「「映像」はすごい」ライオン・キング ぱてぃさんの映画レビュー(感想・評価)
「映像」はすごい
原作?のアニメ版は幼少期に見たので、ストーリがどのように展開したかほとんどうろ覚えです。互いに補完し合っているところや間違っているところがあったらすいません。あと、字幕のほうを視聴しました。
映像は確かにきれいでした。ライオンのたてがみの毛並みが、ものすごくフサフサ感があり触ってみたいとも思いました。素人の自分ではどこまでがCGか分かりませんが、夜空や草木が茂る山々、サバンナ?草原?も、とてもきれいでした。
しかし、正直いうと褒める部分は映像の美しさだけのような気がします。ストーリーの展開はアニメ版と、ほとんど同じだと思いました。元々がディズニーだからできないような気もしますが、監督の個性や(ドラクエのような)独自の話の展開がありませんでした。結局は、映像美をみるためだけの映画かなという心持がします。
気になった点をいくつか紹介します。シンバがスカーを倒す決意をする前段階に、ナラやマントヒヒのおじいちゃんと再会し「自分はなにものか」と思い、父親と対話する場面がありました。ナラと再会するまでのシンバの生活や様子を鑑みても、そう決意させるには少し無理があると思いました。
また、スカーを倒したあたりで火事を消火させるために、雨を降らせました。シンバが玉座?で雄叫びをあげるのですが雨が降っていたので、ライオン、岩や空が同じような色彩になっていました。晴れにさせ立派なたてがみに日が当たるようにして、いかにも王様らしく存在しているという風にしても良かったのではないかとおもいます。