パティ・ケイク$のレビュー・感想・評価
全30件中、1~20件目を表示
ミソジニーへの反逆心
黒人差別のある社会を背景に黒人の団結や自覚を歌い、ギャング文化との親和性もあり、アメリカ社会の中の弱者からの反抗心の象徴だったヒップホップ音楽も今やシーンの主流。黒人のみならずあらゆる人種に聴かれる音楽となった。
黒人カルチャーのものであったがゆえに、白人のエミネムはむしろそれを反抗心の糧として台頭した。
ヒップホップ文化は人種差別には敏感だ。しかし、ジェンダー差別にはどうだろうか。黒人男性社会は極度にミソジニーが強い。ヒップホップの世界においても女は「トロフィー」のような存在だった。
冒頭、男連中と繰り広げるラップバトルは、主人公は貧困、家庭環境以外にも世間のミソジニーとも戦っていることを示唆する。
最後のライブは聴く者の魂に響く。最高にカッコいい映画だ。
清々しいほどに中二病。
・清々しいほどに厨二病な映像表現と、主人公と、周りの奴ら。
・そんな主人公がオトナと化すラストステージの装いエロし。
・ナナおばあちゃんがまじMVP、MMMVP。
・自分の周りの町や家族やゴロツキたちを否定するためのラップから、自分の人生と生活のすべてをマッシュアップさせた唯一無二な音楽に昇華していくさまが素晴らしい。
・自分に足りていないものばかり目が行っていた視点から、自分は何を財産として持っているかという視点に切り替わっている。
・その自分の財産を最後に「リミックス」させる必要があったから、ラップというジャンルはこの映画には必要だったんだなぁ
・「あたい、スターになれると思ったんよ(泣)」「いやいや、あんたはあたいのスーパースターやで」という孫とおばあちゃんのやりとりが転換点になってる。こういうのとても泣けるよ。
・終始生ぬるくなく、とめどないアウェイ感が主人公を襲う感じが素晴らしい
・家族って仲良しなだけじゃなく、険悪なだけじゃないという感じが非常にリアル。
・一番の鬼門だった母をマッシュアップするさまが素晴らしすぎる。泣けるッッッッ。
・この映画好きだった人は、「ハッスル&フロウ」観てもブチアガれるはず
歌手として成功を夢見る女の話。
【ニュージャージーの掃溜めから、ヒップ・ホップで抜け出せ!】
音楽、ストーリー、キャラクター、全て◎。
ひたすら惨め。しかし
いい気分に浸れる好作
応援していました
もうひとつ!
ラップなんて全く興味無かったが…
とにかくPBNJの音楽がかっこいい。パティが見た目で損をしてるけど...
ドン底から音楽と夢と仲間でのし上がってく好き系ジャンル。 ラップが...
良かった。
全30件中、1~20件目を表示