アリータ バトル・エンジェルのレビュー・感想・評価
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これは泣けました
最高に良かった。心の底からそう思います。
以下、ネタバレはないので安心して読んでください。
予告編の主人公アリータの動きがキレッキレで興味を抱き、CGのキャラクターが繰り広げるバトルアクション物‥‥ちょっと面白そうだな。と思い、公開日前日のレイトショーにて吹替3D版を鑑賞しました。
序盤から終盤までとにかくテンポが良い。中弛みなく、眠くなることもなく、終始スクリーンに釘付けになり、あっという間にエンドロールとなっていました。
鑑賞前はアリータの目がデカいなぁ。少し怖いなぁ。とか思ってましたが、すぐに慣れ、むしろそこが彼女の表情を豊かにし、魅力となり、人間らしさを感じることが出来ました。
前半は街の美しさやアリータの表情や仕草に魅了され、中盤からラストは感動と切なさに溢れていて、鑑賞前はバトルアクション物と思っていた作品ですが、こんなにも感動や切なさが詰まっている作品だとは想像もしませんでした。もちろんバトルシーンも迫力満点ですが、それよりも何よりも切ない。鑑賞中自然と涙が溢れてきて‥‥こんな気持ちにさせてくれる映画に出会えて本当に映画を好きで良かったです。
鑑賞が終わり、こんなに満足な気持ちになったのもボヘミアン・ラプソディ以来です。2019年になり色々な映画が公開されアカデミー賞最有力と言われているような作品も多々鑑賞しましたが、今のところアリータが1番満足度が高いです。
早くこの感想を誰かと語り合いたい。会社の人や友人に面白い映画ないですか?と聞かれたら迷わず私はアリータバトル・エンジェルをオススメします。この作品は絶対に観て欲しい。絶対に良い映画観れたと思ってもらえるから。こんなに人に勧めたくなるのも久しぶりです。
2回目の鑑賞もしたいですが、作品が良い意味で複雑ではなくシンプルなので、2回目の鑑賞でこのシーンにはこういう意味があったんだとかそういう発見は無さそうなのと、初回鑑賞のこの感動が2回目の鑑賞で薄れてしまったら悲しいなぁとか考えてしまってちょっと躊躇。でも観に行ってしまうんだろうなぁ笑
本当にオススメの映画です。3D特別料金を払っても観る価値があるし、満足出来る作品です。私はソロで鑑賞でしたが、デートにもオススメの作品です!
確かにバトルシーンは凄かった
バトルシーンはコテコテのCGでもはやアニメーション映画としか思えなかったけれど、そのクオリティの高さや見せ方が凄くて、これを見ただけでも楽しかったと思える作品だった。
ただ、ストーリーの粗さは否めず、話に少しでも違和感を持つと、あっという間にアリータの存在そのものに違和感を持ってしまう─生身の中のCGという違和感が最後まで纏わりついた。
肯定的に捉えるならば、機械を心から愛せるのかというコンセプトがあって、故意に生とCGの差異を作り出しているのだろうと見ることもできなくはなかったけれど、個人的な最終的な思いとして、あまり感情移入をすることができなかったなぁという印象。それでもかなりチャレンジした映画だったのかなとは思った。
自分はアリータをどうしても受け入れることができなかったけれど、果たしてそれは制作側の意図するところなのだろうか・・・
ビジュアル的には文句がつけようもないけれど、せっかくの題材なのだからもっと内容に深みを持たせてほしかったというのが一観賞者の身勝手な願望。
アリータの身体表現は革命的だとさえ思います。
『人間よりも人間らしいということについて』
(2回目の鑑賞で考察したことを追記します)
アリータが一番人間らしい、という意味は、サイボーグだがその割には人間らしい、ということではなく、生身の人間と比べても『より人間らしい』ということだと思うが、具体的にはどういうことだろうか。
例えば、イド博士のような善意と正義感に溢れた人のことは、日常会話の中で『いい人』とか『尊敬できる人』のような言い方をすることはあるが、人間らしいよね、あの人は、とは言わない。
アリータの人柄(サイボーグ柄?)は主に下記三点。
・感情表現が素直(初々しい点を除いても)
・言動はそれがストレートに発揮されるので常に率直
