カツベン!のレビュー・感想・評価
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Shall we ダンス?の壁は高いね^^;;;
金曜レイトショーは、フリーパス6本目で、久々の周防ワールド
映画のルーツでもある無声映画を独自の話術で、興行として成り立たせる活動弁士を取り巻くドタバタコメディ作品
永瀬正敏・高良健吾・成田凌さんが、三者三様の弁士を演じるシーンは見応えありでした。
画面の中のスクリーンには、周防作品の常連さん達が次から次へとカメオ出演してるが楽しめます。
ただ終盤の展開が・・・雑。。。。。(^◇^;)
ノスタルジックな喜劇
昔、映画館でサイレント映画を観たことがある。
月世界旅行とか、カリガリ博士とか、チャップリンのキッドとか、戦艦ポチョムキンとか結構、映画史に残るような有名な作品で、少し退屈なところもあったけど、昔の人にとっては、ストーリーもそうだが、SFまであって画期的だったんだと思って、なんかノスタルジックな気分に浸っていた。
そして、このカツベン!を観て、そうかー、昔観たサイレント映画に弁士が喋ってたんだと思って、なんか、また、ノスタルジックな感動に包まれた。
街の手作り感も妙に懐かしく、出演者の少し大袈裟な演技もよろしく、それらしくて、ドリフターズのコントじゃあるまいしみたいな馬鹿馬鹿しさも満載で、そして、ストーリーの先も読めたけど、古き良き映画が一大産業になる少し手前の頃のお話として、結構楽しかった。
個人的には、井上真央さんのツンとした演技にやられました。
周防監督らしいと思う。
これ『シコふんじゃった』の後位だとかなり評価違ったんじゃないかなと。
CM通りにかなりコメディ感強いです。
チープな中にも考えさせてクスッとさせる。
軽くなった周防監督って感じ。嫌いじゃないです。
芸達者なレギュラー?組みに助けられている風にも見えますが永瀬正敏や高良くんのクセの有る演技もいい。
高良くんと成田くんのバトル(弁士として)観てみたかった。尺の問題なんだろうけどね。
落ちまでキチンと作り込んでて周防監督の作品愛を感じます。
ただ、掴みの活写はもう少し荒い編集がよかったなぁ…
脚本的には突っ込みどころ満載ですけどwww
日本独自の映画文化に触れられる
予告に釣られて鑑賞
周防監督の作品はShall We ダンス?
くらいしかほぼ観ておりませんが・・
感想としては
十分面白かったです
日本の映画創生期の雰囲気を
落ち着いて再現された大正デモクラシーな世界観で
味わうことが出来ました
成田凌さんと黒島結菜さんの主人公ヒロインも
フレッシュで良かったです
活弁士という仕事は知っておりましたが
日本にしか無かったとは知りませんでした
厳密に言うとサイレントトーキーは
日本には無かったと言うことになるそうです
伴奏も生演奏
100年前の映画は4DXだったんですね
聞くところによると公開時に併売される
映画パンフレットというのも日本だけだそうで
結構日本独自の映画文化って深いんだなと思いました
撮影風景も音を取らないので映像だけに集中していたり
当然レフ板もないので自然光任せだったりなど当時の
感覚に触れるシーンが見られました
ただ全体的にはそういうシーンより
いつものドタバタコメディ的展開に向いていき
ありきたりな映画として終わっていってしまう
所がやや勿体ない感じがしました
そんなに乱闘シーン長くやる必要ある?
というところがちらほら
年末公開の娯楽寄りにしてしまった感が
ありあり
それよりもっと活動写真の当時の作り手側の
シーンに触れても良かったんじゃないかなと
山本耕史や池松壮亮の演じた実在の映画人達の
エピソードをもっと盛り込んでもと思いました
名のあるキャストが無駄遣いされていくのが
周防作品お馴染みの身内キャスティングもあって
目に付いてしまうのかな
たぶんこの年代を懐かしがって見る人はもう
年齢的にそう映画館来れないと思いますし
今の人には非常に新鮮に感じるテーマだと思いますので
もっと冒険しても良かった気がしますが
十分おすすめ出来ます
いつの時代も映画は楽しい
活動写真と呼ばれるサイレント映画に活動弁士が声を当てて一つの作品にしていた時代の様子が楽しく描かれていました。
正直ギャグで笑えなかったし物語もあまり楽しめませんでしたが、こうゆう形で映画を楽しんでた時代があったんだなぁと、同じく映画を愛する現代人として興味深く観ることができました。
あと、黒島結菜ちゃんがとっても可愛かった!和装が似合う。
【活動写真を観た後に好きな男の子と頬張った”大正キャラメル”は、いつまでも甘く二人を結ぶ・・・。】
幼き俊太郎と、梅子が刑事の目を掻い潜って活動写真を観る場面。
鑑賞後、観たい活動写真の名前を次々に口にする梅子と、好きな活動弁士の名前を次々に口にする俊太郎・・。
そして、俊太郎が梅子にあげたモノ。
冒頭のこの場面が後半、効いてくる。上手いなあ。
俊太郎が泥棒達と決別し、見習いで働き始めた活動写真小屋、”靑木”館の主が竹中直人で妻が渡辺えりという配役だけで嬉しくなったのは、私だけであろうか?
