アントマン&ワスプのレビュー・感想・評価
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前作から更に一歩、アントマンワールドが広がった
前作では、原作の特異なヒーローの映像化に引き込まれたが、今作は更に深みを増して来た。ピム博士(マイケル・ダグラス)の30年間ある出来事がきっかけで生き別れになった妻(ミシェル・ファイファー!)を探し出そうとする強い想いも作品の深みに寄与している。
ニッチな部分では、「ファミリー・ツリー」以降、脇役だが印象的な役をこなすジュディ・グリアが今作でもポール・ラッド演じるスコットの元妻役で出ているのが嬉しい。
それにしても、マーベル映画は出てくる役者の豪華さに毎回驚くよ。
<2018年9月1日 劇場にて鑑賞>
一作目より
単体だけではもったいない
愛すべき悪役おばかトリオ!
3年前の前作を見ていた方が間違いなく楽しめるであろう…監督(ペイトン・リード)もキャストもそのまんまの続編。特に娘役のアビーがリアルタイムで成長しているのが良い(最近の映画は何故こうも父娘のドラマを描くのか!?泣)。
これはSF漫画アクションコメディーなのだ!悪役がロケット団のごとく超愛すべきおバカトリオでたまらない。特に「自白剤」のシーンはやられる。
漫画らしくFBIも抜けていてボスのジミー・ウー役ランドル・パークが良い!(最後のシーンは間違いなくアドリブであろうと思われる)。
量子レベルまで大きくなったり小さくなったりするアリとハチの昆虫ヒーローアクションドラマなのだが…やはり理系の真面目くんには耐えられないであろう荒唐無稽さ。これが映画なのだ。
やっぱアントマンは安定(笑)
「アベンジャーズ インフィニティウォー」で自宅謹慎を受けてると判明したアントマンが何をしていたかも気になっていましたが、まずはメインの感想から。
「シビルウォー」の件でヒロインのホープ、ピム博士と疎遠になっていましたが、スコットがある夢を見たことがきっかけで再び接触します。
今考えたら「シビルウォー」もおさらいしておけば良かったなと感じています(笑)
その一件の事も少なからず出てきたので。
今回の続編ですが、ヒーローものの勧善懲悪ではなく、母親を見付けるミッションになります。
前作のスコットの帰還で、量子世界に取り残された母親が生きてるのでは?という可能性が出て来たので、母親を見付ける方法を探して助け出すミッションを行うという、いわば「母を訪ねて三千里」展開のストーリーになってます。
ですが、もちろん悪役も出てきます。
しかも敵として立ちはだかる人数としては結構多い方です。
何せスコットはFBIから謹慎処分を受けてる身で、少しでも外に出れば一斉に家宅捜索が入ってしまうという危険な状態でのミッションですし。
今回もコメディ色は強めです。
というより「インフィニティウォー」が極めてシリアスな内容だったので、むしろ安心感を抱きました。
また、今回も良いパパとして健在です。
娘のキャシーと、友達との協力で段ボール等を使って怪盗ごっこを家ごと使って遊ぶ等、クスッと笑えてほっこりします。
まぁこれが原因で前述の家宅捜索に繋がってしまうのですが(笑)
トリッキーなアクションも前作に劣ることなく魅せてくれました。
今回はヒロインが変身する「ワスプ」もいるので、二人の息のあったコンビネーションも観ることが出来ました。
また、詳しくは話しませんがスコットにアクションを教えてただけあって戦闘はかなり強いです(笑)
ただ、悪役に関してはもう少し絞っても良かったと思います。
今回のメインヴィランの女「ゴースト」は興味深いキャラクターでした。
自分が背負ってる痛みに苦しみながら、自分のために主人公達に立ちはだかる姿は、「ブラックパンサー」の悪役よりも良く描かれてたと思います。
ただ、それ以外のキャラに関してはあまり必要性が感じられませんでした。
その他突っ込みどころもありますが、
今回は前作よりも家族で楽しめる内容となっていました!
しかし、
エンドクレジットにはまさかの出来事が起こりました。
このことは今後にも関わってくる重大なネタバレになるので、ここでは止めておきます!
観たいと思ってる方は、観た方が良い!