・やると決めた事はやり遂げるまでやる一途さ
レビューでも多くの人が、人間より人間らしい、と好意的に書いている。ということは、アリータのように『感情表現が素直で物言いがいつも率直で、周りの人のことは気にせず、こうと思ったことをやり遂げようとする』〝人間らしい〟人が自分の身近にはいないから、そのような人を望ましい人、自分のそばにもいて欲しい人、として感じている、というニュアンスが含まれることになる。
ところが、我々が他人から「もっと大人になれよ」と言われる時、アリータとは反対の振る舞いを求められてはいないだろうか。感情的・直情的に振る舞うな、自分を抑えろ、周囲の人や状況をよく見てから判断しろ、というニュアンスで言われてはいないだろうか。
つまり、今の世の中の常識において大人になるということは、アリータのように振舞ってはいけないということなのだ。
老若男女を問わず、帰属する集団(友人、会社、ママ友、同窓会等あらゆる人間関係の中で)において、自分の感情に素直で率直な言動をすることよりも、空気を読んだり、忖度することを優先的に選択することが日常化しているなかで、誰もが本当は、これって違うんじゃないか、と潜在意識として感じているから、アリータが、人間つまり自分たちより人間らしい、と感じるのだと2回目の鑑賞後、思い至りました。
(2019.2.24 追記)
エンドロールになった時、2時間強ただただ彼女の声と表情を聞き逃すまい、見逃すまい、としていることに気がつきました。
冷静に振り返ると、細かいところではそれなりに???なところも無くはないのですが、全編を通じてアリータという人格の『確固たる意思』が本当に肌感覚で伝わってきて、物語の出来などよりも、彼女が何を感じ、どう決断し、どう行動するのか、ということばかり追っかけていました。
バトルシーンも単なるアクションではなく、超一流のスポーツ選手のスーパープレー、例えばマイケル・ジョーダンがディフェンスを軽々とかわしてダンクシュートをきめた時、イチロー選手がレーザービームで三塁を狙うランナーをアウトにした時などのような陶酔感さえありました。
競技スポーツだけでなく、ダンスや武道などを極めた人から強烈な意思を感じることがありますが(そこに至るまでの鍛錬を継続してきた人の意思は、時には言葉よりも身体表現やパフォーマンスからの方が感じられる、ということはどなたにも心当たりがあると思います)、この映画のアリータからも間違いなく、それが発せられています。
CGなどの最新鋭の技術の結晶が、生半可な実写よりも、人間の身体表現(表情筋の微妙な動き、特にはにかんだ笑顔はとてつもなく魅力的でした‼️)の可能性をむしろ際立たせているというこの現実をどう受け止めるべきか、驚きと興奮と歓喜と戸惑いをもって立ちすくんでいます。
俺達の戦いはこれからだ!
若者らしい愚かさがいい
アリータが…
絶対続編作ってくれよな!!
期待以上にすごい!
アリータの心の痛みまで感じる
とんでもなく強くてキュートなピノキオガール
地上が壊滅的な打撃を受けてから300年が経った未来、2563年。空に浮かぶ空中都市ザレムの下にあるアイアンシティのスクラップ廃棄場でイド博士はサイボーグ少女の頭部を発見、持ち帰って作り置きのボディに取り付ける。覚醒した少女は廃棄される以前の記憶を失っておりイド博士にアリータと名付けられる。身の回りのありとあらゆるものに興味津々で、街で出会った優しい青年ヒューゴに当然一目惚れしてしまう天真爛漫なアリータだが、彼女の失われた記憶の中には凄惨な過去が秘められていた。
画期的にデカい瞳のアリータに対する違和感は予告を眺め続けてきたこの1年ちょっとで完全に払拭されていたので、覚醒シーンでの彼女の美しさにまず胸をブチ抜かれました。ここは年頃の娘を持つお父さんとしての夢物語、すなわちショボくれた初老ジジイにとっては娘の代わりに現れた”ピノキオ"。人形一座に売り飛ばされながらも人間になりたいと願ったピノキオに対して、サイボーグが命を賭して挑む競技モーターボールに出会ったことからより強靭な肉体を求めるアリータはとにかくベラボーに美しくて強い。ここは強くて美しい女性ばかりを執拗に表現し続けたキャメロンの本領発揮であり、そこに『スパイキッズ』で子供の活躍を生き生きと描写してみせたロバート・ロドリゲスの作家性が滲んで、強くてキュートなヒロインが誕生したというところでしょうか。
