「凄いね、と、圧倒される作品ですが……。」ライオン・キング お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
凄いね、と、圧倒される作品ですが……。
実写版などと言っていますが、極限までリアルな動物だけが登場人物の、「CGアニメ」というべきものでした。
音響の凄さ、画面の美しさ、ストーリーの楽しさ・単純明快さ、文句の付けようもありません。
ただ、この映画を観ているあいだじゅう、私の頭のなかには「無関係な雑念」が離れませんでした。
もしもこの映画がタイムスリップして100年前の観衆の前に現れたら、100年前の観衆はどんな反応を見せるだろうか……など。
100年前、まだ映画はモノクロ・サイレントの時代であり、音声も付いていませんでした。
そういう時代の純朴な人たちがこの映画を観たら、どう感じ、どう思うのだろうか、と。
そういう意味で、この「ライオンキング」こそ、映画文明の集大成というか、記念碑というべき作品なのだろうと思います。
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