来るのレビュー・感想・評価
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うーーーん…な映画…。
正直途中でDVDを止めようと思った程でした。
なんだろう、私がこの手の映画を受け入れられないのかなぁ。
一言で言うと「よくわからん」になります。
俳優は演技派を揃えていて、素晴らしいと思います。
妻夫木くんのイライラ加減をそそる演技も素晴らしい。
でも…鑑賞後に印象が残らないというところが正直なところ。
うん、まあ見た。
それだけでいっかって作品になってました。
2019 DVD/BD 10
狡猾かつ超強力なぼぎわん
田原(妻夫木聡)の因果が回って崩壊していく様はぼぎわん抜きでも、離婚する可能性高いと思ってしまう。
ウソのイクメン気取りで他人事のように育児ブログを更新し続ける姿は妻(黒木華)が呆れても仕方ない。
そりゃ、他に乗り換えられるだろう。
妻夫木聡演じる田原の様はホントにイライラするし、あんな何もしない夫が育児ブログとかチャンチャラ可笑しい。
夫婦って色んな事擦り合わせていかないと恋愛感情だけじゃ続かないのが解る。
1時間掛けて、田原が死ぬ過程と人間関係の狂いを説明される序盤はぼぎわんの影響力が凄まじく、容易に人が狂っていく様は気持ちが悪い。
田原はパーフェクトな父親では無かったが、妻の家庭環境も大概でその影響も目立つ状況に悲しくなる。
圧倒的なぼぎわんパワーに蹂躙されつくした田原家と対照的に
田原家に繋がった比嘉姉妹はいいキャラ立ちをしており、後半ぼぎわんとの対決に期待感が高まる。
死の匂いに惹かれる子どもと生に惹かれる怪物、誰もが1度くらいは覚えのあるネガティブな感覚に囚われる件はエグい。
そして比嘉琴子(姉)が儀式のために呼んだ仲間(霊能者)だが、沖縄のおばぁ達が交通事故でやられてしまった途端、別途で集まる仲間が異常を察知して命懸けの覚悟になるのはオーバーな演出ではあるが、ちょっとカッコ良かった。はては公権力に強い繋がりのあるユタの力は計り知れない。(オカルトな厄介事を解決したりして互恵関係があるのだろうか?)
霊能者逢坂(柴田理恵)は当て馬かと思ったがちゃんと出番があった。
作中、霊能者以外の人々がこぞって心が弱く田原夫婦、友人津田、野崎……ことごとくぼぎわんに取り込まれていく。
あまりにも凶悪なぼぎわんではあるが野崎の一言で正体がうっすらと見えると、ただお祓いするだけで良いのか?と考えてしまう。
大昔は虐待どころでは無い間引きを行っていた事と現代も虐待で子どもの命が失われる事態を実感すると、技術力や今の経済発展では解決しない事が解る。そりゃ、ぼぎわんが暴れるのも無理からぬ事だわ。
そしてぼぎわん自体のちからがあまりにも凄い。
建物ぶっ壊すレベルのパワー、且つ人間1人1人の心の裏側のキズを見逃さず、背中の咬みキズなど関係なく身体に侵入されたであろう描写は、過去にあった邦画ホラーと比べてもインパクトがある。
この凶悪、強大なぼぎわんを祓う為の儀式に様々な宗教を動員するのは、やり方を選ばない独特な手法なのか?どれかが効いたらそれで良しと言うことか?
ただし観るがわとしての怖さと言う点ではそれほどではない。登場人物のひ弱さに不安感を募らせて見続けてしまう作品。
誰にだって失くしたくないものがあるから、弱点も…。
子流しや流産、堕胎とネガティブなテーマが全編にあるため、ドロドロ感は否めず、その分観る人を選ぶので。
ラストはどうなったかが曖昧で次回作あるなら取り敢えず観てみたいとは思う。
個人的には黒木華が喫煙しているシーンに「吸うんだ?」と驚いた。色んな役がこなせるのはやはり凄いと言うことか?
勝手なイメージを黒木華に持っていた事を確認できた。
それにしても何だかんだで年1位で視聴している。そろそろBlu-rayでもDVDでも買うべきか…?それとも自分がぼぎわんに取り込まれているのか?
