもシンバ君、命の恩人の友人達に冷たすぎない?
自己意識を強めて使命に燃え走り出す前に、一言お別れを言うくらいできない?
「生きた囮」のくだりはさすがに笑った。
王道ストーリーをなかなか楽しめず辛いところもあったけど、前述した通り映像と音楽とナイスキャラに助けられる部分が大きかった。
やっぱり猿って道具使うんだなーとかまた関係ないこと考え出す私の脳みそをシャットアウトせねば。
ハッピーの時代に合わせたマイナー加工が絶妙
幼少期はライオンキングを何度も観て育ったところがあるので、たまらず映画館に足を運んだ。
「もっと表情が欲しい」といった声もあるようだけど、僕はこれはこれでBBCドキュメンタリーを観ているようで好きだった。
以下、僕の思い違いかもしれないが、絶妙だと感じた原作からのマイナー加工。
・ライオンは王国の動物を食べると断言。でも、そこにはルールがあって食べ過ぎない。スカー達はそんな王国のルールに反発。
・女性は助けを待っているだけの存在であってはいけないという最近の風潮から、ナラも戦いでやりすぎない程度に活躍。
・ハイエナの巣からマグマが出しながら軍隊の準備しない。(ちょっと見てみたかったけども。。。)
・雲ムファサは、シンバが悩んでるからこそ見えたような描き方。
あと、原作に続いてラフィキのイカレ加減がちょうど良い:)
あと、もし、分る方がいらっしゃったら、教えてほしいんですけど、
最後掲げた子どもの頭にラフィキさん、シンバの時みたいに赤い粉塗ってました?塗ってないようにみえましたが、もしそうなら、なんででしょうか。
アニメ版の勝ち!
当該作品は、先週公開され、週末興行成績は、初登場2位でした。
手塚治虫の「ジャングル大帝」からの盗作疑惑は当初からありましたが、
今回のフルCG(end rollではVFXと表示)を、1994年のアニメ版と比較すると、
映画の3要素である映像・音楽・ストーリーの内、
音楽とストーリーが同じなので映像の比較となります。
今回の映像は、さすがにDisneyです!
VFX技術は抜群で、動物の「毛並み」などは本当にリアルです。
我が家のフェレットを思い出してしまう程、表情もリアルです。
Disneyは、1997年にニューヨークでミュージカルとしてリメイクし、
日本でも、劇団四季がDisneyから高額のライセンス許諾して
1998年から上演し、結果、現在までのロングランで丸儲けしています。
では、
なぜ、ミュージカルとして成功したのでしょうか?
「動物を人間が演じる」事で、表情・表現がより豊かになった
からだと私は考えています。
今回のVFX版で「リアル」は追及できても、
表現・表情は、やはり、アニメの方がより豊か(オーバーと言っても過言ではない)
なのです。
すなわち、アニメ版の勝ちなのです!
ちなみに、
「スカーは、クーデターを成功し王位を手に入れたのに、
なぜ、その後の運営を間違えたのか?」
を考えてみました。
たぶん、「しがらみ」があったからだと思います。
「ハイエナ」の援助で王位を獲得できたので、
その後、ハイエナを意識した運営となり国民を見失い失敗した。
米国トランプ大統領の"tea party"や"rust belt"、
英国ジョンソン首相の「反EU」みたいですね。
Michi
小さいシンバがもふもふで可愛い。シリアスなシーンでも可愛いなと思っ...
小さいシンバがもふもふで可愛い。シリアスなシーンでも可愛いなと思ってしまう。
リアルで凄いけど、動物だと表現が限られるし、実写にする意味あるのかなぁと思う。
風に立つライオン
暑い!とにかく暑い! 世界で一番熱い夏だ。
人は涼しい所に避難する。聞いた話だが今、図書館は空前の混雑らしい。考える事は皆、一緒
貧乏人の行列かっ!(寅さんの名台詞)
さて私も貧乏だが図書館じゃなく映画館に。
ライオンキングを選択。これが吉と出た。
内容は1994年のアニメで観たままです。
けど映像がうつくしすぎる。
ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが
一斉に翔び発つ時、暗くなる空。
そんな場面ないよ!さだまさしかよっ!
