「アニメの良さは消えた印象。」ライオン・キング ダイゴさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメの良さは消えた印象。
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たしかにCGはすごかったし、さすがディズニーだなとは思ったけれど、うーん、プラネットアーススペシャルだなと思った。
恐れという言葉がキーのように出てくるけど、ムファサが落ちる時も、シンバが出て行く時も、スカーがやられる時も、みんな同じ顔だから淡々としている印象をうけるし、感情移入がしづらいと感じました。
シンバの毛のくだりも実写にすると、おいおい…とかんじたし、イノシシ囮作戦も結構酷くねと思うし、シンバが自分の恐れを乗り越えるのも、 マンドリルの呪術に操られたように見えたし。シンバが自分の力で何かを乗り越えて、父の本当の思いに気付いたような風じゃないと感動できないなー。よくある、ヴィランが死んだ〇〇に合わせて都合よく操ろうとするアレに見えてしまった。結局シンバは、周りに乗っかって生きてるだけやんなんて、考えてしまったわけで。
余談ですがスターウォーズファンの私は、シンバとマンドリルのシーンが、惑星ダゴバのルークとヨーダに見えてきて、スカー対シンバはエピ3のオビワン対アナキンに見えてきて、オビワンの「you were the chosen one」の叫びがリフレインしてくる始末だったとさ。
まあ、ライオンキングへの思い入れもほぼないという立場もあるけれど、アニメの方が良かったなという印象でした。
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