「舞台演劇感が強い」焼肉ドラゴン kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
舞台演劇感が強い
大阪万博前後の大阪で暮らす在日韓国人家族を描いたヒューマンコメディ。
元々が舞台で演じるための脚本というのが納得できる。それを映画にすると違和感を覚える典型的なパターンだった。演劇としての展開ではアリでも、映画としてはどうなのかなと思ってしまった。
息子の自殺、次女の浮気?、長女の復縁、色んなことが起こるが、正直あまり感情移入できなかった。
それでも、最後の父親の独白は感動を誘うのだから始末悪い。あまり低い点数を付けづらくなってしまった。
最後、3人の娘が南北朝鮮と日本でわかれて暮らすことになるのはあまり喜べない。前向きな終わり方に見せて、その先の不幸を暗示していて悲しい気持ちになった。
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