アンロック 陰謀のコードのレビュー・感想・評価
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重要人物のキャスティング自体がある意味ネタバレ
昔「サスペンスドラマに本田博太郎が出てきたら大体犯人」というジョークがあったが、本作のキャスティングもそれに近い。
ノオミ・ラパスが演じるアリスの元上司でCIA高官のエリックにマイケル・ダグラスが配役されているが、この男、序盤で追われる身になったアリスを自宅でかくまったのもつかの間、敵勢力に急襲され撃たれて倒れる。え?ダグラスほどの大物を早々に死なせちゃう?しかも、ここまでの段階でCIAの誰かが情報を漏らしたという話もある。ダグラスの俳優としての格を考えたら、エリックがラスボス的存在で、射殺されたように見せかけたのだと、この時点で明々白々。もう少し地味な俳優だったらミステリー要素が終盤まで持続したかもしれないのに。
ラパスとオーランド・ブルームはなかなかのアクションを披露したし、敵勢力がCIAチームを偽装してアリスに協力させるシークエンスなどは面白かっただけに、惜しい。
視聴者を騙そうとしてやりすぎた物語
総合65点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
最初はなかなか物語と演出に緊迫感もあって質感が高い作品だと思った。
だが物語は複雑でどうなっているのかわかりづらいし、そんな複雑な物語が危険な状況でなんの破綻なくトントン拍子で上手くまわっていくのには現実感がない。オーランド・ブルーム演じるジャックの偶然をよそおった主人公アリスへの接近方法はあまりにわざとらしい。
そしていくつも出てくる物語の裏切り場面は、視聴者を騙したいのだろうなという意図はわかる。だけど黒幕の目的がアメリカの危機管理体制を厳しくすることだということなのだが、そのためにアメリカ本土を危機的状況にするためのウイルスをばら撒くなんていうのがあまりに馬鹿げている。こんな理由で納得して国家を裏切り家族と友人が死ぬかもしれない計画のために黒幕に協力するCIA職員がいったいどれくらいいるだろうか。大きな目標をもってアリスに対して色々と小細工を練っている割に、悪役としては力不足だった。
活劇部分も良く出来ているようで急に質が下がる場面がある。ジャックに体が触れるくらいの近距離でアリスが銃を突きつけて身体を拘束するなんて、反撃がいくらでもされてしまうだろうにと思いながら観ていた。
脇役にオーランド・ブルーム、ジョン・マルコヴィッチ、マイケル・ダグラスと有名どころが並んでいてすぐに顔を認識できる。
これらのうちの誰かが黒幕なんだろうが、オーランド・ブルームはあまりにわざとらしい登場ですぐに怪しいと思った。でも彼を送り込んだ黒幕の上司はマルコヴィッチかと思っていた。マイケル・ダグラスは彼の行動の背景に色々言い訳をつけているが、彼は狂信的な鷹派アメリカ主義者というよりも、アメリカ内部にいる他国と繋がっているテロリストなのではないかと考えたほうが辻褄が合う。
ロッテントマトでの評価は4.2とかなり低い。興行収入はわずか4.7百万ドルでかなりの大赤字ではないか。
自分はそれなりの緊迫感もありそこまで悪いとは思わなかったが、物語の整合性と演出の質感が足りないとは思った。ただしテレビ放送を観たので10分ほど短縮されているみたいで、その分物語への理解が追い付かなかったというのはあるだろう。
『バイオテロを阻止せよ!!』っていうお話
主人公のアリスはCIAの諜報員
テロを未然に防ぐことが出来なかった過去がトラウマとなって、現在はケースワーカーとして働いている
そんな中、CIAとMI5はテロ計画の情報を入手し、組織の一人を捕らえる
テロリストの尋問を依頼されたアリスだが、例のトラウマからこの依頼を断るが・・・
という物語
アリスは依頼を引き受けテロリストの尋問を始めるが、罠だと気づく
陰ではテロ組織が生物兵器を手に入れ、実行へと移ろうとしていた
そして自分がテロ組織に重要な情報を渡してしまった事に気づく(?)
