劇場版 幼女戦記のレビュー・感想・評価
全85件中、81~85件目を表示
メアリー対ターニャ
面白いっちゃ面白いんだが、テレビアニメ版の完全なる続編。
ターニャが因縁のあった敵軍の魔導師アンソンを討ったあとのお話で、アンソンの娘メアリーがターニャの宿敵として事実上の本編主人公として活躍する。
で、魔導師の存在もキャラの存在も、なんの説明もなく唐突にスタートする(つまり、初見さんお断りw) ため、本来テレビでやるor OVAを劇場公開形式にしたものでしかない。
効率最優先の非道な日本人サラリーマンが「謎の存在X(神様)」の怒りで殺され、異世界に転生させられたが、その肉体は幼女にして強力な魔導師「バケモノ」のターニャ。
生まれたところが、二次大戦中のドイツそっくりなファシストに統治された大帝国。敵は全世界。
帝国は戦争において飛行機のほかに、空を飛ぶ魔導師で編成された航空魔導大隊を運用していて、ターニャはその魔力と非道で効率的な作成遂行能力から、幼女の身で軍で昇進していく。
という基本設定を知らないと分かんないと思うんだけど…
今回はロシアそっくりな共産主義の大国との戦争が軸。
銃撃や空爆、魔術による突撃シーンなどの重低音が、実に気持ちよい。
音響のいい映画館で見ることを推奨。
繋ぎの作品
映画としての評価ですが、正直ハイクオリティだと手放しでは褒められないかと思います。
元々TVアニメ版のクオリティが高いせいもあって、ちょっとやそっとのクオリティアップでは差が出ないんですよね。
作品は大変おもしろいのですが、それは幼女戦記という作品がもともと持っていたおもしろさなので、映画特有のクオリティはあまり感じられませんでした。
戦闘シーンは棒立ち状態や真っすぐ飛んでいる状態、ハエみたいにブンブン飛び回っている状態での射撃シーンが多く、せっかくの3D戦闘ができる設定を活かしきれていません。
メアリー戦は迫力がありましたが、動画の枚数が足りないのか途中絵が飛び飛びになっていました。
高速戦闘の演出かもしれませんが、そこは映画なんですからきちんと描いて迫力や注意深くみないとわからないぐらい意味のある細かい動きを演出してほしかったです。
日常パートの作画もTV版とほぼ差がありませんし、なら戦闘シーンにもっと力を入れてほしかったです。
つまるところ、「TVアニメを劇場サイズで見せられている」ということですね。
いくつか大人の事情?で演出がマイルドになっているのも残念。
ターニャを素手でフルボッコにしたシーンは同志並みに興奮しましたが、ボカシながらで明確には描かれていません。
残念でならない(同志並感)
他にはターニャが連邦首都を必要以上に蹂躙しましたが、web版においては共産主義者を羽虫のごとく嫌っている描写がそこかしこにあったため納得できるのですが、劇場版ではやはり大人の事情なのかかなりマイルドな表現になっているため何故ターニャがあんなことをしたのか納得できない人がいるかもしれません。
あとフランソワ残党あまりにあっさりやられすぎでは?
あれだけTVアニメ版で「こいつを逃がしたのは致命的」みたいな演出したのに……。
まぁたぶん更なる続編で出るとは思いますが。
幼女戦記の知識はweb版、漫画版、TVアニメ版のものだけでラノベ版の方はありません。
よってメアリーの知識がほぼweb版しかありません。
彼女は狂信者で独善的で神の手先、あくまでターニャの最大の敵(味方にも)という舞台装置でしかありませんでした。
しかしアニメ版と漫画版では彼女は人間臭く、ともすれば王道主人公のような立ち位置にいます。
だからといって今更メアリーに肩入れする気もありませんが、web版との描かれ方の違いがどうなるのか、今後楽しみになりました。
んー、でも彼女はやはり呪詛を吐かれながらFFによって死ぬのがカタルシスを生むと思うので、この結末は変えないでほしいですね(ゲス顔)
TVアニメ1期の続きを劇場版でやるので、てっきり「じゃあ今後は映画で最後まで描くのか?」と思ったら特にアナウンスは無く、続編はTVアニメでやるのか劇場版でやるのかも全く不明。
あからさまに次回に続くという終わり方をしているのにこれは生殺しが酷い。
どんな媒体でも良いので続編はちゃんと制作してほしい。
メアリー生存以外は🆗‼️
メアリー・スーが酷い性格だったが、ボコボコにされたターニャが『私は最後まで理性で戦争を行う』で反撃勝利するシーンでスッキリした。
元々は家族に愛され、神に愛され、父を慕ったメアリー嬢が最終的には憎悪と殺意で暴走する化け物と堕ち、
一方で、元々は冷徹な人事部のオッサンだったターニャが、あくまで理知的に戦場終結に奮闘する対比に気づけば、
構成の皮肉さが面白い。
ドレイク大佐の『敵(かたき)と敵(てき)を混同するな』の言葉が、最後までメアリーに届かなかったよう。
最後のドレイク大佐のメアリー救出の突貫は私には蛇足だった。メアリーはターニャに撃たれて死んだ方が良かった。まぁ、年齢設定が若い女の子を殺すと、映画的に良くないか・・・
どうして、こうなった。
劇中、何度か幼女が叫ぶ台詞がよくあう映画でした。新兵のメアリーが、いくら神の加護を得ていても納得できるものではなかった。親の仇を討つために命令を無視し1人で突進します。技術も経験もあるターニャが本来なら新兵ごとき圧倒的な強さで踏みにじるかと思っていましたが、そうでもありません。メアリーが化け物じみた不死身さで驚かされた事からターニャが殴られ放題になり、引きずられターニャに背を向け神の像?を見上げます。何故、すぐ殺さないのか疑問に思いました。あそこで殺せばメアリーの勝ちで結局ターニャに銃で何発も攻撃されウィリアムにメアリーは助けられ生き延びます。
魔力の強さで技術をくつがえせるものではないと思いました。
全体的に微妙でした。ほぼ無抵抗の首都を長時間使って攻撃したり敵とはいえ巻き込まれた市民も傷つけ、歌ったりと時間を使ってもったいないです。
そしてスピーチで、私たちは何もしてない
と言ってるので違和感があります。
やり返したら、やってますし
幼女に興奮してたおじさん、ターニャを捕まえないの?何故か部隊を殺そうと提案した
なぜか変態がいた。
微妙でしたが、観れて良かったです。
素晴らしい!
アニメでしか見たことなかったが、アニメ以上のワクワクとドキドキがあった。
とくに背景の建物の描写や激しい戦闘シーンや音楽は素晴らしかった。
ファンを裏切らないようにしようという製作陣の本気度が伝わる素晴らしさがあった。
初めて二度みたいと思える作品です。
全85件中、81~85件目を表示