クワイエット・プレイスのレビュー・感想・評価
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映画から学びが得られました
私の好きな女優さんが出演されているので、視聴しました。大変に良かったです。クリスチャンでは無いので説得力に欠けますが神の絶対的な愛、万国共通の概念で神の愛に最も近いものだと「親の愛」尊いその愛を疑ったり、自然界の摂理に反する利己的に振舞うと致命的な状況に陥る、のだと思いました。当方初老ですがこの映画からも大切な事を学びました。特に父の愛、男の愛の描き方が、絶対的な神の愛それに羊同様な人間が近づき得る最高峰の域だと感じられて感動しました。
音を立てたら即死!
音を立てたら襲ってくる"何か"という設定ではありますが、一貫して家族愛がテーマでありました。音を立てずに細心の注意を凝らし、絶望的な環境の中で協力しながら生活する一家を描きます。ただ、その生活の中には、末っ子のビューの死が暗く深く影を落とし、崩壊していく家族の絆…。前半はそんな様子が繰り広げられ、少しづつ崩れてしまっていく家族の仲が不憫でたまらないのです。
一転、映画後半は、前半の静寂から一気に動へと変わっていきます。なにか静寂を解禁したかのような勢いで、今まで存在が不明であったモンスターも一気に登場し、まさに命を懸けた戦い。
そんな戦いの中での母親イヴリンの出産劇があります。いや~、この映画一番の見どころと言っても過言ではないかもしれません。静寂必須の世の中で、ありえないと苦言に近いレビューも見られますが、個人的には、この出産シーンは、ホラー映画史に残るくらいのインパクトがあった気がします。よりによって家族不在のなか"何か"におびえながら浴槽で一人出産する様子は、否が応でも手に汗握る緊張MAXなシーンなのです。モンスターの近くで声を出さないで出産なんて、今までの映画史で有ったでしょうか?
そのモンスターはかなり気持ち悪い外見でした。視覚がないため聴覚頼りに行動するといった設定ですが、動きが俊敏でおまけに体が硬いため、どうしようもない位なスペックのモンスターでした。ではどうやって倒すのでしょう…、やっぱりなと思いました。
映画時間が90分という短さには評価できます。モンスター物は簡潔に描くのが一番だと思います。変にだらけず、余計なことも居れず、さくっと鑑賞できたのが成功したと思います。
音声がないのが新鮮
恐ろしい静寂が恐ろしいほど楽しい
ここまで静かなホラー映画に触れたことがありません。「音をたたてはいけない」この世界で生き残るルールはそれだけなのに、どれだけ難しいことか。本当の意味で恐ろしいのはそういうところではないでしょうか。普段音を立てずに生活するなんてできるはずもなく、それがある日突然制限されたらどうですか。どれだけの人が生き残れるでしょうね。
まずいきなりから世界が壮絶すぎます。こんなに荒廃しているのに、お母さんは妊娠、娘は聴覚障害、息子はまだ小さい・・・。そんな家族が何とか生き延びていきますが、とにかく緊迫した静寂なので、終始恐ろしくてドキドキしました。でも、そんな恐怖を楽しむのがホラー映画の醍醐味ですね。確かにこの映画は他のホラーとは一味違いました。人間を襲ってくるのもお化けじゃなくてクリーチャーですから。人間を食べるクリーチャーやモンスター、エイリアンが出てくる映画はいっぱいありますが、この映画はよくあるパニックムービーじゃないんです。恐ろしい静寂が淡々と続いていきます。でもそれが楽しいです。ストーリーは単純でも、どこか映画の世界にものすごい引き込まれる感覚がありました。「IT」などとは違った、こういう映画も好きになりました。
2作目の「破られた沈黙」も見るのが楽しみです。ぜひこの「クワイエット・プレイス」はどんどんシリーズ化していってほしいと思います。
緊張感がある映画です
ちょうどいい長さ
映画館での視聴がベストなのに、映画館に行くほどでもないというジレンマ。
家で観るとどうしても雑音が入っちゃう。
なので、映画館で観たかった。
ホップコーンを噛む音さえも、
コーラを飲む音さえも、
音を立てながら見てはいけない
という緊張感がこの映画の最大の面白さ。
こわがらせ方は基本的に「エイリアン」。
大概こういう”得体の知れない何か”から
逃げる恐怖って映画は、
その正体が表れるまでが怖くて
それ以降は…さほどでも。
っていうパターンが多い。
この映画は序盤戦で正体を見せ、
いかにそれを攻略するかという
ゲーム的な要素を面白がる映画という点に
おいてエイリアンに似ている。
が、しかし。
詰めの部分がエイリアンとは雲泥の差。
なんで防音室作らないんだろう?
