「何も残らない。」ギャングース Yさんの映画レビュー(感想・評価)
何も残らない。
クリックして本文を読む
この映画に出演している加藤諒が『あまりにも友人に似すぎている』というだけの理由で鑑賞しました。
漫画原作の映画らしいのですが、原作を知らない状態でもスッと入り込める作品だと思います。
少年院上がりで、お金も住む場所もない3人の男が、生きていくために犯罪集団だけを狙ったタタキ(窃盗)を行なって日々暮らしているという設定です。
作中でざっくりと日本の経済状況についても触れており、特に国民の貧困事情が強くテーマとして描かれています。
搾取され続ける人生から脱却し、ドンと一発逆転という成り上がりストーリーかと思いきや、最後まで主人公達の現状は何にも変わっていません。貧しいままです。
その後も窃盗を行なって生きていくのだろうなという締め方で、後味の悪い思いをしました。
つまり最初から最後まで映画に何にも波が立ちません。ず〜っと平行線です。
感動もなし、盛り上がりもなし、心に残るものなしでした。
恐らく眠りから覚めた次の日には、この映画の事なんて微塵も覚えてないでしょう。
本来ならば★2ですが、作中に登場するMIYAVIの顔がカッコよかったので★2.5にしました。
コメントする