中毒になりそう
あと少し
映画館で鑑賞。
演技力等は映画として問題なく、演出も効果もCGも十分なクオリティでした。
脚本が、明らかに足を引っ張ってました。
原作を読んではいないのでこういうものかどうかはわかりません。しかし映画作品として見た場合、ホラーがやりたいのか、家庭内問題をやりたいのか、NTRがやりたいのか本当に分からないです。
何て言うか、余計な情報や設定が多過ぎてホラーとして見た場合も愛憎劇として見た場合も薄くなってます。
あくまで私の考えですが、映画にするなら原作に忠実に作成するか、主要な要素を抽出して壊れない範囲でブーストして特化するかでなければ基本駄作になります。
今作の原作を知らない為なんとも言えないですが、仮に忠実に作成したなら今回は後者の手法でホラーを軸に作るべきだったかなと思います。
本格ホラーが面白い
ホラー映画<除霊エンターテイメント的作品
幸せな新婚生活を送る田原秀樹のもとに「千紗さんの件で」と会社に訪れた謎の訪問者。
それをきっかけに起きた後輩の死を始めとする不可解な出来事により、妻と娘の身を案じ始めた夫の秀樹は友人のツテで霊媒師の真琴とフリーライターの野崎を紹介してもらう。
正体も名前もわからない“アレ”の脅威に立ち向かう人々を描いたホラー映画。
正体不明の何かが襲ってくるホラー映画と予想し構えて鑑賞したが、どちらかというと人間の黒い部分や卑しい部分などの負の面によって事態が悪化したような描き方をしていて、ある意味人間の方が怖いと思わせるタイプの作品だった。
メインの田原夫妻の腹の内を序盤、中盤にかけて2段階で明かし、2回の胸糞悪さを味わわせてくる笑。
特に妻夫木聡演じた夫、秀樹のクズ具合は目に余るものだった。
イクメンパパを自称する為のブログ更新にイクメンパパ集会、会社でのイクメンっぷりアピールに反比例して、ブログ更新に追われ育児の手伝いは二の次、娘の怪我もブログのネタと言わんばかりに使い、終いにはたかだか1人産んだくらいで偉そうにと妻の香奈に対してマウントを取り始めるクズっぷり。
そんな秀樹を演じる妻夫木聡がまあ上手くて似合う笑。
近年の彼の役所はこういうクズ男が多い気がする笑。
また今作1番の存在感のあるキャラクターは中盤から終盤にかけて登場する日本最強の霊媒師として知られる真琴の姉、比嘉琴子こと松たか子である。
終始冷静沈着な対応で全てを見透かした動きを取り、団地一帯を封鎖し日本中から凄腕の霊能力者を集めた一大除霊作業をおっぱじめるクライマックスを牽引する存在で彼女の登場で作風がガラッと変わるのがとても面白い。
霊能力を持たない野崎が終盤にかけて真琴と千紗を救いたい一心で除霊の中心地に来てしまい、オタオタしている彼を目の前にしてまさかの渾身の右フックをお見舞いした件はホラー映画ながら爆笑しそうになってしまった笑。
色々と粗はあるかもしれないが、一応ホラーの括りだし、「アレ」の正体などはボヤかして終えるのは正解なのかなとは思った。
原作と違うという声もあるようだが、原作を知らない人間としては除霊エンターテイメント的な作品として割と満足できた。
中島監督の人間の醜さを描く表現力はやはりピカイチだなと感じた。
中島哲也の最高傑作かな?
①原作の『ぼぎわんが、来る』はホラー小説としては尻窄みである。第1章は確かに怖い。しかし第2章は視点の切り替えという面白さはあるがあまり怖くない。第3章(最後の章)は、最強の妖怪ハンターという姉の造形は面白いが、ぼぎわんがあまりに簡単に退治されてしまうので「なんや」という感じで脱力してしまう。ホラーとしては中途半端。②一方、映画の方は第1章に当たる部分はほぼ原作通りであるが、第2章に当たる部分から映画独自の展開・解釈となる。原作では良い父親の芝居をしているだけの夫の正体に愛想をつかしているが娘は普通に愛している母親なのが、映画での黒木華扮する母親は男も出来てだんだん娘を邪魔に感じだして来る。そして原作とは違ってなんと最後にはぼぎわんに殺されてしまう。③何故ぼぎわんは父親だけでなく母親も殺してしまったのか?そう、父親も母親も上部だけで子供を愛しているという嘘をついていたから。父親は自分が死んだと悟ってから初めて娘への愛情に気付いたがもう後の祭り。母親も最後に娘への愛情を取り戻したがもう遅かった。③この第2章にあたるパートの伏線は次のパートで更にはっきりとする。娘は妖怪ハンターの姉の前で『エクソシスト』のリーガンよろしく白目を剥いたりしてぼぎわんに憑依されたがごときになる。また松たか子扮する妖怪ハンターは「恐ろしい子」と言いぼぎわんもろとも葬り去ろうとする。ぼぎわんは子供を愛していると表面を取り繕う嘘つきの親を憑き殺すだけでなく愛されなかった子供にも憑くのだ。④そしてここからこの映画の最大のクライマックスがやって来る。妖怪ハンター姉の仲間の色んな宗教・土俗宗教・呪術の僧・お祓い士・祈祷士が一堂に会して(しかし一部沖縄からのイタコたちは途中で殺されてしまう)一大お祓い式を始めるのだ。こんなシーンは日本映画始まって以来ではないだろうか。しかし、それでも祈祷士たちの方が倒れていく。それほどぼぎわんは劇中の台詞通り凶悪な化け物だということがビジュアルとして納得させられる。ここがmotion pictureたる映画の醍醐味だ。⑤さて最後、妖怪ハンター姉が娘もろともぼぎわんを退治するかと思いきや、娘に真の愛情を注いでいた妖怪ハンター妹が娘を庇う。すると妖怪ハンター姉は「ならば、そうやって抱いていなさい!(愛してあげなさい)」と妹と妹の男(いつもと違って頼りない岡田準一)とをベランダから突き落としてからぼぎわんを退治する。娘は心から愛してくれる男女(特に小松菜奈扮する妖怪ハンター妹)に出会えたことでぼぎわんの魔手から逃れられたように思える(あくまで思えるだけですよ。ラストのアニメのシーンが意味深)。⑥基本的にエンタメなので監督にそんな意図はなく又穿ち過ぎかもしれないが、昨今の親子関係の問題、特に親側の問題をそれとなく提示しているようで面白い。
何?これ??