なんで離れた場所に”永遠にでかい音鳴っている装置”
作らないんだろう。
妊娠しているのに赤ちゃん専用防音室作らないの?
とか、いろいろ思っているうちに
恐怖感が薄れ、いつの間にか終わっちゃった。
どれくらいの、どんな種類の音なら
寄ってくるのか?
というルール設定も微妙なのが
さらにマイナスポイント。
エミリー・ブランドの品格で良質なB級映画に
スリルもあるが、家族愛も
こういうのはやはりシャマランが上手いなと実感した!!
前半、声を出せない日常の演出にBGMを多用して安直に感じました。後半の襲撃もつまらないです。とにかく退屈で、劇場へ行った方のガッカリ感も半端なかったと思います。こういうのはシャマランが上手いなと、つくづく思いました。
part1とpart2を観て感じたこと。
「クワイエット・プレイス-破られた沈黙」が超面白かったので、前作をもう一度観直してしまいました。
Part1は怪物が現れてからたしか472日からはじまり473日で終わっていました。
Part2は474日目、とありますから、その翌日からです。
だからエヴリンお母さん(エミリー・ブラント)の出産の翌日から・・・続編は始まったのです。
赤ちゃんは出産直後の赤ん坊でしたが、長女リーガン(ミリセント・シモンズ)は、
Part2では15歳から18歳に成長してなんと美少女に変身してまして、娘らしさ全開です。
長男のマーカス(ノア・ジュブ)もPart1では12歳か13歳位。
ビビリの弱々しさを上手く演じていますね。
part2でも続投です。
今回は日本語の吹き替版で観たのですが、まったく意味がありませんでした。
声優さんの話した日本語はほんの数言でした(笑)
激しい滝の流れの前で、お父さんが「ここなら声を出しても大丈夫だよ」
「そうだね」とマーカス。
手話には字幕が全部ついてるので、日本語吹き替版の利点は全くなかったですよ。
それにしても「クワイエット・プレイス」の面白さは、
聴覚が発達しているが、視覚が退化したと思われる「怪物」
その「怪物」に支配された世界。
言葉を話すこと、音を立てることを封印される人間。
この設定が最高にスリリングです。
そのアイデアを形にして説得力ある映像にする手腕が凄いと思います。
物音を立てると、瞬時に襲ってくる盲目の怪物。
あっと言う間に、人間は捕食されてしまう。
そんな世界で、なんと妊娠して出産してしまう人間(お母さん)
この状況での出産!?!
驚きましたよ!!
息を潜めてスリルを体感する、体験型の映画でした。
ショッカー高 スリラー中 サスペンス低
ストレスフルムービー
悪くはないと思う
何者?
音に反応して生物を襲う謎の生き物。
娘のリーガンは弟が欲しがるオモチャを、音が出るからダメと取り上げた父に対して、こっそり渡してしまう。でも家に帰る途中で、弟は襲われてしまう。リーガンは罪の意識からパパもママも私が嫌いと思い込んでいる。最後で、パパが子供たちを救うために犠牲になった時、おまえを愛していると手話で伝える場面は感動ものです。その後でパパの作業場に行き、自分の為に補聴器を一所懸命作っていてくれたことを知って愛情を理解する。感動する物語でした。
この夫婦は実際にご夫婦なのですね。リーガンも実際に聴覚障害があるそうだ。なんかリアリティがありすぎ。
ツッコミ所も少々。まず、末っ子が襲われてしまった場面、まずあんな小さな子を最後尾で歩かせるのは間違いですよね。最後尾はやはり親です。
あと命は大切で尊いですが、あの状況下妊娠するのはいかがなものかと。赤ちゃんは泣くのがお仕事です。危険を考えたら、避妊しなくっちゃ!赤ちゃんが産まれたところからいつ襲われてしまうのかとハラハラしてしまった。
ルールはガバガバ。面白くはある。
モンスターは目が見えず、音だけを頼りにしている。
だから、物音を立ててはいけない、という設定自体は面白いけど、物音を立ててはいけないというルールがかなりガバガバ。
ちょっとでも物音を立てると、どこからでも瞬時に攻撃に来るのに、目の前の人間の呼吸音は聞き取れないという不思議な聴力だったり。
目が見えないのにどうやって家の壁にぶつからずに進めるのかの不思議。クリック音出して空間把握してるなら、人間も動いてる時点で把握されてアウトでは?