で、アリスがテロを阻止すべく行動するんだけど
誰が味方で、誰が敵か分からない状況とか
見ていてハラハラドキドキするのは良いのだけれど
見終わって、振り返ってみるが
内容を思い出せない
アリスがなぜテロ組織に利用されたのかも忘れてきた
なんか、理由付けが乏しくないかな・・・
なぜ、アリスのまわりはこんなにも敵だらけなんだ?
本物のCIAから援軍は来ないのか?
たぶん映画の中で、触れているんだろうけど・・・
何度も同じ事を繰り返している自分が馬鹿なんだけど
CIAの諜報員とテロリストのアクションものは苦手だ
残り一時間で犯人が分かった。 多分、ミステリーとは言えない。
残り一時間で犯人が分かった。
多分、ミステリーとは言えない。
当たり!!!
つかみだけの映画。
で、何が言いたいのか?
アルジェリアがいつパリでテロをしたと言うのか?
ソ連が崩壊して、明確な仮想敵国が無くなってしまった西側諸国(?)の余りのセンスの無い制作者と制作会社が、ありきたりのスパイ大作戦を作ったに過ぎない。
昔から悪者はアメリカとイギリス以外。アメリカ人や英国人が悪くとも民間会社。でも、本当にそうなのだろうか。
スパイ大作戦で勧善懲悪を語るなかれ。イデオロギーが変われば善と悪は逆転するし、それを描きたくば歴史を考慮しろって言いたい。
キャラクターの把握は大事
ノオミ・ラパスはアクションもこなせるし、その辺を期待していたが事前情報がほぼない状態で見始めたので出だしがケースワーカーだったから、あれ?思っていたのと違う?なんて不安になった。
結局、彼女はCIAの尋問官だったから尋問から始まり次第に巻き込まれるようにアクションもこなしていくので想像通りの作品だったといえる。
期待より良かった点は、大きなストーリーはありきたりな感じなのだけど、もっと複雑に多くの組織や個人が折り重なって物語の層を形成していて、ミステリー的なサスペンスの部分が面白かった。
悪かった点は、登場人物が多くて誰が誰で何をしたいのか分かりにくいことと、ノオミ・ラパスのアクションが割と地味だったこと。
なんとなくノオミ・ラパスはアクション女優というイメージがあるけど、考えてみたら想像ほど激しいアクションをこなしている作品はないのかも。
これまたなんとなくだが、彼女は超絶美人というわけでもないので凄いアクションをやると思い込んでいたのかもね。
これは偏見だな。うん。そうだ。反省しよう。
コードは重要ではない
2023年9月2日 映画 #アンロック陰謀のコード(2017年)鑑賞 主演の #ノオミ・ラパス さんは顔は見たことあったけど名前は知りませんでした。 #マイケル・ダグラス とか、#ジョン・マルコヴィッチ とか、#オーランド・ブルーム とかはすぐ分かるんだなどな タイトルも含めB級ぽいけど、意外と面白かった
運命は自分の手で変える
ナオミラパス扮する元CIAアリスラシーンは、就職斡旋を行っていた。 アンロックって完落ちさせる事なんだね。引退しても事件に巻き込まれては元職は安心も出来ないね。でも思わぬところで助っ人登場。運命は自分の手で変える。元職の周りの人たちも大変だ。ちょっと人間関係が複雑で分かりにくかったね。
TRUST ME!〜持続する緊迫感
CIA諜報員アリス( ノオミ・ラパス )が信念を持って挑む姿が美しい。
豪華なキャスト陣( ジョン・マルコヴィッチがいい ✨ )、スリリングな展開にラスト迄目が離せなかった 👀
テレ東を録画にて鑑賞(吹替版)
【何度も裏切られる気持ちよさ】
