劇場公開日 2019年2月8日

「ファン向け作品」劇場版 幼女戦記 うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0ファン向け作品

2020年8月10日
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鑑賞方法:VOD

単純

TVアニメの方は見た。
「どーしてこーなった」が決め台詞の金髪小娘(中身は異世界転生したおっさん)と言う良くある内容。
戦争にまみれた世の中で、平穏とは縁もゆかりもない戦記アニメーション。
主人公等は魔導部隊とか飛行する人間、さらに魔力を込めたライフルで発射する弾丸の攻撃力は桁違いだから、一回でもこの戦闘能力を見たら各国優先して強化していく…そんな世界でこの魔力の部隊を訓練しない国は一方的にやられる。
最新技術によって一方的に踏みにじらるれるのは現実と変わらない。無惨に蹴散らされる兵士は映るが近辺でいる民間人はどうなっているかわからない。

まぁ政治における愚かさを極端な形で見せつける部分をシニカルな笑いに感じられる人はニコニコしながら観られるだろう。

戦争の愚かさも同様に感じられる部分もあるが、
敵と仇を混同するな…とかあるけど、死んでしまえば、その理屈は表面的にしか感じない。

恐らくはブラックコメディに属する筈だが、戦争色は濃く、“解っている”ファンだけが(*-ω-)ウンウンと頷くのが見える気がする。

勝つ側と負ける側がある以上、本当はルール等ない戦争で人を殺すのに善も悪もない。
殺さなければ殺される様な状況を回避するのが政治であるがこの作品の政治はあまり機能しない。
主人公はサラリーマンの如く、超常の力を駆使し戦略をもって戦況をあっさりとひっくり返し、上司の反感を買っている。サラリーマン辞めても同じ事をしているのが馬鹿馬鹿しくて滑稽なんだろうと思うが、私は笑えないのであまり評価を上げる気にならない。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)