結論から言うと、超クソつまらなかったです!
とにかくやたら長い!特に後半!
同じ事をずっとグダグダ言っていて話進まないし、
ホラーと呼ぶには、全く怖くないし、サスペンスにもなってない。
演出も大袈裟で、どこかで観たような感じだし、
場面が切り替わってテロップ出る所は、
完全にスタンリー・キューブリック監督作品「シャイニング」だし
効果音まで類似していて失笑(観た人なら分かります。)
突然の音で驚かしたり、血の手形が浮き出たり、
ホラー部分の演出もかなりベタ。
ラストの大々的なお祓いのシーンも、韓国映画「哭声/コクソン」に
似ており、この監督のオリジナリティさを感じられない。
小松菜奈がなんであんなにパンクなキャラである意味も分からないし、
岡田准一演じるライターが、最初は人世投げやりのような感じだったのに、
後半は何故か妙に礼儀正しい感じになっていたり・・・
思わせ振りな話に見せてはいるが、中身は空っぽ!
前半は何とか観れるが、後半は時間との闘いでした(苦笑)
一体この作品で何がしたかったのか、俺には分かりませんでした。
全っ然怖くはなかったけどしっかり面白かった。役者さんがみんなバッチ...
新しいホラーエンターテイメント
来ない
ホラーなんだろうけどホラーって感じでもない
霊能力者の存在感が脇役に収まらない印象の映画をホラーで括ると、あれ?これホラー映画だよね???って感じになる
賛否両論ある印象なんだけど、人間関係や人間ドラマの部分では割と丁寧に描けていると思うし、原作ファンからしたら納得いかない展開だとしても、この映画で初見のこちらからしたら全体的な流れでも特に滞りもなく、例えば、途中、主観的な主人公になり得た妻が途中で死んでしまうシチュエーションなどいい感じで振り回されて引き込まれもしましたね
特に誰にも感情移入しないキャラクター群の中で、霊媒師?などの非日常キャラが出てくるのは、テレビ画面からオバケが這って出てくるようなもので違和感しかないんですが、部屋中に水皿を並べた中での電話のシーンで惑わす「どっちかが偽物」のゆさぶりが、個人的にはこの映画のハイライトでした
少なくともヘレディタリーよりかはエンタメでしたけど、ラストのクライマックスシーンはやや拍子抜けでした
でも続編があれば観ます( ^ω^ )
人間の恐ろしさが一番の恐怖
まじで怖かった。
何が怖いって、人間の恐ろしさよ。
お化けがバーンとか、そういうのじゃなくて、人間の闇の部分が悪い存在を呼び込んでいるってところも、ある意味身に迫るところや共感するところもあったし、実際にその"何か"を引き寄せている人間の心情描写が恐怖を掻き立てていた。
でも、一つ納得したのは、「来る」べき人に来てるなって思った。
「もっと家族に優しくしてください」なんてことが解決方法だなんて、普通の人が聞いたら確かに怒りますけど、こうやって映画で客観的に観ると、確かにこういう心が崩壊してる人とかには"何か"は付け入りやすいだろうなって思う。
空き巣に入れるのは、そのお家の戸締まりに緩みがあるから。
ホラーでも、これ現実のことだったらって思うと、ある意味勉強になる。
という真面目コメントでした。
ハラハラ観れる 途中までは、
小松菜奈が実体がないものと戦うとかヤツが妻夫木を殺しやすいよう松たか子になりすまして電話し無事に妻夫木を殺す辺りはめちゃくちゃドキドキハラハラで観れました
ただのホラーだと思っていたから妻夫木黒木夫妻の闇が生々しくてすっと入ってきました
岡田くんの感じも好きです個人的に、
子役の子も可愛く泣く演技も上手で無邪気だからこそヤツに乗り移られたお芝居もより恐怖を感じました
だがしかしなんだあの終わり方は、
ヤツを消滅することに成功したのか否か、霊媒師姉はどうなったのか、、
それが気になって堪りません
なんだオムライスの国ってほわほわしすぎじゃないか
可愛いから許すけども
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