クワイエット・プレイスのレビュー・感想・評価
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謎のままは怖い
全体的に映像は暗らめで無音が続く。
危険が迫ると、怖いBGMがかかる。
時々、やけに美しい景色や、やけに美しいBGMがある。
ひとときの休憩時間かな。
視聴者の呼吸を計算しているのか、リズムカルなカット割りだと感じた。
家族愛をピックアップしている。
出産が近いママ (エミリー・ブラント)が、過酷な状況で一人きりという大変そうなシーンがあるが、すでに3人産んだ経験があるためか落ち着いていた。
何はともあれ自然分娩が成功して良かった。
凶悪な怪物(クリーチャー)は謎だし、シチュエーションも謎が多い。
極限の
恐怖でも声を出していけない、途轍もない試練の世界を生き抜く家族の物語。
特に前半は音の無い映像主体の為に、慣れるまで違和感があったが、逆に知らず知らず映画に入り込む様になった。
静寂
音を探知するクリーチャーに世界が支配され、音を立てないよう生活している家族の話。
父親が家族を助けるために声をあげるシーンは泣ける。
最後は父親が残した補聴器で敵の弱点が分かり反撃にでるぞ。で終わり。
設定や演出は◎
女の子の意思の強そうな眉毛も良かった。
ただ、やっぱりあの状況で妊娠するのは...
敵の弱点に気づくのも遅すぎかと...
お父さんの最後の台詞はゔぉぉぉぉ〜〜みたいな叫びだったけど、そこはRuuuun!!!にして欲しかった。
映画から学びが得られました
静寂さと素足の回帰感
エミリー・ブラントは多彩な役をこなすお気に入りの女優さん。お母さんも良かった。
静寂がテーマの作品だから、自然と画面に引き込まれていく。ストーリも、観客の視線をつかんで離さない構成。
この家族はどう切り抜けるのか、興味津々。悲しいけど切り抜けたね。
自分も裸足が好きなので、素足の解放感が良いな。考えてみれば、野山の落ち葉や草を踏む音は、裸足でも消せないはず。怪我も怖いし、走るのは無理か。ま、そこは大目に。
音を立てたら即死!
音を立てたら襲ってくる"何か"という設定ではありますが、一貫して家族愛がテーマでありました。音を立てずに細心の注意を凝らし、絶望的な環境の中で協力しながら生活する一家を描きます。ただ、その生活の中には、末っ子のビューの死が暗く深く影を落とし、崩壊していく家族の絆…。前半はそんな様子が繰り広げられ、少しづつ崩れてしまっていく家族の仲が不憫でたまらないのです。
一転、映画後半は、前半の静寂から一気に動へと変わっていきます。なにか静寂を解禁したかのような勢いで、今まで存在が不明であったモンスターも一気に登場し、まさに命を懸けた戦い。
そんな戦いの中での母親イヴリンの出産劇があります。いや~、この映画一番の見どころと言っても過言ではないかもしれません。静寂必須の世の中で、ありえないと苦言に近いレビューも見られますが、個人的には、この出産シーンは、ホラー映画史に残るくらいのインパクトがあった気がします。よりによって家族不在のなか"何か"におびえながら浴槽で一人出産する様子は、否が応でも手に汗握る緊張MAXなシーンなのです。モンスターの近くで声を出さないで出産なんて、今までの映画史で有ったでしょうか?
そのモンスターはかなり気持ち悪い外見でした。視覚がないため聴覚頼りに行動するといった設定ですが、動きが俊敏でおまけに体が硬いため、どうしようもない位なスペックのモンスターでした。ではどうやって倒すのでしょう…、やっぱりなと思いました。
映画時間が90分という短さには評価できます。モンスター物は簡潔に描くのが一番だと思います。変にだらけず、余計なことも居れず、さくっと鑑賞できたのが成功したと思います。
音声がないのが新鮮
恐ろしい静寂が恐ろしいほど楽しい
ここまで静かなホラー映画に触れたことがありません。「音をたたてはいけない」この世界で生き残るルールはそれだけなのに、どれだけ難しいことか。本当の意味で恐ろしいのはそういうところではないでしょうか。普段音を立てずに生活するなんてできるはずもなく、それがある日突然制限されたらどうですか。どれだけの人が生き残れるでしょうね。
まずいきなりから世界が壮絶すぎます。こんなに荒廃しているのに、お母さんは妊娠、娘は聴覚障害、息子はまだ小さい・・・。そんな家族が何とか生き延びていきますが、とにかく緊迫した静寂なので、終始恐ろしくてドキドキしました。でも、そんな恐怖を楽しむのがホラー映画の醍醐味ですね。確かにこの映画は他のホラーとは一味違いました。人間を襲ってくるのもお化けじゃなくてクリーチャーですから。人間を食べるクリーチャーやモンスター、エイリアンが出てくる映画はいっぱいありますが、この映画はよくあるパニックムービーじゃないんです。恐ろしい静寂が淡々と続いていきます。でもそれが楽しいです。ストーリーは単純でも、どこか映画の世界にものすごい引き込まれる感覚がありました。「IT」などとは違った、こういう映画も好きになりました。
