「ストーリーが浅すぎる」ライオン・キング コンスタンティンさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーが浅すぎる
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もちろん、フルCGであの美しい映像は素晴らしいと思います。
しかし、メインストーリーというと、天然で学習能力のないシンバが、2度スカーに嵌められ、1回目のスカーの罠でムファサになんとか窮地を救ってもらったシンバに、ムファサがキツく説教をすると言っていたので見ていたが、僕とお父さんは友達でいいよね、とじゃれ合って終わり。
で、2回目スカーの唆しにまたぞろ引っかかって、親父を犠牲にして逃げしてしまう。
愚かな親子の失敗談で観ていてイライラが募っただけでした。
基本設定自体も、自分を捕食するライオンの仔の誕生を草食動物を含めた動物全体で祝ったり、グループでオスライオンが2頭しかいなかったりと突っ込みどころ満載で、アニメならこの辺をコミカルに描いて流せると思うのですが、CGがリアルなため、草食動物がライオンの王に計画的に食べられる設定は、気持ち悪かったです。
でも、オールCGで、動物やサバンナをこれだけ正確に表現することができるということを知ることができ、これからの映画の可能性を実感できたのは収穫でした。
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