「元祖メリーポピンズを観て修正」メリー・ポピンズ リターンズ のぞみさんの映画レビュー(感想・評価)
元祖メリーポピンズを観て修正
ミュージカル映画にしたってこの中身のスカスカさは無いだろう。。。
割と序盤で冷め切ってしまい、早く終わって欲しかった。。。
メリーポピンズって必要だったのか?
なんか引っ掻き回して高飛車で気分悪い女ってだけの印象。
唯一良かったのは、壊れた器の世界に入った時の映像。
アニメーションの中に実写が入り込むのは、なかなか新鮮な映像だった。
ディズニーアニメをそのまま実写でやったという感じだったので、漫画を映像化する時と同じようなチグハグを感じてしまう。
間合いとかなのか??
どうも寒く感じてしまう。
これも自分が子供の気持ちを忘れてしまったからなのか(現に後ろの子供は、終わった瞬間、「おもしろかったーー!!!」と叫んでいたし)
全体的にいいキャストなのに、男性がいまいちすぎる。
ベンはスペクターのQでインテリ感とミステリアスな感じが大好きだったのだが、
今回の役は、ただの幸の薄い、できないダメ男にしか見えなかった。。。
とにかく幸が薄い。
絵描きでは芽が出なくてずっと奥さんに面倒みてもらってて、その奥さんが死んじゃって何もできなくて、アルバイトして食いつないで、返せない借金のせいでイライラして子供に当たり散らす情けない父親だった。。。
吹き替えだったのもあり、歌もイマイチだったな。。。俳優と声と歌詞がしっくりこなくて気持ち悪くなってしまった。
残念。。。
ただ、少し思い直す部分。
メリーポピンズは、子供たちの教育役としてきたのでは無く(1番最初の描写からも、既にかなりできた子供たちだったし)、前作同様、父親とお姉さんの兄弟が人生に迷う場面において、また道を示しにきたわけか。
家族のピンチの時に道しるべとしてきているのは分かったのだが、完全に2人にフォーカスしていたと考えると、あの父親の役のダメさ具合も納得。
むしろメリーポピンズは何も力を貸さず、2人が困難を打開するのを側で見守っていたのだろう。
子供達に新しい世界を見せ、それを通じて、見方を変えれば〜という教えを子供達から2人に気づかせる。
最後の風船売りのおばあちゃん、この人もなんだかメリーポピンズと同じ部類なのだろうという雰囲気だったが、初代メリーポピンズとかだったらファンサービスばっちりなのだろうな。そういう想定だったのか。
リターンズというだけあって、前作要素があればもっと楽しめる映画だったと思う。
前作をしっかり見て、もう一度咀嚼してみたい。
というわけで、星0、5→1に変更
20190403 星1→3、5
元祖リターンズを鑑賞して修正。
元祖をうまいことアレンジしたオマージュが所々に散りばめられていた。
2ペンスのくだりは、誰もが続きを描きたかった話なのだと思う。
使われ方としては、最高だった。
銀行の当主に元祖主演男優の人が出ていたことにも気づき、その当主が大活躍で熱かった。
桜がレベルアップ。
メリーポピンズはエミリーブラントはやはりあっていなかったと再確認。
初代は可愛げがある。
高飛車な中にキュートなところでバランスが取れていたが、エミリーブラントだとそうはいかなかった。