ネタバレになるので詳しく言えませんが、
岩場、オアシス、サヴァンナ、砂漠、全て精緻で
美しい。ため息をつくぼど美しい。
しかしながらCGの技術の進歩は凄まじい。
嚆矢は1982年のディズニー映画 トロンでしょうか。(内容の評価は控えます)
そこから幾星霜、(37年ですが)
テクノロジーの世界は日進月歩、思えば遠くにきたものだ、ここまで来ました。
CGの映像というより、ワイルドライフじゃん!
キャラクターですがアニメ版よりエッジが立っています。コメディリリーフはより楽しく、ヒールはより憎らしい。
一番好きなのは、子供のシンバ(スワヒリ語で
ライオン)とナラ(スワヒリ語で贈り物)
いこいこしたい!もふもふモフモフ
したい!さわりたい!
さばんなっ‼️💢💢
私も風に立つライオンになりたい。
退屈なイルミネーション、ざわめく都会の
ノイズに疲れた時、是非ライオンキングを!
ブラウン菅じゃ見られない景色が
見られる!
かも?
スカーよ、永遠に幸あれ!
アニメも劇団四季も知らない『ライオンキング』初体験組です。
人間を描いたという意味で、スカーはこの作品において唯一無二の存在でした。彼は人間の弱さと情けなさの殆ど全てを体現してたのではないでしょうか。
・なぜ王が王としての崇敬を集めているのかも考えず、嫉妬する。
・現状への不満を他者のせいにする。
・俺はこんなものじゃない。このままじゃ嫌だ!
・兄王・シンバともに決して自分では手をかけない。
→いつも最期のとどめをヌーやハイエナに委ねているが、これは最終的な責任を負いたくないというずるさの表れではないか。なんだかんだ言っても〝悪〟になりきれない弱さを露呈している。
・あの崖っぷちの土壇場で、兄王の死の真相を明かしたのは、スカーの立ち場から見たら間違いなく愚かな行為なのについ言ってしまったのは、自意識のなせる技だと思う……ここまでうまく運べたのは、俺の緻密な謀略があったからだということを誰かに知って欲しいし、なによりも誰かに認めてもらいたい、評価して欲しい。
・実は王になりたかったのではなく、周囲に認めて欲しかった(参謀的な存在やシンバの教師役として認められる道もあるのに気が付かない)
スカーの言動は、どの局面でも人間ならではの(ライオンですが)弱さや視野狭窄に陥った時の卑屈さが垣間見え、多くの人にとっても決して他人事とは言えないようなものだったと思います。
生まれ変わったら、今度は幸せになって欲しい。
生々しい
予想通りの、いやそれ以上の生々しさで、最後の最後まで、ライオンの区別がつかなかった。個人的にはそのリアル感も含め楽しめたし、相当笑えた。でも、拒絶感を持つ人も多いんだろうなー、なんて思ったりもした。
ディズニー映画というより、ダーウィンが来た!を見ているような感覚になってしまうくらいの質で、エンドクレジットでハンス・ジマーとジョン・ファブローという名前に引かれて見にきたことをすっかり忘れていた。
敢えて吹き替えで見た。そのおかげで、どこまでCGなのか必死に画面を凝視することができた。全部非CGにしか見えなかったけれど─。
多様な価値観を知ることが大人への道
百獣の王とは、数多の動物達を知り、理解し、守る者。
様々な生き方をする動物達の共生世界を作り、その頂点に立つ偉大なる王ムファサ。
ムファサは王としてあるべき姿を、息子であるシンバにも教えていく。
しかしシンバは、その父の教えを、「王は誰にでも指図できる」「全てを手に入れられる」と少し歪んだ捉え方をしてしまう。
