ギャングースのレビュー・感想・評価
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すごく意味のある120分でした。
いろんなところで皆さんが言ってたように、本当に知らないことだらけで。実際にもこのような生活をしている人がいる事とかそもそもこの生活自体が、観なかったら多分一生知らなかった世界だった。怖いとかどうとかよりも、とにかく弱い立場の中の苦しさとその中での強さと逞しさ、心の暖かさと時に仲間と笑い、力を合わせて戦う姿に、ただただ心が動きっぱなしでした。どんな形であれ、生きるために何かをするという一人一人の戦いで、それぞれの形があって。でもそのために誰かの命を奪っていいわけじゃないのだけど、いい意味でも悪い意味でもまっすぐで、必死で仲間思いなちゃんと人間味のある彼らだからこその結末にすごくホッとして、あたたかくなってまさに、キラキラ映画でした。
登場人物それぞれがさまざまなことを思って戦い、生きていて。その生活の中で自分が保てるというか、優しい心をもつことごできるかの1番の差はやはり仲間の存在大切な人の存在なんじゃないかなと思いました。
私が何を言っても綺麗事にしかならなくて、それが悔しい部分と、同時に綺麗事にしかならないのは何も考えず生きていた自分の環境が過ごしやすい環境だからという事だから、感謝しなければならないなと。
役者陣が素晴らしすぎた。入江監督さすがです。すごく意味のある、120分でした。怖いだけじゃないです。
林遣都ファンです
遣都ファンなので好きなジャンルではありませんが初日に観に行きました。この作品では遣都くんの可愛さは残念ながら見ることは出来ませんでした。日向を思い出しましたがそこまでのカリスマ性もなく、出番も少なくて不完全燃焼、枯渇しています。
内容としては、途中見るのがしんどくなるほどのどん底があり、てんぽを感じることができずに欠伸も出たりしましたが、たたきが成功し最後は痛快に終わったので良かったです。互いを財産と言える仲間と巡り会えたのだという1つのテーマは理解出来ますし良かったのですが、その先足を洗って社会に出られたかについて回収出来ておらず、その点が終わった後モヤモヤしました。
中身の薄い映画
漫画原作は未読です。
設定が無理やりすぎてどうもついていけない。でも、公開前にやたらと(リアル)と言う言葉をウリにしていたので、余計そのチャチさが目立つ。
なんか恥ずかしい映画だったと言うのが正直な感想ですかね、主人公たちがやたらと叫ぶし、内容ないことでカッコつける演出も恥ずかしい。
脚本が穴だらけなので、敵がアホにしか見えない。半グレの連中がアホの集団で、そのせいで、全てに緊張感もない。
公開2日目にしてガラガラだった
盗っ人爽快感が無い
身分証明書も無い刑務所上がりの3人組が悪稼ぎしている奴らから「タタキ 窃盗強盗」を行い、前半3000万のお金を貯めようとする話。
前半、現代日本の社会の仕組み説明や、オレオレ詐欺の金の行先など勉強になる部分はあったものの、主役3人の展開が相当先まで読める為、ストーリーとしては退屈な時間を過ごした。
3人にも個性があるんだが、ないんだか。
とびっきり素敵なタタキがいない。
また、どっかの映画で観た様な凸凹3人組である。
とりわけ熱演していた訳でも無く、時間が過ぎる。
「5000円も無いのに、ガソリン代はどこから出てるんだい?」や、「【めざせ3000万】とかガラス窓に書いてあれば近所の悪ガキさえそこにお宝が有ると分かり盗みに来るわ!」とツッコミを入れたい部分も多々。
後半は(この3人に大した才能がある訳でも無いので)計画に現実味が無いし、最後あたりは3人じゃ達成出来て無いし、う〜ん。。。
やっているタタキ行動は基本同じで、オーシャンズシリーズなどの盗っ人爽快感もある訳では無いので、後半になればなるほどつまらなかったです。
少し3人服装小綺麗な方が良かったでは?
久しぶりにお金出した割には損した気分。
作品に期待して観に行ったからだと思う。
最後に篠田麻里子よ。お前は何がしたかったのだ?