・2017年公開のイギリス・アメリカのアクションスリラー映画。 ・かつてCIAの凄腕尋問官だったアリスは、パリで起こったテロ事件が発生する前に容疑者を落とす(アンロック)ことができなかったことにショックを受けて引退していた。現在はケースワーカーとしてロンドンで静かに過ごしていたある日、バイオテロ計画の容疑者を尋問するためにCIAに呼び戻される。嫌々ながらもCIAに協力して容疑者への尋問を行っていると、その最中にCIAの元同僚から「バイオテロ計画の容疑者を調べてほしい」と連絡が来る。今やってるけど…と?状態に。実は尋問そのものが罠であることを悟るアリス。そこからCIA内部の裏切り者の存在を気付き始め、陰謀のバイオテロ阻止に向けて奔走する という大枠ストーリー。 [お薦めのポイント] ・何度も裏切られる気持ちよさ ・読めない展開 ・良く練られた物語 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ [物語] ・久しぶりに、どんどん引き込まれていく映画に出会いました。というのも、全然読めない展開なんですよね。「こうだろう」と推測しても、裏切られる。丁寧に観客の視点をずらしてくれることで、展開の裏切りが生きてきて面白く観られます。観客の思考の流れをしっかりと想定された上で構成された、とてもよく練られた物語だと思いました。 ・鑑賞する前に見た物語の概要から「尋問に関わる物語が展開される」と思っていましたが、否。尋問官だった過去のトラウマがあるだけで、そこが主ではないという意外な裏切りも。笑 陰謀を暴いていく中でのアクションシーンやピンチのハラハラ、犯人の特定を愉しむ映画ですね。 [演出] ・悪者の正体を暴く時の演出がかっこよかったです。例えば、グラサン越しに銃を向けられている様を魅せてみたり、エスカレーターの前でのやり取りを客観的な引きの画で「・・・」を表現していたり。台詞での説明でなく、映像で少し遠回しに「怪しさ」や「ピンチ」を表現しているところが個人的には好きでした。 [映像] ・際立って感じたことはありません。 [音楽] ・際立って感じたことはありません。 [演技・配役] ・主役のアリスを演じられている「ノオミ・ラパス」さんは、映画「ドラゴンタトゥーの女」にも出演されていたようですね。まったく記憶にありませんでしたが、今回の映画をみて、とても引き込まれる演技が素敵でしたので改めて「ドラゴンタトゥーの女」も観てみようと思いました。超絶美人というわけでもなく、超絶強者でもなく、優しさをもったどこか庶民ぽさがあるところが好きでした。でも、やることはやる、みたいな。仕事の出来る課長や部長みたいなイメージですかね。笑 ・エミリー(トニ・コレットさん)とボブ(ジョン・マルコヴィッチさん)のやり取りが、おちゃらけすぎていて、嫌ではないものの、少し浮いていましたが、これは吹替だから??笑 [全体] ・久しぶりに、しっかりとハラハラさせてくれる面白い映画を見つけた気分です。物語に裏切られたり、犯人捜しが好きな方を中心に、割と万人にお勧めの映画です。ただ、そこが尖って素敵な分、一部、違和感を感じるところ(例えば、終盤のバイオテロ発生防ぐシーンやラストの犯人の扱い、エミリーとボブのコミカルなやりとり、などなど)はあります。が、そんなの関係ねぇ、です。尖った部分が素敵なので、見過ごせます。「悪者はいったい誰だ⁈」とハラハラしながら映画を観たい方は是非。ありがとうございました。 #映画 #アメリカ #イギリス #2017年 #アクション #スリラー #アクションスリラー #UNLOCKED #アンロック #陰謀のコード #マイケル・アプテッド #ノオミ・ラパス #オーランド・ブルーム #トニ・コレット #ジョン・マルコヴィッチ #マイケル・ダグラス #良く練られた物語 #どんでん返し #裏切り #全体3.6 #物語3.7 #演出3.5 #演技3.5 #配役3.5 #映像3.5 #音楽3.5
そんな都合よく味方が現れるかって少し馬鹿らしくなったけどその通りだ...