子供であるシンバはまだ物の見方が一方向的で、狭い視野でしか物事を理解できていなかった。
それでもシンバは、徐々にムファサの考えを理解していくのであった。
ところが追放先で会ったプンバァとティモンは、これまで教わってきたことと180度逆の考え方の持ち主であった。
最初は困惑するシンバだったが、プンバァ達の陽気さも手伝って、すぐに彼らの価値観に共鳴しだす。
この時もシンバはやはり一方向的な視野で、ナラとの再開後もこの暮らしが素晴らしいと信じて疑わなかった。
しかしナラとの口論、ラフィキと父の幻影の助力もあり、シンバは自分がやるべきことを思い直す。
今まで他人の影響ばかり受けていたシンバが、初めて自分で生き方を決意する瞬間であった。
こうしてシンバは王国を取り戻し、多様な価値観を認め合う共生世界を復活させた。
序盤は身も心も子供だったのが、立派な王へと成長して物語の幕は閉じる。
テーマは価値観と生き方。
そんな壮大なテーマは、実写版となることでより深く表現されていたと思う。
特に印象的なのはフンコロガシのシーンだ。
フンコロガシは玉を転がし、途中石に引っ掛かるも何とか押し越える。しかし勢い余って落下し、結果的に玉は真っ二つに割れてしまった。
他の動物からすれば「何やってんだ」という行為だが、フンコロガシにとってはこれこそが人生。
フンコロガシはフンコロガシなりに生き、壁にぶち当たり、それを乗り越えたり挫折したりもする。
そんなたくさんの動物達の生き様や世界の広さは、実写にすることでより現実的に受け止めることができた。
正しい生き方とは何か、自分らしい生き方とは何か。
ただ正しければ良いものでもなく、ただ自分らしかったら良いというものではない。
そういうことを雄大な映像をもって考えさせられた素晴らしい映画であった。
ただ少し気になったのは、最終的なシンバの生き方だ。
ムファサに教えられ、プンバァ達から学んだそれぞれの生き方。
それを踏襲して今後はどんな価値観を持って生きていくのかは、残念ながら最後見えてこなかった。
王として国に帰るという決断も、自分で導きだした生き方というよりは、「使命感」「責任感」から下した決断というようにも感じる。
結果的に、プンバァ達の立派な生き様が否定されて終わってしまったようにも受け取れた。
「シンバの生き方」という点に最後までフォーカスが当たりきらなかったという点が少し惜しく思い、星は1つ引いた星4評価としたい。
ヌー強し
ライオン・キング初体験。劇団四季もアニメも見たことないので、予告編から壮大なストーリーを期待していましたが、悪くはないけど内輪揉めの話だったのね、という感じ。
ジャングル大帝レオがライオン・キングのパクリという話を耳にしていたので、それも気になってたのですが、ガセだったね。
それにしてもライオンの成長まで何年?ちょっと時間軸おかしくない。シンバとナラ以外年とってないじゃん。故にちょっとシラケ。
でも全体的にはスケール感もあって楽しめました。
ヌーには勝ってほしかったけど。というか、どんだけヌーいるんだか。
実写(級)の良さと悪さが混在している作品
ディズニーの原作アニメが大好きで多分二桁回数は余裕で見ています。
吹替も字幕も大好きでしたが、今作はある台詞が再現されるか確かめたくて字幕で見ました。
何を置いてもやはり素晴らしい音楽。
自分がパーカッションが好きなので余計にこれ系の曲にワクワクしてしまうのもあるのですが、バラードもハクナマタタも最高!
