ガチ星のレビュー・感想・評価
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"下柳“はいったい何が「わかった!」のか?
どう見ても「ちょっと土田晃之が入った下柳」にしか見えんw。
ぶらぶらしたバッグの持ち方とかサイコー。いつ地面に叩きつけるかワクワクして見てたわ。(左投げではなかったけど。)
終盤までタバコも酒もパチンコもやめられず「ガチになり切れない姿」にイライラが募ったが、最後の最後でスイッチが。ありがちなストーリーとは分かっていても演者の名演もあり胸熱に!
簡単には報われないところもリアルでいい。
最後のシーン、レースが終わって周回を回る主人公のやり切った笑顔がたまらくいい!
演者の渾身&リアルな演技に評価高。
「やってますよ!」と指導官に言うが、自分は本当に全てをかけてやったのか?久松のように全ての時間を競輪にかけたか?競輪バカと冷めてみていなかったか?ここは自分のことに置き換えとても考えさせられた。
いやあ、めっけものの映画でした。
✳︎「競輪選手=儲かる」というイメージだったが勝てないと薄給なのね。厳しい。。
決して悪くないが
オッサンになると新しいことを始めようとしても若者についていけないし、ダメとわかっていることもなかなかやめられないんだよなあと思いながら眺めていた。
こんな野球選手どこかで見たことあるし、歩き方や柄の悪さもリアリティ満載。
この監督の泥臭い描写はとても好きだし俳優さんたちも良かったが、何も背負っていないただただ自堕落で甘ったれな主人公が薄っぺらいのであまり応援、共感が出来ず。ありがちなスポ根は応援したくなるキャラクターがあってこそではないかなと。可愛げの一切ないオッサン主人公はやや厳しいものがある。急に覚醒、からのラストは早すぎて???。主人公や他のキャラクターももっと深堀りして描いてもらって、1時間ドラマ8話くらいでじっくり観たい内容だった。
競輪描写とおじさんの負け犬っぷりが芸術的
プロ野球選手だった最初はポルシェ乗ってたのに、後はママチャリに落ち、だらしなくこいでパチンコしに行く姿が印象的。
競輪学校のシーンはどこも負け犬アラフォーに厳しく、肉体的精神的に追い詰められていく様が見所です。
肉体的に追い込むシーンを見て、「百円の恋」を思い出しましたが、似ていて異なる映画です。(主演がデブる役作りをする点はよく似てます)
同じくアラフォーとして、最後まで見ると励まされる作品でした。
同じ所をグルグルと
仕事柄、自分ももう新人ではなく、かと言って秀でた才能もないので、なかなか身近なダメな友だち、あるいは自分を見ているようでもどかしかった。
競輪と同じように同じ場所をグルグルグルグル、
同じ過ちを何度も何度も繰り返す主人公に、
お前のやる気スイッチはどこにあるねん!
とイライラした。
才能と言うか人の本質ってなかなか変えられないという事を嫌と言うほど見せられて、
ラストはこの世界で生きていきたいなら
もがくしかないんだと
腹をくくった主人公の笑顔が印象的だった。
物事の最初と最後だけ描かれて真ん中の出来事がカットされてるシーンが多くてなかなか物語に入り込めなかった。
競輪をやるきっかけが、思いつきのような印象を受けたのも残念だった。
本質は変えられないと言うのが主軸だと思うので、主人公が変わるまでがなかなか長く、そこからかなり努力して結果も出たであろうに、その辺りがカットされてるのも残念だった。
デビュー戦で絡んで来た選手を今度は相手もせず抜き去るシーンとかあって欲しかったなぁと思う。
ラストのレースでゴール前で4人の選手の人生が透けるシーンはカッコ良かった。
久松の冷たいけど中に熱く燃える物が見える目が印象的で、パンを食いちぎるシーンに這い上がったるという意志が見えて熱かった。
やっぱスポ魂ものはいいよね。
次回作が岡田准一主演の大作だと知って、予習の意味で急いで鑑賞。
やっぱスポーツものはいい!
役者さんだけじゃなく、スクリーンのこちら側も熱くなる。主役の安部賢一さんは、生き様が濱島と重なる部分があるとの話だったが、素とのギャップが半端ない。本当に全てをかけて演じたんだろうなぁ。脱帽!安部さんの次回作にも期待。
改心するまでが遅すぎる
ダメな人間の更正記…と書けば聞こえはいいが、
主人公は本当にただのクソなおっさん。
見ていて苛立ちしかしなかった
しかも結局、更正して人生挽回したかと言われれば疑問なところ
ただただ改心しただけ
オチがない。カタルシスがない。
見ていてつまらなかった
『百円の恋』のおっさんバージョン。
面白かった。
主人公が本当にダメダメで、うんざりするほど。
改心するまでが長過ぎて、気分が悪くなって、もうこんな映画見るんじゃなかったと途中で思ったくらい。
前半は応援する気分なんて、これっぽっちも起きなかった。
でも、あれほどのダメ男に映るように画策されているのであれば、それは監督側の勝ち。
やられたなって思いました。
ドン底からの再起を経て、V字回復をしていくわけですが、物語のピークは期待していたより低かった。
坂道を転がり落ちるストーリーが長過ぎたものだから、それを挽回するほどの、何かが欲しかった。
彼のことを応援・共感したくなる気分までは高まらなかった。
這い上がれ!親父レーサー!
過去にプロ野球選手だったという栄光はあるものの、どうしょうもなく、救いようもない40過ぎのダメ親父が競輪選手を目指す映画。
主人公 濱島のあまりのダメさ加減に途中で見る気もなくなりますが、最後にはきっと、スクリーンに向かって応援していると思います。
中年スポ根
プロ野球の中継ぎ投手だったが戦力外通告を受けて引退した男が8年後、40歳を目前にして競輪学校に入り選手になる話。
仕事もせずに酒とタバコとパチンコに明け暮れ散財し嫁と子供に出て行かれてというクズ野郎。
息子との約束も守れず嘘から出たまことを狙うも根性も足りず…というこてこてな展開だけど、判りやすいし、オッサンが頑張る姿はなかなか格好良かった。
流石に肉体まではムリなのはわかるし、予算的にスタンドが空っぽなのは仕方ないのかも知れないけど、レースの展開にもう少しリアリティがあったらね。
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