「超実写化する意味!」ライオン・キング 王様のねこさんの映画レビュー(感想・評価)
超実写化する意味!
普通にアニメ通りのストーリーでしたよ。
アニメを実際の動物で再現したらこうなる!ってやつでした。
ストーリーも知ってるから見やすいし、歌もそのままだから吹き替え版で見たけど、小さい頃を思い出して楽しかったよ。
だけど、見たかったのはこれじゃない感がすごい!!
ディズニーがハリウッドを回収してバンバンアニメを実写化してるけど、成功と呼べるのはアラジンだけでは?
アニメにはアニメの良さがあるし、いくら実写化したとしても時代にそぐわない脚本のままだと違和感しかない。
公開された当時は当時の価値観や観客の感性に答え得る作品だったかもしれないけど、時が過ぎれば観客の感性や社会通念までもが変わっている。
むしろ、ヴィランズが好まれる風潮があるのだから、スカーの心理とかをもっと掘り下げても良かったのかも。
兄のことは大嫌いだけど、兄嫁は好き。
だからなんだかんだ言ってシンバは自分では殺せずに逃すし、最後の最後に父親殺しは自分の仕業だと教えてくれちまう優しさが。マヌケなだけか?
ディズニー映画のヴィランズがウケるのって、憎しみは愛情の裏返し的なところがあってとても人間らしいからだと思うの。
まだ、アニメ版のライオンキングを観ていない方はどうぞ劇場でご覧ください。
アニメ版を観た人や話題になってるから観ようかな〜って思ってる人はDVDで十分だと思います。
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