「彼女たちは悲しみを乗り越えて生きて来た」あの日のオルガン bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
彼女たちは悲しみを乗り越えて生きて来た
平松監督は、単なるお涙頂戴ものにはしたくなかったらしい。あからさまに泣かしに来なかった、確かに。子供を悪用する事なく、保母さん達が、命を守るために奔走し、喘ぎ、成長して行く物語。
皆んな、悲しみを乗り越えて生きて行く、いや、これまで生きて来た、って言う佳作。
ただ一つだけクレーム。「戦争はどこまでも追いかけて来る」は違います。「戦争は振り払えば良いもの」。政治で、かかる火の粉を振り払わなければならないのが、今の日本なので、ここだけは少しイラッとしました。
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