「卒!冷笑」パティ・ケイク$ ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
卒!冷笑
スクリーンに映し出されるパティは、実は自分の奥底にしまい込んだ「夢」の象徴。パティをダサいと笑ったり「痛いなあ」なんて上から目線で小馬鹿にしたりすることは、観ている自分自身の「夢」を諦めてしまっているだけなのかもしれないですよね。
パティもパティの母ちゃんもばあちゃんも世の中を冷やかして諦めていたけど、本当は自分の中にある熱いものを燃やしたくてたまらないんです。自分のラップに熱くなるのも人に対して熱くなるのも、一体何が悪いのかしら?人を評論する暇があるなら、自分の中の熱いものを燃やして生きよう。
だって、ずっと日本を覆ってきた冷笑なんてこと自体がもうちょっと違う違う。冷笑なんて1ミリたりとも自分の為にも人の為にもならないって、傷つかない様にしていたことが逆に自分を傷つけてしまうことだったって、パティをみていて気がつきました。
ここ最近のアメリカからは血の通った熱い作品ばかりが届くから、きっと自分にも他人にも一生懸命だったりすることが、見直されるはずですよね。自分にも他人にも温かい言葉をかけたくなるはず。そしてキラーPは女性版ランディ(BYレスラー)のようで、めちゃくちゃカッコいい最高の女でした。
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