「愛で狂い、情で救われる」愛しのアイリーン hhelibeさんの映画レビュー(感想・評価)
愛で狂い、情で救われる
いやーヘビー。すごい面白かったけど。
性的なネタもあまりにもドメスティックすぎて、エロいっていうよりうえぇぇ…ってなる感じ。
でもストーリーとしてはいくらなんでもありえないでしょって感じなのに、今の過疎地域ならありかねないかも…という絶妙なリアリティ。
この物語にはいくつもの「相手に過剰に思い入れ、幻想を抱き、そのせいで相手を苦しめてしまう≒愛」と、「たいして思い入れはない、むしろ憎んでたりするんだけど、一緒にいることで自分の中での存在が大きくなる≒情」が出てくるんだけど、愛のせいで物語が狂っていき、情が救いになってると感じた。
やっぱさ、大仰な「愛」なんて必要ないんじゃないかな。
男女間だけじゃなく、自分の子供であっても。
「愛情」で大切なのは、愛じゃなくて情のほうでは?と、愛が分からない私はおもいました。
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