時間回廊の殺人

■１９９２年１１月１１日。 　ある家で夫と息子ヒョジュが殺害される事件が発生し、殺人容疑で妻・ミヒ（キム・ユンジン）が逮捕された。 　彼女は無実を訴えるも、懲役３０年が求刑される。 　そして２５年後、仮釈放されたミヒは遺体が見つからない息子の手掛かりを得ようと、事件のあった家へと戻る。 ◆感想<Caution!内容に触れています。＞ ・ホラーテイストの中でのミステリー要素と、タイムトラベルがミックスされた作品である。 ・キム・ユンジンが若きミヒと年老いたミヒを演じているが、矢張りっ子の名女優の存在は、今作に置いて大きいであろう。 ・作品展開で、少し粗い点もあるがストーリー展開はグイグイと引き込まれる面白さである。 ＜仮釈放されたミヒを訪ねて来るチェ神父（オク・テギョン）が、とても良き男で、彼がわざわざ訪ねて来た理由が分かるラストも良き作品である。＞

特殊メイクって凄い　同一人物が演じているとは思えない皺・しわ・シワ
老若をちゃんと演じていたキム・ユンジンは、浅野ゆう子似
テギョンは、特に目元が小泉孝太郎似だと、これ見て思ったのは自分だけ？

突然、安倍晴明をだして、日本の悪口を入れてきたのは納得はいかないが
レイプではなく、戦争ではつきものの「収奪」ぐらいで留めているのは
もしかして、日本に対する配慮のつもりなのかな？

死んだはずの弟が、ヒョジェの部屋に出てくるシーンは何？
例の壁に吸い込まれた訳でもないのに
しかも、「僕がお兄ちゃんを守る」？？？？？？？？
要らないシーンだよね

巫女が霊と会話してるシーンでしか、渡辺将軍夫妻はほぼ出てこないのが不思議
もっと日頃から　出てこいや～ｗ

母子で失踪したはずの母親幽霊は、
自宅にいただけのミヒをなぜ包丁で殺そうとしたの？
錯乱状態にしか見えないよ

他のお化け達は、失踪当時のままの年令
それは「ここにいる人は、みな時間に閉じ込められている」から

それなのに息子ヒョジェだけが「75年も待ってた」と・・・？
歳とってるよね、お母さんよりも老いぼれているし
「今こうして生きている」とも言ってるけど、壁の中でどうやって生きてたのやら

ホラー映画だから、そういったことは矛盾だらけで大丈夫なのか？？？

ほとんど出番はなかったけど、駄菓子屋のおばさんも霊能者という設定なんよね
韓国では普通に信じられているものなの、
地相鑑定士や巫女等が本当にそんな能力を持っていると
それともベネズエラの原作のせい？
この2人のキャラクターは、怖い映画の中では一種の清涼剤にもなっているし
演技もＧｏｏｄ

父親が兄弟のうち弟だけに異常に愛情を注ぐのには、
何か訳でもあるのかなと思いつつも、最後まで何も触れられていなかったなあ
兄がミヒの連れ子なんかなと思ったけどさ
ただのアホなＤＶ親父じゃん

時間ループが起きているという設定はめちゃ良かったし、納得がいったし
それをうまく観客に理解させていたと思う

終盤になって母親の子供に対する愛情に胸を打たれ
まさか、ホラー映画で泣くことになるなんて

終盤に度肝を抜かれ、涙腺崩壊してしまいました。 愛って凄いな。