又、豪華過ぎる俳優陣の中で、弁舌滑らかに弁士を演じた成田凌の姿は良かったし、梅子から松子(梅から松ね・・。)になった女優を演じた黒島結菜は健気な姿が美しかった。
俊太郎と気障な弁士(高良健吾)との”箪笥”を交えての戦いの場面も可笑しく鑑賞。
が、一番存在感溢れる姿を画面一杯に躍動させていたのは、泥棒の頭だった安田を演じた音尾琢真だったと私は思う。流石、今や個性的な脇役を演じたらNo1男である。
又、今作では出演なしか・・と思っていた草刈民代さんはちゃんと”役”を演じていたし、上白石萌音さんもいた。(あ、いた!という感じで一人喜ぶ)
冴えない楽団の中には、ちゃんと徳井優さんも、田口浩正さんも陣取っている。
終盤のあの場面は、どう見ても”ニューシネマパラダイス”だし、周防正行監督の映画愛に溢れた、懐かしき風合いも宜しい。
<エンドロールで流れる稲垣浩監督の言葉も印象的な、邦画初期をコメディ要素を絡めてほんわりと描いた優しい味わいの作品>
カツベンはアドリブ?
久しぶりの周防監督の映画ということで期待して見てみたが、最初から喜劇映画モードでいつものような観客への問いかけのようなものはなかった。悪くはなかったがキレもなかった、昔の日本のカツドウはこういうものだったという映画かな。カツベンはまさにアドリブしだい、さんまがやったら上手そうだ。
ザ・喜劇
活動弁士を夢見る少年が大人になり、映画館の雑用から弁士になっていく中で巻き起こるドタバタ劇。
活動弁士の活躍をみせる作品かと思ったら、メインは彼とその周りで起こる騒動を面白おかしくみせていくストーリー。
憧れと現実、個人のライバル関係や箱のライバル関係と陰謀と過去等々色々とベタな設定を詰め込んでドタバタドタバタ…。
詰め込み捲りの割にはテンポが良いので飽きはしないけど、深く考えちゃいけない浅~いストーリーで、愉快に気楽にみるのにもってこいという感じかな。
ほっこり、ほっこり
前半、ヒロインの母親が売春婦という設定で、もしや令和の「泥の河」?と少し身構えたのですが、全く違って、終盤のスラップスティックなドタバタはまるで「令和のドリフ」でした。他の方が、周防監督らしくない作品とコメントされていましたが、私も同感。エッジが効いていないというか、つかみどころが無いというか、今は無き時代へのノスタルジーという感じでも無いし。もしや周防監督、素敵な奥様と幸せ過ぎてボケが入ったか?
但し、127分の上映中、私はずっとほっこりした気持ちで居られたので少し得した気分。これはこれで良かったと思います。
役者それぞれのキャラが引き立っていて面白かった!成田凌さんの活動弁...
役者それぞれのキャラが引き立っていて面白かった!成田凌さんの活動弁士っぷりが引き込まれる感じで楽しいし音尾琢真とのやりとりはハラハラさせられながらも面白かった!
監督らしくない映画内容に失望
周防監督といえば、私は「Shall We Dance」を観た事がある。「それでも、僕はやってない」は未見だが。今回は、カツベン。活動弁士にスポットを当てた映画だが、何か監督
らしからぬ映画で、配給会社は本当に東映ではなく、フジテレビではないのと思うほど、
フジテレビ配給っぽい映画内容には残念でならない。何か観客に訴えるものが欲しかった。
また、今の無声映画を若い人は知らない人もいて、映画内容についていけないのでは。
その物足りなさを感じてマイナス。後は、出だし。子供時代の頃の染谷を回想や活動映画を知らない人のための時代背景のシーンが長い。この点もマイナス。ただ、監督が無声映画を
知らない人のために配慮したのも分かる気がした。それでも、3点にしたのは主演の成田凌や青木館の館主役の竹中直人、その妻の渡辺えりの演技が良かった事と、成田の演技が良かった事。活動弁士の難しい役を良く成田が演じたのは見事なのが理由。なるほど、日刊スポーツ映画大賞で石原裕次郎新人賞を獲得しただけの事はある。来年は菅田直輝、松坂桃季と
成田が日本映画界男性俳優のトップ3になる逸材なのも納得。成田ファンはぜひ。
がっかり😖⤵️
ひさびさの周防監督の作品で楽しみにしてました。
それが こんな出来ばえとは😆
まず笑えない😖
ダラダラして テンポが悪い、間が悪い。
高校生の自主映画のような 冗長感。
『Shall we ダンス?』の大爆笑の作りは どこへいってしまったのですか?
監督技量の経年劣化は悲しすぎます😰
俳優陣は素晴らしいの
で☆半分加えました
最初から最後まで通しでストーリー的に非常に楽しめました。😊 とても...