ここからネタバレになります。
内容はほぼほぼアニメと同じでアニメファンとしては嬉しい限り。
綺麗な映像に可愛いシンバの声、プライドロックの表現、セリフもほぼ同じで期待を良くも悪くも裏切らない感じ。
ただ星5をつけられなかったのは、技術の進歩が逆にリアリティを出しすぎて、常にまさに生きているライオンがそのままセリフをしゃべるので、表情が表しづらく、キャラも見分けにくい。シンバが初めて昆虫を食べた時の「うええ・・・のどごし・・ん??あれ?意外といけちゃう?!」みたいな複雑な表情ができないんですよね。家で猫を飼ってる人は想像しやすいかもしれませんが、猫が無表情にめっちゃ語りかけてくるようなw
そして、これは物凄く独りよがりの感想なんですが、原作アニメで父のムファサがヌーの群れに巻き込まれて亡くなるシーンでシンバが「助けて誰か!(たしかHelp!somebody!)誰でもいいから...(Anybody.....)」という台詞があるんですが今回「anybody」が入って無かったんです。この英語のsomeとanyの使い分けで悲しみを表してるのが好きだったので入れて欲しいセリフでした。
ここまでで実写にしすぎた弊害(表情表現の難しさ)と個人的に欲しかったセリフがカットされてたことで星マイナス1.5。
でもでも!
エンドロールのエルトンジョンの曲!!(書き下ろしなのかな?)がポップで最高!
アルバム限定のビヨンセのスピリットもすっごく良かった。
もう一回見るかと言われたら、NOなんですが、作品愛を感じたし新曲も聴けたし、新たなライオンキングとしてエンターテイメントだと思いました。
これはもはや実写だ(だから駄目なんだよ)
実写(今作レベルなら、もうCGとは呼べない)は美しいものですが、本作には向いていなかった。
「肉食獣が社会との共生を目指す」という馬鹿げたコンセプトから絶対に逃れられない本作には。
馬鹿げたディズニーアニメ調なら気にならなかったものが、実写だと嫌が応にも分かってしまうんですよ…
どうにもならない欺瞞に満ちた本質が。喉越しクリーミィじゃねえだろ?
上記を別にしても、やはり今回の完全実写化は「視覚的に」失敗してるとしか思えません。
ライオンの悲哀なんか、我々ヒューマンには読み取れません。映画なんだから映像で、表情で語ってよ。
実写ライオンvs実写ライオンの格闘シーンとか、分かり難すぎる。どっちを応援すればいいんだ?
客に対する工夫が必要でしょ。例えば、片方を白く塗るとか。
音楽は良かったので、この点数で。
悪くないけど良くはないです、、、
ここまで良くも悪くもない映画は久々でした。
あまりいい表現ではないですが、製作者たちが全員定時で帰ってる感じが漂ってるといいますか、、、つまり作り手の情熱が感じられなかったです。誰が作ってもディズニーの資金力やノウハウで作れば、頭を使わなくてもこの程度のものになるだろうという感じ、、、内容がオリジナルそのまま過ぎるというのもそれを感じさせる要因かと思います。
個人的にオリジナルのライオンキングで特に素晴らしかったのは、音楽の使い方、その間とタイミングであったと思います。
シンバが故郷へ帰るのを決意するシーンの静けさからの、突然のリズムの高鳴りや、ラストの咆哮で音楽が転調するところや、とにかく問答無用に生理的に魂が高鳴らせられるというような瞬間がたくさんあったと思います。
しかし、今作はオリジナルをなぞっておきながらそういう瞬間はなかったです。(わざと外してる?)
よかった点は、こどもの時代のシンバの可愛さでしょうか、、、それはアニメーションより勝っているとは思います、、、が、それはYouTubeにあがっている猫の動画には負けています。
ほぼ満席の状態で観ましたが、鑑賞中、笑い声もなければ、すすり泣きもちょっとしたリアクションもなく、全員が「・・・。」という空気になっていました。別につまらないという感じでもなく、技術的には凄いことをやってるのだと思いますが、どうしても、熱い想いをもったアーティストが作ったものというより、会社員がお仕事で作ったものという感じが漂っており、それは観客のリアクションの薄さに表れているように思いました。
オリジナルをなぞりすぎていたもの良くない方に見えてしまいました。全く同じにすることで、逆にオリジナルの手書きアニメの表現な豊かさや、快感みたいなものが強調されて、実写(フォトリアル)の圧倒的な敗北感を感じざるを得なかったです。
全446件中、301~320件目を表示