来るのレビュー・感想・評価
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ワタシも、バカなのかな。
映画を観てて、そう思った。
ワタシがバカだから、この映画がわからないんだ。
とても楽しく観てたんだけど、いまいちアレの存在が最後までピンとこない。
あまりホラーは好きじゃないので、所々体をビクッとしながら観てた。
前半の夫婦の話。
何かがヒタヒタと忍び寄ってる感はなんだか怖いなって思って観てたけど、それよりもあの妻夫木の空っぽさと黒木の内心の怖さ。
ドラマとして充分見応えがあった。
少し自分の人生に重ねつつ、あの黒木の盛り塩を踏みつける時の表情にゾクッとした。
そして、後半の松が主役のお祓いシーン。
何が起きてるのか、正直理解不能。
国家をあげてのアレに対する攻防と、松がメチャクチャカッコいい。
そして、松がクールに徹してたと思ってたら突如ラーメンすするシーンや缶チューハイをグビるシーンがなんだかおかしくてはまる。
漫画だ。
と、残る主役の二人。
小松はある意味新境地で良かった。
こっちの方が彼女は伸びるな、と。
一番損してるなって感じたのは、やっぱり岡田。
ラストのあの台詞。
あれで終わっていいの??
観客の疑問が、監督ではなくすべて岡田に投げかけられる気がした。
と、批判じみてるかもしれないけど、お金払って観ても損したとは思わない、不思議なエンターテイメント映画だったかな。
オカルト映画ではないよ
新たなホラー映画、私はハマる派
(映画観てからの第一感想は自分の子供に優しくしなきゃ💦)
アレの正体がわからないこそ怖い‼呼んだら来るって、ある意味はアレを呼んだ人間が1番怖い…
子役のチサちゃんが可愛いすぎてたまらない!私の子だったら毎日オムライス作ってあげたいぐらい!ガチで!
あと、オムライス国のラストシーンは一瞬チャネル変えた?と思った〜
CGはちょっと残念だな!(青虫🐛ぐらい本物に使って欲しかった)
でも好き!
怖いのは人の心
原作は未読なので原作との比較はできないとして、なかなかぶっ飛んだホラーというか、ホラーより人の心理が怖い。
前半はある種わかりやすい心理劇に得体の知れないものが絡まるのに対し、後半は最早大掛かりなスラップスティックコメディみたいになって、物語についていくということを投げてしまった。なんというか後半は「ホラーってこういう感じでしょ」を激しく増幅させて見せつけられた感じがする。
大規模お祓い以前の人間ドラマは本当に嫌らしい。ホラーとして嫌な気持ちにさせるというのは、実際に「来る」ものではなくて人間の心理だというのは中々現代的ではないか。SNSの使い方も(そのリテラシーのなさっぷりが)恐ろしい。
人って怖いなぁ...と思わせられるホラーだった。
あの終わり方で「完」って出るのすげえなと個人的には思いました。
原作を読んでいる人向けの感想です。
何が来た…❓
ホラーは苦手で、あまり映画館で観ることはないのですが、今回は、それぞれが主役を張れる豪華な役者さんが顔を連ね、監督も中島哲也とあって、迷わず鑑賞。
これだけの俳優をどう配役するのかと思いましたが、前半は妻夫木、半ばは、黒木、後半は、岡田と松、その中に小松や青木を配し、それぞれの役割をきちんと引き立てていました。
ホラーといっても、スプラッター的な怖さではなく、何か分からないものが、迫り来る怖さでした。
思ったより心拍数が上がる場面は、少なかったのですが、それぞれ登場人物の心の中に潜む邪気が、次第に露わになっていく怖さは感じました。
最終的には、何が「来る」のか、ハッキリはしませんでした。民間伝承をモチーフに、人の心に潜む陰や闇に焦点を当て、「次こそ来る、次こそ来る…」と最後まで飽きさせなで引きつける展開は、中島監督らしいところでしょうか。
ただ、「渇き」のようなリアリティのある痛みが伝わってこないかったのは、非現実的なホラーだからという、先入観があったからなのかなぁ…。
なんだこれ
いろいろ酷かったです。
インダストリアルなロックが時折当てはめられるんですが、
まるでハズレな使われ方で、
ひょっとして聞き取れない歌詞に実は謎解きな文言があるのでは?
と勘ぐりましたが、、、
単に監督かプロデューサーの趣味でしょうか、
なんにしろ緊迫感を削ぎまくってます。
元の元、何が元凶なのか、最後までわかりません。
まさかハッキリしたものがないまま、
霊媒師を全滅させて終わったのか、、、
いっそ霊媒師全滅を描きたいなら
一人ひとりに趣向を凝らした最期を遂げさせないと、
なにを2018も終わりになろうという時期のホラー か。
とにかく一本通して整合性のない作りでした。
無駄に長い。
後から後から出てきていかにも解決してくれそうな人物が
逐一何か暗い過去を抱えていてやたら負ける。
松たか子さんと柴田理恵さんの役柄だけが頼もしく見えてしまいました。
冒頭からしばらくはマジで退屈します。
妻夫木聡さんが演じる役とその周辺のワチャワチャは、
マジで苦痛です。
ゆえに、松たか子さんと柴田理恵さんの役のカッコよさが
際立って感じたのかも知れません。
うーん、この2人が良かったことしかプラスがない、、、
ゆえのポイントDEATH(ΦωΦ)
笑ってはいけない!レベルで登場の柴田さん
毎週、松さんに怖いでしょ!って、言われて気になってたコレ!