2作目の「破られた沈黙」も見るのが楽しみです。ぜひこの「クワイエット・プレイス」はどんどんシリーズ化していってほしいと思います。
緊張感がある映画です
ちょうどいい長さ
釘を何とかしろ
パニックものなのにこんなに静かな映画は初めてでした。
ストーリーの展開としては音を立てないように気をつけながら生き延びるだけなのですが、映画館で観たら静かで面白かっただろうなぁ〜と思いました。
何よりも、階段の釘がずーっと気になってました。釘が意味ありげに映された時点で誰かが刺さるんだろうと思っていたけど…刺さった後もそのまま放置。せめて上に厚めの板を置くとか、曲げるとか、できるでしょ!?子供達がケガするよ!?と思いながら見ていました。
続編の冒頭部分でも釘は健在でした。
映画館での視聴がベストなのに、映画館に行くほどでもないというジレンマ。
家で観るとどうしても雑音が入っちゃう。
なので、映画館で観たかった。
ホップコーンを噛む音さえも、
コーラを飲む音さえも、
音を立てながら見てはいけない
という緊張感がこの映画の最大の面白さ。
こわがらせ方は基本的に「エイリアン」。
大概こういう”得体の知れない何か”から
逃げる恐怖って映画は、
その正体が表れるまでが怖くて
それ以降は…さほどでも。
っていうパターンが多い。
この映画は序盤戦で正体を見せ、
いかにそれを攻略するかという
ゲーム的な要素を面白がる映画という点に
おいてエイリアンに似ている。
が、しかし。
詰めの部分がエイリアンとは雲泥の差。
なんで防音室作らないんだろう?
なんで離れた場所に”永遠にでかい音鳴っている装置”
作らないんだろう。
妊娠しているのに赤ちゃん専用防音室作らないの?
とか、いろいろ思っているうちに
恐怖感が薄れ、いつの間にか終わっちゃった。
どれくらいの、どんな種類の音なら
寄ってくるのか?
というルール設定も微妙なのが
さらにマイナスポイント。
エミリー・ブランドの品格で良質なB級映画に
"音"に注目するホラー
音を立てたら「何か」が襲ってくるというありそうでなかったジャンルの代表作といってもいい作品。前半部分は淡々と音を立てない生活をみせ、観客をこの世界にのめり込ませ、後半部分からは息もつけない緊張感のあるホラーを魅せてくれる。そしてなんと言ってもラストの親子愛には涙。全体を通してかなり楽しむことができた。脚本も荒削りなところはあるが、かなり自分との相性にあった作品だった。
スリルもあるが、家族愛も
こういうのはやはりシャマランが上手いなと実感した!!
前半、声を出せない日常の演出にBGMを多用して安直に感じました。後半の襲撃もつまらないです。とにかく退屈で、劇場へ行った方のガッカリ感も半端なかったと思います。こういうのはシャマランが上手いなと、つくづく思いました。
part1とpart2を観て感じたこと。
「クワイエット・プレイス-破られた沈黙」が超面白かったので、前作をもう一度観直してしまいました。
Part1は怪物が現れてからたしか472日からはじまり473日で終わっていました。
Part2は474日目、とありますから、その翌日からです。
だからエヴリンお母さん(エミリー・ブラント)の出産の翌日から・・・続編は始まったのです。
赤ちゃんは出産直後の赤ん坊でしたが、長女リーガン(ミリセント・シモンズ)は、
Part2では15歳から18歳に成長してなんと美少女に変身してまして、娘らしさ全開です。
長男のマーカス(ノア・ジュブ)もPart1では12歳か13歳位。
ビビリの弱々しさを上手く演じていますね。
part2でも続投です。
今回は日本語の吹き替版で観たのですが、まったく意味がありませんでした。
声優さんの話した日本語はほんの数言でした(笑)
激しい滝の流れの前で、お父さんが「ここなら声を出しても大丈夫だよ」
「そうだね」とマーカス。
手話には字幕が全部ついてるので、日本語吹き替版の利点は全くなかったですよ。
それにしても「クワイエット・プレイス」の面白さは、
聴覚が発達しているが、視覚が退化したと思われる「怪物」
その「怪物」に支配された世界。
言葉を話すこと、音を立てることを封印される人間。
この設定が最高にスリリングです。
そのアイデアを形にして説得力ある映像にする手腕が凄いと思います。
物音を立てると、瞬時に襲ってくる盲目の怪物。
あっと言う間に、人間は捕食されてしまう。
そんな世界で、なんと妊娠して出産してしまう人間(お母さん)
この状況での出産!?!
驚きましたよ!!
息を潜めてスリルを体感する、体験型の映画でした。
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