最初から最後まで通しでストーリー的に非常に楽しめました。😊
とても良かったです。💕
昔の娯楽産業についても詳しく学べました。
映像に合わせて、男性が女性の声も含めて語るのは、非常に難しいだろうなあと思いました。
どちらかというと、成人を過ぎた方々、中高年の方々に受けそうな作品かな?と思いました。
#118 監督の映画愛が感じられる
成田凌クン、メジャー作品の主役初めてじゃないかな。
その名に負けず演技力もカツベン力も抜群でした。
色々あるけど最後はハッピーエンドで終わるのかと思いきや、日本はアメリカみたいにゲッタウェイできないのね。
サイレントムービーに登場する役者さんも豪華で見逃せない❗️
懐かしの雰囲気
無声映画は活動弁士個人のちからが凄く感じられる。
高齢だとスタミナや声が出なくなったり、中々厳しい職業だと感じたのが、活動弁士付きの無声映画を写した時の印象だった。
BGMは持ち込みの音源を鳴らしていたのがアナログで面白かったが、ピアノと奏者を付けてやったりもしている話も聞いたので無声映画時代は苦労したと思う。
作中にも同様のシーンがあって大勢の人間でやってるのは芝居の延長みたい。
現代に生きる活動弁士はニッチな存在(現在10人ほどらしい)だとは思うがそうでなかった時代を面白おかしく描いてくれた事は素直に嬉しい。
青木館雰囲気は古きゆかしい芝居小屋兼映画館らしくてホントに楽しい。
フィルム焼けるシーンは切ないが、当時のフィルムは燃えやすく、火気厳禁であったのは言わずもがなだ。
手動で映写機回してスピード調整出来るのも、フィルムカットして接着剤で繋ぐのも懐かしい。
後年、接着剤で繋いだフィルムが接着剤の乾燥とともにパサパサと千切れてしまうと言うのも恐ろしかった。
活動弁士が本当に人気があった時代のドタバタはコメディとして楽しめる。
東映は久々に面白い映画を作ったと思う。
自分が日本人でよかった(*´∀`*) 心底そう思える映画でした!!
自分が日本人でよかった(*´∀`*)
心底そう思える映画でした!!
カツベンを通じて、日本人の笑いに対する熱い思いが痛烈に伝わってくるから、すごく楽しかった!
隅から隅まで、心の底から腹を抱えて笑える映画に出会えたことに感謝!
カツベンという、映画に声を吹き込む仕事は、日本独自の手法だそうです(笑)
海外では無声映画が主流だったこの時代に、日本人はあえてアテレコで声を吹き込む技法か人気だったというのだから、素敵なお話!
・:*+.\(( °ω° ))/.:+
カツベンは、俳優と同じようなもので、その人の声色で作品のイメージがガラリと変わってしまうから凄い!
映画を活かすのも殺すのも、カツベン次第!
今で言うアニメの声優のように、その活弁士の声を聞きたくて映画を訪れる女性も多かったようです。
そんな、魅力的なカツベンに挑戦した成田凌さんの声色が凄すぎる!
╰(*´︶`*)╯♡
これまで、地味で陰気で不良みたいな役が多かった彼が、この映画でイメージを180度変えてしまう、素晴らしい弁舌士に変身していて本当に驚きました!
男形の太い声から、女性の優しい語り口まで、その類稀なる技量はまさに神業!
本物の活弁士と言ってもおかしくないくらいの、天才的な声に一気に作品に引き込ませました。
成田凌さんの意外な一面を引き出した周防監督の目の付け所が鋭すぎる!
また、ヒロインを演じた黒島結菜ちゃんの声も、透明感があってすごく良い声でした!
黒木華ちゃんに匹敵するような、着物の似合う昭和顔に惹かれたのはもちろんですが、それ以上に彼を一途に思う、可愛らしく切なげな声の演技力の高さにびっくりしました。
NHKの『いだてん』の時も、大正時代の女学生を演じていたし、こういう着物の似合う女性はなかなかいないので、これからの女優としてはとても貴重な存在。
成田凌さんと、黒島結菜ちゃんという、奇跡のようなキャストのコラボが、この映画を引き立てているのだと思いました!
また、脇を締めるキャストの人々の豪華さにもビックリ!『Shall we dance』でお馴染みの竹中直人さんと渡辺えりさんの息のあった演技に感動!
この2人がいるから、周防監督の映画は楽しいのだと、決定付ける素晴らしさでした!
さらに、何より意外だったのが高良健吾さんや井上真央さん、小日向文世さんたちが悪役として出演していた所(笑)
普段、カッコ良い役や優しい役が多い人気俳優たちを、悪役で起用するところが面白い!
2枚目役者を3枚目として起用する贅沢さが、この作品を余計に魅力的に仕上げている気がしました!
やはり、周防監督はテーマの意外性だけでなく、1人1人の役所にもスパイスを取り入れてくれるから素晴らしい!
一人ひとりの意外な一面を鋭く突く、完成度の高い作品に感動しました!
(о´∀`о)
本当に、素晴らしい作品をありがとうございました
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