ギャングースのレビュー・感想・評価
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3人の演技は素晴らしかった。渡辺大知はとくに。 映画としては悪くな...
3人の演技は素晴らしかった。渡辺大知はとくに。
映画としては悪くないのだけれど、好きじゃない。こういう設定の主人公たちだとラスト難しいと思った。
泥棒映画なんでしょう?
邦画である故なのか、泥棒映画としてのカタルシスが全く無い。これがハリウッドならラストは全然違うものになるはず。
要するに、結局は主人公たちが良い人たちでした・・・・でなければならいのであろう。
昔から続くチャンバラ時代劇の勧善懲悪から絶対に抜けきれないのは、邦画の良いところでもあるのだが、爽快感に乏しいのはやはり寂しい。
また、悪役が妙に優男系であるのは、狙いなのであろうが、ちょっと凝りすぎなのでは?と思ってしまった。
ゲンジツ〜
思わずIKKOさんで逃げ。
金子ノブアキの講義の通りです、はい。いつまでたってもどこまでいっても、貧困はなくならないし、虐待はなくならないし、格差も当然なくなりませんよ。そんなのおかしいってみんな思ってます、でもなくならない。この世から戦争がなくならないのも同じ。しかもいつの時代も犠牲になるのは力の弱い子どもときたもんだにゃ。
さて、どうしましょうか。隣の部屋にいる子がもしかしたら親に虐待されてるかもしれない、クスリ漬けで暴力を振るわれているかもしれない、学校にも行けてなければ、まともなご飯も食べられてないかもしれないのです。そんなとき、うちにおいでって言ってあげられますか。
とりあえずわたしはカラダ鍛えようかなと思いましたね。とことん強くなりたいです。
厳しい現実だけど、青春エンタメでもある
泣いてしまった。ひたすら危ない橋を渡って生きるしかない三人組の「やるか、やられるか」勝負。良いとか悪いとかでなく日々生きるためにやるしかないという感覚。貧困の中でも「仲間」がいてなんとかなっているという、ある種ものすごくセンチメンタルな友情ムービーでもある。
主人公三人組はとても個性際立っていて良かった。高杉真宙は幅が広いし、小学生の回想シーンまでこなせる加藤諒、渡辺大知も本当に上手い。原作読んでないけどきちんと寄せたんだろうなって。あと。ラスボスMIYAVI半端なかった。存在するだけで怖いという。でも子どものような一面もありという。全体的に演じる役者がすごく良かった。
ものすごく厳しい現実を見せつけながらも青春エンタメ的に仕上がっていた。入江悠監督は上手いなあ。若い人がもっと観るといいなあと思った。R-15なんだけど。
入江版『万引き家族』
漫画原作でありながら、
入江監督の作風が滲み出た印象を受けた。
『万引き家族』に物足りなさを感じた身としては、コッチの方がグッとくる。
地方都市感というか、北関東感とかいう、
都市部から1歩離れた地域のあの感じがリアル過ぎる。
低所得者号泣必死の作品。
成功する事と幸福は別の事。
成功する事と幸福は別の事。
1位、勝ち組(例えば目的達成や昇進等)&幸福が1番いい・・とするならば(あくまでもするならば)。
2位、負け組&幸福が2番目(他人を押しのけたり、踏み付けたりしない誠実な人は目の前の当たり前のことを見直すと意外に幸せ)
3位、勝ち組&不幸(勝つ為に嘘をついたり、騙したりしてるのは不幸)が3番目、カルロス・ゴーン(日本の検察制度等、国際問題になるだろうけど・・)はここ3番目か?
最下位、負け組&不幸、自業自得、いずれゴーンみたいな人もここになる。
本作のラストは・・・1位ということか。順位なんてばかげてる?そうです、そもそも順位や上下なんてないのです。
昨今のやくざ映画等の、描写とは言い難いエロい手法競争!グロい感じレース!に本作は参加しないでさらっと箸の持ち方や何気ないセリフで登場人物の育ちを積み上げていく描写こそが作品自体に共感できるし説得力も圧倒的に増すお手本!凄い!
ギャングース上映中
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3人のキャラ良いね
いや〜痛快!爽快!
悪い事して稼いでる奴から叩いて何が悪いっ!!
(そーだっ!そーだっ!)