そう自信を持って言える作品です。
シンプルで軽くて本当に見やすい
上映終了と共に駆け込んでなんとか劇場で見れました。
前作のIWが重すぎるあまり最新のMCU作品を見ていけるか、なんて思った面もありましたがそんな心配は無駄でした。
ストーリー展開もシンプル、サノスなんて最強の敵はおらず、お母さん帰ってきた、やったー!なんてハッピーエンド。軽いし、シュールさ含めクスッと笑える余裕もあってMCUの力を改めて感じました。
そもそもアントマンって面白いよなって。GotGのコミカルさとも、ドクターストレンジの魔術的な雰囲気とも違って、キャラクターの味が生きた、面白くて良い作品。アントマンもワスプもいいけど、アリちゃんたちいいよね!
最後、IWとの繋ぎのシーンでは思わず息を飲んでしまいましたが、終始気軽に見れて、でもMCUの世界観に触れられて、良い作品でした。満足です。
アントからジャイアントまで!
テンポがよく序盤からぐいぐい引き込まれます。そこに,VFXモリモリのアクションが加わり,アントマンからジャイアントマンまで堪能でき,最後までずっと楽しかったです。そもそも内容自体が,悪の巨大組織や国家ぐるみの陰謀などといったスケールの大きなものではなく,先代ワスプ救出をめぐる話なので,シンプルでわかりやすいです。このあたりが,他のマーベル作品とは異なるテイストで,アントマンらしい,軽いノリで楽しめる要因かもしれません。
そうはいっても,本作においてはわりと重要な量子世界云々のあたりの説明と映像が,イマイチしっくりこなかったのは残念でした。でも,ここは深くツッこまない方が,楽しく鑑賞できると思います。
本作単体でももちろん楽しめますが,事前に前作とアベンジャーズシリーズを押さえておくことを強くお勧めします。そうでないと,意味がわかりにくいところが少々あります。ていうか,あの終わり方は,わからない方には全くわからないので,モヤモヤしてしまうでしょうね。
アベンジャーズの切り札
MCUの中で唯一シリーズを通して安定した高評価を得られる作品ですよね。
今回で重要なのはエンドロール後のシーン。つまりサノスのパッチンの影響をモロに受けたところなんだけど、粒子の世界にいたスコットにはインフィニティストーンの力が及ばなかったよね。つまりサノスへの鬼札としてミクロの世界は通用することが明言されたわけだ。
これがマーベル
マーベル作品は、『インフィニティ・ウォー』で、奈落の底に落とされ、暗い気持ちになりましたが、やっぱり、ヒーローが活躍して、その中にユーモアん交え、明るさのある本作の構成は好きです。これも、ディズニーが絡んでいるからかな…⁈
今回は、アントマンにワイプも加わって、小さくなるだけでなく、大きくなるパターンも確立し、アクション・シーンが、ずいぶんとパワーアップしていました。
また、突然、スコットにジャネットが舞い降りてオネェ言葉になったり、ルイスの自白場面、ウー刑事との間の抜けた会話…など笑いを誘う場面もたくさん盛り込まれ、楽しく明るいムードに包まれます。
エンドロールの後の場面は、『アベンジャーズ』との繋がりも見えてきて、第3段も楽しみになりました。
マイケル・ダグラスは、渋さも増して、いい歳のとりかたをしていますね。『氷の微笑』以来好きな役者さんです。
軽くていい、軽いのがいい。
マーヴェルヒーローも百花繚乱、観る側にしても全部追いかけるのは大変だし『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の余韻と重みはなかなか解消されれないしで、ここいらでマーヴェル・シネマティック・ユニバースとの付き合い方が試されている気がしてならない。
そんな中で『アントマン』と『アントマン&ワスプ』は本当に付き合いやすい相手だと思う。なんとも軽やかで、深刻になり過ぎず、それでいて目にも楽しい。マイケル・ダグラスやミシェル・ファイファーみたいな大物も、ここでは力まず羽を伸ばしているように見える。
おそらく「アベンジャーズ」に混ざる時も、きっとアントマンはいい息抜きをさせてくれるだろうし、そのノリを脚本にもがっつり関わっている主演のポール・ラッドが支えてる。なんとも頼もしい座長ではないか。GOTの座組がガタガタしている中、「アントマン」にはこの調子で定期的に楽しませに戻ってきて欲しい。
軽快なマーベル作品
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