本当に怖いのか!?と椅子を深めに座って観たけど、、、
何か違う怖さと言うか、柴田理恵さんは、笑ってはいけない級の反則ちゃう(^◇^;)
日本アカデミー賞の最優秀主演男優2人、最優秀主演・助演女優賞受賞歴ある2人が、豪華に共演してるだけに、内容グタグタでも何とか耐えたけど・・・w
軸になる家族の人物像はしっかり描かれてるも、主人公の怪しいライターと霊媒師は、謎に包まれてまま。。。。続編作るんか!?
お世話になった監督さんでも、あんな無残に・・・作品は、選ばなアカンよね。〜☆2.2
ホラーの基本がなってない
原作は未読である。「告白」の監督が手がけた本格的なホラーだというので期待して見たのだが,かなり肩透かしだった。ホラーとしては基本を外してしまっており,ほとんど怖くなかった。一方,映画としての説明責任を放棄しているかのような展開であり,いずれも非常にガッカリさせられた。
ホラー映画が成立するためには,いくつか不可欠な要素があると思っている。見た目が怖いこと,敵の発生理由が明確であること,敵が理不尽であること,観客に当事者意識をもたらすこと,解決が明確で観客にカタルシスを与えられることなどである。「リング」などの作品は,これらのいずれの要素もクリアしており,ホラーとして十分に楽しめる作品であったが,本作は,かなり問題があると思った。まず見た目はあまり怖くない。毛虫がたくさん出て来て,血もやたら流れるが,敵も被害者も人間の形をしており,せいぜい白目を向いているくらいである。発生理由は全く説明されていない。敵は理不尽であるが,敵の正体について観客にはほとんど知らされず,登場人物の一部のみが知っているだけというのであるから,脚本の方がはるかに理不尽である。話の展開上,観客は当事者になり得ず,自分に災難が降りかかって来ることはまずないので,単なる目撃者をやらされるのみである。最終的に,あの終わり方では,わざわざ観に来た観客に失礼ではないかと思った。
主人公の妻夫木は,いかにも現代にありがちな若者を演じており,リアルな家族より自分がネット上で作り上げた家族の虚像の方を大事にしているところなど,観ていて非常にイライラさせられ,あまり同情を感じなかった。その妻を演じる黒木も,自分の生みの母を嫌悪しながら次第に自堕落になっていく様子が目も当てられなかった。主人公の高校時代からの友人を演じている大学教員役の青木も,非常に忌まわしい存在であり,解決に協力しようとする岡田も過去に身勝手な行為を行なっていて,精神に負債を抱えていた。霊能者の姉を持ち,それに憧れるキャバ嬢の小松も,虚弱さを持った人間である。唯一,霊能者を演じる松だけが毅然としていたが,正体が不明のままというのは全く釈然としなかった。同様に霊能者を演じた柴田がお笑いをかなぐり捨ててシリアスな役に徹していたが,様々なバラエティ番組での言動がそれを許していないような気がして,最後まで違和感が抜けなかった。要するに,登場人物の誰にも感情移入ができないという困った話であった。
音楽は全く耳に残らず,演出も怖くしたければいくらでも方法はあるだろうに,やたら血をぶちまけるだけというワンパターンなものであったので,かなり残念であった。あれでお終いとしたのは,続編でも作るつもりなのかも知れないが,仮に作られたとしても,この出来では続編に期待できるものは何もない。これだけ能力の高い俳優陣を集めながら,それぞれにやり甲斐がある役とは思えないというところに作品としての限界を見た思いがする。率直に言って役者の無駄遣いという感じがした。唯一の収穫は,露出の高い小松の姿くらいであったような気がする。一人の人間を救うのに何人もの人命が犠牲になるという話は,プライベートライアンのようでもあるが,映画としての出来は,スピルバーグ作品と比べては失礼というものだと思った。
(映像4+脚本2+役者3+音楽1+演出3)×4= 52 点。
ホラー要素よりも 人間が怖い
中島監督、最高です。
鑑賞後文句を言いたい気持ちも大いにわかります。しかし、これは中島哲也監督による中島哲也監督の映画です。ハナから原作の「ぼきわんが、来る」を忠実に映画化する気なんてありません。そうだったら中島監督に映画化の話なんて回ってきません。これは「ぼきわんが、来る」をベースにして中島映画特有のカラフル映像エンターテイメントを楽しむ娯楽映画なんです。
話に辻褄が合ってない、前半のテンポが遅くて怠い、そもそも妻夫木パートいる?などの意見を言う方は、全く中島映画をわかっていません。あれらは全てワザとです。原作「ぼきわんが、来る」が繊細に描き出した諸々の社会問題を中島さんは描いているように見せかけて全く描いてないんです。あくまでそれらを「退屈だなぁ」と思わせることに意味があり、「退屈だなぁ」と思うからこそ、最後の超特大除霊コントの部分が映えるのです。退屈な社会問題や心の闇なんてどうでもいいんだ、そういうの全部まとめておれが除霊してやるよ!!という中島さんのロックンロールなんです。楽しい!!
仏教、神道、修験道、その他多数の宗派が力を合わせて都会のベッドタウンのど真ん中でド派手な除霊を行うシーンはホラー映画史に確かな1ページを刻みました。
このシーンだけでも映画館に行く価値は確かにあります。除霊ホラーと中島映画が好きなら必見です。映画という芸術はなんでもありなんです。ラストのオムライス、見事でした。
なかなかです
和製ホラーの気持ち悪さに期待して見たけど、全然ホラーじゃない。
正直がっかりしていたのだが、人間のドロドロ具合が徐々に効いてきて、やがて非常に不安な気持ちに…。最後はヒーローの様に戦う松たか子!なんでしょう?この映画?!
これを見たい!と決め打ちしちゃうと肩透かしを食うかもですが、終わってしばらくすると「エンタメってこういうことかも」と思えました。
実にヘンな映画ですが(ゴメン)結構面白い。
なんじゃそりゃ
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