と合いの手入れたくなるストーリーをフルに120分楽しめた (*´∀`*) ノ
金子ノブアキ、やはりキュンキュンします(≧∀≦)
初めて見たけどMIYAVIの演じる安達の狂気、恐ろしやー。
これ、安達がどんな手か使って出てきてリベンジに燃える続編とかあったらいいのになー。
ちゃんと3人にとっても『世の中そんなに甘くない』事を教えてくれる映画でサイコー💟
日本の壮絶な暗部。這い上がる者達の、無謀な戦いとは。
【賛否両論チェック】
賛:意図せずして社会のどん底へと落ちてしまった主人公達が、這い上がろうともがき続ける姿に、社会の暗部を垣間見るようで、思わず考えさせられる。
否:ラブシーンやかなりグロいシーンが多いので、苦手な人には全く向かない。
両親に捨てられ、犯罪に走るしかなかったサイケ、父親の暴力から妹を守ったカズキ、人が良すぎて仲間に売られたタケオ。社会のどん底まで落ちてしまった3人が、なんとか這い上がろうともがく姿が壮絶で、思わず圧倒されると同時に、日本の暗い部分を覗き見ているようで、考えさせられてしまいます。
ストーリーは割と単純で、少し呆気ない感もありますが、実際の取材に基づいているかと思うと、それもまた胸が痛むようです。
グロいシーンはかなり多くて、ラブシーンもありますので、苦手な人には向きません。気になった方はチェックしてみて下さい。
こんなもんかな
底辺の、何もできない男たちが集まって世の中に立ち向かう。その相手が悪の組織。・・・
この映画を、「だったらこういう展開になるだろうな。」なんて思いながら観ていました。
ストーリーがありきたりなのはいいけど(ジェラシックパークとかゴジラなんかもストーリーはありきたりだから)、もう少し色をつけれなかったのかな?
あの女の子の存在だけじゃ足りない。
それにしても、こういうストーリーの邦画には、必ず「さえないチビ・デブ」が入ってくる。なんでかなあ?と思います。
笑いをとるため?楽しくさせるため?・・・全然面白くなかったです。
ただ、サイケの台詞はよかった。
「学歴なし、住所なし、年少上がりの人間には・・・。」
本当にそうだと思う。
加藤(金子ノブアキ)の台詞もよかったです。
でも犯罪は許されないよ
苦しみながら生きていく道しかない3人がもがく青春どん底ムービー。この3人のアクターは毎回新境地を見せてくれる。素晴らしい!
まず共感は全く無理だが生きざまは理解できる。そんな思いで観ていたら引き込まれた。
金子さんの毎回ブレない演技姿勢には脱帽です。
MIYAVI様
原作の漫画が面白かったので楽しみにしてた。麻里子様はビッチ役が板に付いてきたな😃スピード感もあってあっという間にエンディングへ。サイケ役は相当、頑張ってたな。しかし、ギタリストなのにあんなアクションシーン、こなしちゃって大丈夫なのか?これからオファー、殺到するな。
中華料理店にいたスーツ姿のサラリーマン。まともそうな顔しているけど昼間からビールを飲んでいた。
実は詐欺集団を教育している加藤(金子ノブアキ)の講義には7割くらいまでは共感できる。貧困、格差、少子高齢化といった社会問題、政治家が2世議員、お坊ちゃまで占められてる現状など、的を射た発言だったのだ。ただ、詐欺を行うターゲットがひ弱な独居老人ばかり。弱者から金を吸い上げるところなんて共感できるはずがない!