斉藤兄弟。どこに出ていた?w
そんな映画でした。
私の知らない振り込め詐欺の世界
面白かったなぁ
描いているのはダークな世界でも、前向きに作られていて、楽しみながら観た作品
3人の主人公たち、サイケ(高杉真宙)、カズキ(加藤諒)、タケオ(渡辺大知)は、少年院で出会い、共に育った仲間たち
彼らは、窃盗をしながら生計を立てて生活をしているが
なかなかうまくいかない
しかし、ある日、カズキが身寄りのない少女ヒカリを保護してから、彼らにも運が向き始め…
この物語の背景にあるのは、振り込め詐欺を行なっている詐欺グループの実態
少年院のような施設から社会に出た少年たちは、まともな仕事に就けず
やがて、お金を持っている年寄りから金を奪った方が楽に稼げると考えるようになる
そして、彼らは組織立った詐欺グループを形成するようになる
主人公の3人組は、そんな詐欺グループから金を奪って「ちゃんとした社会人の生活」を手に入れようと夢見るようになる
そんな彼らの物語を
実録!あなたの知らない振り込め詐欺の世界
っていうルポを見てる気分で楽しんだ
そこで思ったのは
こういうサギは、永遠になくならないんだなぁということ
財布のひもが緩いお年寄りがいて
何をしても上に上がれない貧困層の若者たちがいる限り、その構図がなくなることはない
だからこそ、主人公トリオが、そこを突破して明るい未来を築いてくれるんじゃないかと期待して観てしまう
彼らは、ろくに漢字も書けないような子たちだけど、なんとかはい上がって、人並みな生活を手に入れようと必死になっているところが良い
その前向きで力強いパワーで、彼らの世界に引き込まれた
ただ、私としては、少年院を出た彼らが、まともな職に就けない現状について、どこに問題があるのかと、どうすべきなのかを提示して欲しかった
この映画を観て思ったのは、社会とは、金さえあれば幸せな生活ができるところではなく、どんな環境で生まれて育った人も、自由に働くことができるところであるべきだということ
だからこそ、
彼らが、底辺でもがきながら、光の差す方を目指して必死になるのは、良いけれど、その前に、もっと叩くべきところがあるんじゃないかなと思ってしまった
それとも、社会を変えることを諦めるべきなのか
それに、この手の貧困層のダークな世界を描いた作品は、韓国映画にはいくらでもあって、やっぱり、そういう世界の描き方は、韓国映画の方が何枚も上手だなと思ってしまう
それでも、こういう社会の底辺を描いた作品が作られることはとても大事だし、広くたくさんの人に知ってもらうために、若手俳優をたくさん起用して、エンターテイメント作品になっているのは、とても良いことだと思う
伝えたい事。
まず、コミック原作映画であること。
それは忘れた方が良い、
いや、忘れてはいけないんだけれど。
つまりその原作コミックを通して作者の両氏が「伝えたい事」、
問題と言うか、事実と言うか、その事を、入江悠が映像にした。
それも、予備知識無く入り込めるエンターテインメントにした。
そういう意味では原作はコミックだが、
大切なのはその「伝えたい事」だ。
主役の三人をはじめ、敵対する反グレ集団の面々も
三人をサポートする人々も特徴的で
他では見せない表情をみせる。
綿密な取材に基づく表現はリアルで、
裏事情用語や、一般には知られていない情報が
随所に織り込まれている。
自分もちょっとワルになったような気持ちになる。
その感覚は、ヤクザ映画や不良映画やヒーロー映画に近い。
しかしこの映画を楽しんだ後には
前述した「伝えたい事」がはっきりと心に残る。
それは入江監督の下、この映画に関わった全員が同じ方を向いて、
その「伝えたい事」を共有して撮影が行われた成果なのだろう。
原作者が、監督が、役者が、スタッフが
「伝えたい事」とは何か、どんな気持ちになるのか。
私は、優しくなろうと思った。
そして繰り返しみようと思ったし、
大切な人にはみてもらいたいと思った。
仲間がいるから頑張れるんだよ!
こういう映画好きかも…(笑)
底辺の底辺、不幸のどん底の中で最低な生活を送る年少上がりの3人組。
ギャングさながらの破天荒な彼らの行動に大興奮した2時間でした!
幼い頃に身内、友達から裏切られ、少年院にいた彼ら。
社会に出て真っ当に生きようとしても、身分証も住む家もない彼らは、普通の生活なんて出来ず苦しい生活を送っていました。
結果、犯罪者に残されたのは、再び犯罪者になるという悲しい現実。
タタキという、詐欺グループが騙した金を再び奪う犯罪を繰り返しどうにか生活しているのです。
牛丼一杯食べられないくらい、苦しい生活の姿が切なすぎます。
そんな侘しい生活の彼らにとって、唯一の幸せは少年院で出会った仲間3人との暮らし。
一緒にいるだけで楽しいと思えるかけがえのない存在は、決してお金で買うことなんて出来ません…。
タタキの仕事は嫌だけど、仲間がいれば乗り切れる!
笑顔全開で頑張る姿に元気をもらいました!
目標3000万円に向けて、金をバンバンむしり取って行く姿はやっぱり犯罪者。
でも、彼らはその金を元手に普通の幸せを手に入れようとしています。
普段当たり前のように家を出て働く、そんな生活が彼らの理想だなんて…。
普通に生きることがいかに贅沢かということを考えさせられました。
今回キャストの面々が大好きな人ばかりで大興奮!
細くてロン毛の似合う高杉真宙さん、
太っていても愛嬌抜群の加藤諒さん、
金髪で過激だけど、根は優しい渡辺大知さん。
各々がその個性を生かした演技で、ギャングースの世界を盛り上げています!
破天荒すぎる展開ばかりですが、一人一人の心はみんな優しい
犯罪者と分かっていながらも憎めないのが良いですね(笑)
かなりブッとんだ映画ですが、見終わった後後にはなぜだか心がほっこり出来そうなそんな素敵な映画でした。
観終わった後、きっと牛丼食べたくなるかも…(笑)
エンディングの渡辺大知さんのロックや歌声にも注目!!
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