「あえて共感させて貰います」焼肉ドラゴン　When I am 75♥️さんの映画レビュー（感想・評価）

日本映画のDNAがいっぱいつまった映画。
不幸を全て貧困と民族の違いのセイにしている。

在日韓国人と言えども、日本語しか喋れない人はいないはずだ。ましてや、在日朝鮮人ともなると。

簡単に「北へ行く」もう、アイデンティティやナショナリズムの欠片もない。

つまり、在日韓国人の演出家と言えど、彼は既に日本人であって、日本人による日本映画だと思う。若しくは日本人に忖度した日本映画だと思う。そして、ストーリーは良いのだろうがリアリティに欠けて、相関関係が物凄く分かりづらい。
鑑賞者は先ずは彼らのアイデンティティを理解してもらいたい。本来なら、彼らは朝鮮系日本人のはず。しかし、二重国籍が取れない日本国。その歴史を知って見るべきだと思う。あまり、触れると消されるので触れないが、ある意味彼らは分断国家と日本人との間に挟まれた特殊な人たち。分かりづらい相関関係よりもたいへんな立場なのである。
直近の事件を考えると、まだまだ、その問題は続くはずだ

因みに1948年.済州島の43事件の残された者はアイデンティティは更に複雑。勿論、ナショナリズムも。だから、この主人公が片腕を戦争でなくして事件にあう理由がわからない。