「【高度経済成長期の関西地方都市の市井の人々の姿を描いた作品、だが舞台劇の色合いが出過ぎていて映画にした意味が弱いと感じてしまった】」焼肉ドラゴン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【高度経済成長期の関西地方都市の市井の人々の姿を描いた作品、だが舞台劇の色合いが出過ぎていて映画にした意味が弱いと感じてしまった】
鄭義信の人気戯曲「焼肉ドラゴン」を鄭自身が映画用に脚本を書き、監督も勤めた作品。
只、描かれた画とストーリーが、(予算の関係もあったかもしれないが)、映画としての奥深さと面白さに深みがもう少しあると良かったなあと思った作品。
「焼肉ドラゴン」の舞台を観たことはないが、無理に映画化する必要はなかったのではと思ってしまった。
勿論、大泉洋演じる哲夫と井上真央演じる梨花との可笑しき夫婦関係や、焼き肉屋を営むイ・ジュンウン演じる英順や名優キム・サンホ演じる龍吉の不思議な連帯感のある夫婦の姿は魅力的だったのだがなあ。
<2018年6月23日 劇場にて鑑賞>
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