劇場公開日 2018年9月14日

  • 予告編を見る

「ヒメアノ〜ルの監督作と知り....」愛しのアイリーン 映画鑑賞1000作さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ヒメアノ〜ルの監督作と知り....

2018年9月15日
iPhoneアプリから投稿

それなりに期待して鑑賞。
R15のエログロ振り切り気味且つ不気味スパイスが入った邦画を期待してたんだけどね。結論から言えば、パワーダウンな感じ。原作未読だが、ヒメアノ〜ルとはジャンル的にも違うからだとは思うが。設定やセリフに過激さはあるが、画としてはエロもグロもかなり大人しい。
しかしながら、随所にある不気味スパイスは流石だ。ヒメアノ〜ルでいうムロツヨシにあたる助演者はいるし、各人のセリフまわしや表情、時折入り込む不自然とも思われる回想シーン、圧巻ではあった。
テーマは、過疎化する田舎が抱える国際結婚をあくまでも問題としているが、そこに人種差別を良しとする表現が多く、対象となる新潟とフィリピンの人にとっては不快にも感じるだろう。原作は未読で違いは判らないが、あまり救いの無いラストだっただけに、この映画は色んな意味でもう少し気を使った設定や、ラストでは好展開にすべきだったかもしれない。

映画鑑賞1000作