あと、終盤はめちゃめちゃ走りまくってたり、車で走ってたりと音が出ることし放題。それでも敵が来ない不思議。それでいて親父にはほぼ無音の中襲うのも理解が難しい。
まあ、音が出てはいけないというルールがものすごくガバガバなんだけど、赤ちゃんという不確定要素のドキドキ感や、親娘愛がなせる力というストーリーは面白かったのでそこはよかったですね。ただこの最中での出産はご都合主義すぎる。
ドントブリーズの方が音を立ててはいけないという設定は面白かったので、もう少し練って欲しかった所。
ちなみに、モンスターがショットガンで倒せるのは、外皮が破れて中が剥き出しだからですね。普段は外皮に覆われてて弾丸は弾かれる設定のようですね。見てればわかる設定です。
あとは変な所
花火デカすぎは草
補聴器電源つければ親父死ななかった説
子供を放置しすぎ
エイリアン都合よく目の前で止まりすぎ
滝の近くに住めばいいのは俺も思った。滝の裏に洞窟でもあれば最強だね。ただ多分、それでは冬は越せないし、電気も使えないし、料理もできないのは辛いかもね。
劇場鑑賞向き。左から音が迫ってくる!
ひと言で言って、見ごたえのある心理サスペンスで、その細部へのこだわりは、何度も繰り返し見る自宅での視聴にも耐える出来栄えだが、偶然にも劇場のど真ん中で鑑賞できる幸運に恵まれ、その「音」の作り出す恐怖を堪能させてもらった。お話しはいたってシンプルで、音を立てると襲ってくるエイリアンからどうやって生き延びるかと言うもの。こういう緊張感はやはり劇場で見るのに限る。八割がた満席だったのに、隣の人が気にならないほどみんな静まり返っている。ポップコーンを頬張るのもためらわれるほど近づいて来るエイリアンの音はリアルだった。
なんとなくリドリー・スコット監督の「エイリアン」に似ている気もするが、もっとプライベートな作りで、言ってしまえばかなりの低予算で製作された映画だろう。なにしろ登場人物はアボット一家だけ。派手なスタントもなく、ビジュアル・エフェクトもクライマックスに向けて最小限。さらに使用楽曲に至ってはニール・ヤングのhervest moonの一曲のみという徹底した倹約ぶり。
ところが最小限のスタントやエフェクトが非常に効果的で、見終わって思うのはどれも無くてはならないものばかりだったな。ということだった。
あえて難癖をつけるなら、語り草になるようなキー・ビジュアルが無かったことぐらいだろうか。例えば、ディカプリオの映画なら、どれも強烈に脳に焼き付いた名シーンが思い浮かぶが、この映画ではまあ、エイリアンのデザインも含めてどこかで見たようなシーンばかりで、音を立てるな!と言う緊張感を伝える以外に、見せ場がない。子供がはぐれても大声で呼ぶわけにいかないし、命がけのかくれんぼを見守るしかない。唯一、夫婦がニール・ヤングを聞いて踊るシーンが美しいが、なにしろ音を出せないのですごく地味だ。
見ながら沸き上がって来たいくつかの疑問が「奥さん妊娠してるけど、産んだら赤ん坊の泣き声は?」とか「かかしにスピーカー付けておびき出して退治できないの?」とか「銃は使えないの?」なんてところだったが、割とあっさりと解決してしまう。当然、そんなことは検討済みで、映画の世界において彼らは知恵で切り抜けていく。
エンディングがちょっと物足りない。きちんとラストまで描いて欲しかった。粋でカッコいいエンディングとも言えるが、最近あまり観ないスタイルだろう。エミリー・ブラントとジョン・クラシンスキー。願わくばこの二人、創作意欲で結びついていてほしいものだ。ブラピとアンジー、ブラピとアニストン、ベン・アフレックとジェニファー・ガーナーみたいに、夫婦仲が冷えて、映画がつぶれたなんてことにならないでいてほしい。
2018.10.1
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