そんな都合よく味方が現れるかって少し馬鹿らしくなったけどその通りだったから安心した どうなるのか展開が読めなかったから最後まで集中して観られたのも良かった アリス強すぎ!とは思ったけど面白かったからいいか そこまで複雑ではない陰謀系だから見やすいし無駄な恋愛要素もない 強い女を観たい人にオススメ
出演者に恵まれているのに何かさえない残念さ
スターたちが出て適材適所にキャスティングされているのに、ストーリ展開も悪くないのになぜか残らないなあ。
アラブのテロ集団とか、真犯人グループの役者は予算的に息切れか。この人たちの登場シーンが少なくて薄くなった感じ。
100分におさめるにはお話が複雑すぎたかな。もう少し掘り下げて130~140分ぐらいじゃないかな。 前半の???の経緯とか丁寧にした方がいい。
オーランド・ブルームの役どころはやっぱりね、だけど、死に方がすごいので許す。それよりもマイケル・ダグラスでしょ。ここで終り? なあんだ。 しかもボスキャラの割に動機も貧弱、親分としてのカリスマ性なくがっかり。結局、このボスキャラで評価があがらない残念な作品。
めちゃくちゃ面白い
ノオミ・ラパス強い!ここ数年は女性を主人公に据えた映画が主流になりつつあり、それだけでも趣向が変わりアクションに新機軸が生まれるきっかけになっているようで、特にそのことを強く意識させられた映画でした。 「トゥームレイダー」や「ワンダーウーマン」のような、振り付け的なアクションではなく、常に考えながら戦う女性を熱演。新ヒーロー(ヒロイン)の誕生を予感させます。きっとシリーズ化されるんじゃないかと期待しています。特にガンプレイが迫真のアクションで、あっという間にエンディングまでたどり着く丁度いい長さでありながら、見終えた時に心地よい疲労感を覚えるほど熱中して見ていた自分に気づく、独特の緊張感を生み出しています。 「アトミック・ブロンド」も自分好みの骨太アクションをシャーリーズ・セロンが熱演していましたが、それを凌駕するほどの迫力。とにかく鉄の意思を最後まで貫くノオミ・ラパスの戦闘スキルにしびれまくりでした。しかも、細かいところに繊細さも表現しており、それが彼女の人間臭さとして強調されます。群衆の中鼻血を出しながら敵を追い詰め、一瞬の機転で危機を脱する鋭さ。常に作戦の影に犠牲を伴い、そのことに心を痛めている内面の表現も見事。それでいて、ちっともウェットな芝居にならないんだから、素晴らしい。こんな女優、世界中に彼女一人でしょう。 説明的なセリフやナレーションベースを極力避け、画面の動きのみで敵と味方を描き分ける脚本と絵づくりにも感動。彼女が対峙する相手が敵なのか、味方なのか直感的に判断しているのが画面を通して伝わってくる演出と、小気味いいテンポのストーリー展開、シンプルで強いインパクトを残す銃声、意外な敵の正体など、本当に最後まで楽しませてくれました。 プロット自体は、テロリズムを未然に阻止しようとするCIAエージェントが主人公の、内部に裏切り者がいるという、本当にありきたりなものでしたが、決定的に新しい、すごい映画でした。女ジェイソン・ボーン的な、シリーズ展開を期待して、今後を見守りたいと思います。 2018.4.25
良くできた脚本
最初の見出しと中盤までの評価はとても高くワクワクしながら物語に入っていったが、あるセッティングを見て、評価が走りすぎたかとチョッと覚めたので星🌟3になりました。さぁそれはどの場面でしょう⁉️WW
シリーズ化してほしいな~♪
久々に観たらエンディングはすっかり忘れてました(笑) 序盤のホテルでの尋問から脱出する場面ばかり印象に残ってて(笑) 尋問中に「尋問を頼みたい」って電話がかかってきて「あ~!今いる人達は偽物なのか!」とビックリしました、好きな場面です(^-^) ノオミ・ラパス素敵でした♪ 最後の「脚の付け根をナイフでザックリ」は想像しただけで力抜けちゃいます、痛そう~(笑)
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