暴力団、ヤクザの人口がかなり減った現代において、裏の社会を仕切っているのは“半グレ”といわれる不良グループ。劇中にも登場する“六龍天”なんてグループは徹底的に取材の末、設定されたものなのでしょう。オーナー、番頭、実行グループの下にメッセンジャーとか受け子とかがいる、表社会よりもヒエラルキーがはっきりしているのです。しかも、彼らは単なる詐欺だけじゃなく、高利貸し、さらに多重債務を負った女性を人身売買でオークションにかけるという非人道的な面も持つ。
こんな世界に飛び込んだのはほとんどを少年院で過ごしてきた3人の仲間、サイケ(高杉)、カズキ(加藤)、タケオ(渡辺)だ。特にカズキなんて親から虐待を受け、背中に根性焼きの跡がしっかり残っているほどで、ついには妹を守るために義父を殺してしまった過去を持っている。みんな家族を失って、3人が家族同然に暮らしている仲なのだ。そんなところへ幼い女の子ヒカリが加わり、だめだめな3人にも運が向いてくる。順調に稼いで、社会人として出直そうと頑張ってる最中に、少年院で一緒だった男に金を吸い取られることに・・・
失うものは何もない3人。中途半端なタタキをやても逃げ回るしかない。相手の六龍天は巨大な組織なので執拗なまでに追いかけてくるに違いない。ならばいっそのことトップの金を盗んでしまうという計画をする。ここで強力な助っ人が加わるのだ。トラック運転手の川合(勝矢)だ。妹が六龍天のオーナー安達(MIYAVI)に愛人となり、クビになったときヤク漬にされて殺されたという。
クライマックスはいつ失敗してもおかしくない、子供だましな作戦。ハラハラもさせられるけど、巨額の金を手に入れたらどうなるんだ?と心配もつきまとう。結局は安達のように新たな組織を作って、同じことを繰り返すんじゃないか?などと、成功してほしい、ほしくないの両面から彼らの活躍を見ていた自分がいた。だから結末はこの映画のパターンで良かったんじゃないかとも思いました。あーあ、トランクはちゃんと閉めておこうよ・・・
もやもや。ラストでぶち壊し。
原作を全部読んだ者です。
普通の仕事に就けない主人公たちが犯罪に手を染めるのはいいんですが、窃盗のターゲットとして何故ハングレ集団を選んだのかの説明のなさ、原作の魅力の一つだったカズキのある種誇大妄想的なポジティブさと熱さ、キモデブだけど憎めないところが薄かった(映画版の主人公はサイケ?)など細かいところでうーん・・・というところはありましたが、全体的にテンポよく緊張感があって、途中までは楽しんでみていました。
しかし、ラストのラスボスからのタタキが成功した後、非常に安っぽいケアレスミスで全てが台無しになってしまいます。この演出には本当に辟易しました。よくある海外ドラマシリーズで、主人公たちが何かに成功しかかっているのに、シリーズ引き伸ばしのためにとってつけたような失敗をやらかしてまた最初からリトライ、っていう感じのアレです。ただ、これは単発映画です。あの演出に何の意味があったのでしょうか。結果として彼らの生活が変えられないというオチにしたかったとしても、あれでは何のカタルシスもなく、一気に安っぽいパッケージ化されたドラマを見させられていた気分になりました。
原作は読み終わった後で幾ばくかの救いがありましたが、本作にはありません。しかも、「結局現実は厳しい」という視聴者へのメッセージ性のある救いの無さではなく、上記のような単なるヘボミスによるもの、安っぽいお芝居としての救いのなさです。映画館で見ましたが、ちょっと待ってレンタルかAmazon primeで十分かな。その程度の映画でした。
絶望ではなく希望
親から虐待をうけ少年院で育った3人の若者の話、私にも同じくらいの年齢の子がいるので、放っておけない、ハラハラしながらずっとみてた。
映画は、貧困、虐待の連鎖、裏社会のヒエラルキーなど重いテーマを扱いながら、観るものに手に汗握らせるスピード感あふれる娯楽作品にもなっていて。ブレイキングバッドやOrange is the new black とも肩を並べられるといったら褒めすぎでしょうか。
目を背けたくなるような現実を描いても観客を絶望させない、希望とユーモア溢れる清々しいラストに強いメッセージが詰まってる。
闇組織における騙し騙され裏切り裏切られる脆い人間関係、これでもかと搾取される若者たちのレジリエンスと仲間の強い絆。その対比が後半に際立っていた。
缶入り板チョコ
裏稼業のアガリを狙う、何のスキルもない少年院で出会った非オラオラ系3人組窃盗団の話。
緊張感も覚悟も足りない決して向いていないなあなあ窃盗団という感じでうだつの上がらない主人公達。
序盤は安っぽい悪ガキに安っぽい流れだったけど、ちょっと上手く回って調子にノってからの展開はなかなか良かった。
しかしながら、テンポが悪いのと、大ボスの恐さが余り感じられなかったのが残念だし、案外呆気ない感じ。
キーの筈のアイテムも使えてないしあんな下っ端が把握出来るレベルのものって…。
牛丼もそれ程魅力的にみせる描写がある訳でもないし、用語の使い方もわざとらしいさ、軽い方でも重い方でも良いけれど、もうちょい振って欲しかったかな。
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