劇場公開日 2018年9月14日

  • 予告編を見る

愛しのアイリーンのレビュー・感想・評価

全105件中、101~105件目を表示

2.0激情

2018年9月15日
Androidアプリから投稿

笑える

悲しい

寒村の実家で両親と暮らす42歳の男が、結婚に関する話で両親とちょろっと揉めて家を出て、数日後フィリピン人の嫁を連れて来て巻き起こる話。

ボケた父親と超保守的なうえに子離れ出来ない母親とパチンコ屋勤務の恋愛経験もろくにない主人公。
序盤から拗らせている感じとかねじ曲がった感じがあったけど、どんどんズレて加速していく。
ある意味、この母親にしてこの子ありな感じ。

笑いも結構織り込まれているしツッコミどころ満載ながら結構シリアスで重めのストーリーで、つまらなくはなかったけれど、ちょっとやり過ぎだしちょっと長かったかな。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
Bacchus

3.0ヒメアノ〜ルの監督作と知り....

2018年9月15日
iPhoneアプリから投稿

それなりに期待して鑑賞。
R15のエログロ振り切り気味且つ不気味スパイスが入った邦画を期待してたんだけどね。結論から言えば、パワーダウンな感じ。原作未読だが、ヒメアノ〜ルとはジャンル的にも違うからだとは思うが。設定やセリフに過激さはあるが、画としてはエロもグロもかなり大人しい。
しかしながら、随所にある不気味スパイスは流石だ。ヒメアノ〜ルでいうムロツヨシにあたる助演者はいるし、各人のセリフまわしや表情、時折入り込む不自然とも思われる回想シーン、圧巻ではあった。
テーマは、過疎化する田舎が抱える国際結婚をあくまでも問題としているが、そこに人種差別を良しとする表現が多く、対象となる新潟とフィリピンの人にとっては不快にも感じるだろう。原作は未読で違いは判らないが、あまり救いの無いラストだっただけに、この映画は色んな意味でもう少し気を使った設定や、ラストでは好展開にすべきだったかもしれない。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
映画鑑賞1000作

5.0見応えのある映画だった

2018年8月29日
iPhoneアプリから投稿

ガツンとした映画を観た。

顔見知りに勧めるのは少し気恥ずかしいけれど、私にとって今年のベスト3に残る映画になりそう。

ちなみにベスト3のあと2つは、
孤狼の血
カメラを止めるな!

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ama

5.0愚直すぎる三つ巴の愛。名作誕生!

2018年8月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

「一番大切な人に幸せになって欲しい」
愛する気持ちが強すぎるが故に、空回りしていく悲劇。
いや、悲劇じゃないです。
観る人によって受け止め方は様々でしょうが。
とても切ないけれども決して悲劇ではなく、これまで人類が繋いできた、壮大な命のリレーを感じました。(T ^ T)

親離れしろと言う父親と子離れ出来ない母親に、一人息子の岩男。
どこまで子供の面倒を見るのが親の責任で
どこまで親の面倒をみるのが子供の責任なのだろう。
そんな父、母、息子の三人家族が、ある日突然、夫、嫁、姑の三人家族に入れ替わる。
自分の立場の変化によって、新たに生まれる責任や固執にキャパオーバーで大暴走。
4人だと2対2で安定してしまうようなところも、3人だと何かにつけて必ずパワーバランスが生まれる妙。

真っ直ぐで、あどけなさが残る可愛いアイリーン。
結婚には愛がある筈だと信じているけれど、愛がどんなものなのかは、まだ良くわからない。
私も岩男と一緒に、彼女の魅力に惹かれていきました。

舞台挨拶で
「夏パート」の安田さんが「冬パート」の木野さんへバトンを渡し、夏冬を通してシトイちゃんが居る。と、おっしゃっていましたが、そう考えると、テーマがよりクリアになってきます。

夏パート :男と女による、愛情とお金と性の物語
冬パート :姑と嫁による、結婚と家族と命の物語

もちろんそれだけではなく、ガツンと問いかけてくるテーマが多すぎて、
本来ならそれぞれのテーマで映画が一本撮れるレベル。
単純に答えの出ない混乱の中で、必死にもがく登場人物たち。
そこまで誰かを愛せる熱量に圧倒されます。
自分の為に生きればもっと楽なのに、誰かの為に生きようとするなかで生まれる歪み。
熱量が高ければ高いほど歪みは大きく狂気じみていくのですが…それははたして“大切な人”が望んでいる事なのか?
でも、そんな不器用すぎる愛も突き抜けると、頭ごなしに「間違っている」とは言い切れないパワーがあります。
だって、それも一つの愛には違いない。
“真剣じゃない関係”でいることの、なんと楽なことよ。

ツルとアイリーンは全く違うようでいて、実は根本は同じような気がしました。
お金で買われてきた嫁と、跡取りを産む為の嫁。
社会から見れば利害関係の道具でも、人類の営みから見れば命のリレーの走者。
夏パートの2人にも泣かされましたが、
冬パートの2人にも涙が止まりませんでした。

追記:三つ巴のシーンが秀逸!
駐車場での、アイリーンと岩男と見合い相手
岩男の部屋での、アイリーンと岩男とすりガラス越しのツル
最高でした。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
shiron

3.5生々しい新潟

2018年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

国際結婚恋愛コメディなどとお気楽に鑑賞したら、とんでもない衝撃作でした。
描写がきついので見る人を選ぶ映画だと思いますが、その分、俳優さん達の演技が際立っているような気がしました。
主役3名の怪演は特に凄かったけど、出演者全員が好演だったと思います。
原作漫画があるそうだけど、軽く読んでみたい気持ちと、映画の衝撃度を考えて覚悟して読んだ方がいいのか…悩み中。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
はむ