徹頭徹尾美しすぎるマーシャルアーツで戦うアリータの姿はもう出来過ぎた香港映画のそれ。時折披露される滑らかな演武も眩しいし、そもそもクリストフ・ヴァルツやマハーシャラ・アリとかが出ているので高級感がありますが、容易に視認できるジェニファー・コネリー、エド・スクレイン、リック・ユン辺りはもうB級ラインナップ。エンドクレジット見るまで気づかなかったキャストにもキャスパー・ヴァン・ディーン、マルコ・ザロールといった名前まであってB級魂に貫かれたマニアックな人選に仰け反りました。もちろんミシェル・ロドリゲスもいます・・・今でもあの子のどこが?って信じられませんが。
正直『アバター』ほどの映像の革新性もないし世界観もそんなに深みを感じないし、これはたまたまでしょうけど『移動都市 モータル・エンジン』の世界観とも雰囲気が似ているのでさらに新鮮味が削がれているし、ここ数年そこかしこで問題になるホワイトウォッシュ問題をがっつり内包してしまっているのも痛い。私は敢えて原作を読んでいないので気になりませんが、原作を愛する人はこの辺りいい気分はしないと思います。ホワイトトラッシュ問題に抗議を示してリブート版『ヘルボーイ』を降板したエド・スクレインはこっちには出てるわけで、そんな枝葉末節が気になる人もいるかも。
様々なガジェットや設定もB級感満点。『A.I.』から借りてきたかのようなサイボーグ達、『ローラーボール』と見分けがつかずルールもさっぱり解らないテキトーな競技、モーターボール等は途方もなくダサい。そして何より残念なのは、夢中で物語を追っていたとしても恐らくは誰もがこれはひょっとして・・・?と気づいてしまう懸念が最後に示されること。前もって宣伝するわけにもいかないでしょうししょうがないと思うのですが、これは原作を知らない人は特に納得いかないと思います。
あとこれもしょうがないですが残虐描写が控え目。ここは『シン・シティ』並みにエゲツないやつを期待していたのですが、まあ集客を最大化するにはそこは切らざるを得なかったのかなと、映像の節々に漂うグロテスクな残り香を嗅ぎながら残念な気持ちにはなりました。
ということで色々と粗が目立つ作品ではありますが、そんなものは全部アリータの放つ魅力で帳消しになってしまいます。20年待った甲斐は十分にありました。正直IMAXでなくてもいいかなと思いますがなるべく大きいスクリーンでの鑑賞をオススメします。
少女から女性へ…。みずみずしい心の成長
3D日本語吹き替え版もオススメです♪
英語が不自由な私にはストレスフリーでド迫力映像を堪能できるうえに、上白石萌音ちゃんの声が、可憐だけれども芯の強いアリータ にピッタリでした(*゚▽゚*)
とにかく、アリータの表情がいちいち尊い(*´人`*)
ビジュアルを見た最初の印象は「目、デカッ!」いくらサイボーグにしてもデカ過ぎるのでは??
なんかマーガレット・キーンのビッグ・アイズ シリーズみたいで怖いんですけど…(^^;;
でもこれが、映画の中で活き活きと動き出すと、めちゃくちゃ可愛い!!
アリータの少女らしい表情に引き込まれました。
初めて見る人、初めて見る物、なかでも初めて食べる物に対する表情の可愛いことっ!(≧∇≦)
いろんな物を食べさせてあげたくなっちゃいますww
真っさらで純真無垢なアリータちゃんですが、300年前の記憶が眠る最強兵器でもあり…この二面性がたまりません!
過去の自分を取り戻したい反面、新たに知る感情への喜びや戸惑い。
人を好きになる気持ちのトキメキやピュアな反応が愛しくて、キュンキュンしちゃいました。
そんな乙女な反面、こうだと決めたら誰にも止められない強さ!
一途すぎて暴走ぎみなアリータちゃんを応援せずにはいられません。
アリータちゃんを取り巻く人々も、表と裏の二面性を抱えていて、とても魅力的です。
父親的な存在のイド、青年ヒューゴ、それにジェニファー・コネリー演じるチレン!
美人が凄むと迫力があってとっても素敵(〃ω〃)
『フェノミナ』の美少女が、今や酸いも甘いも噛み分けた立派な悪女ですよ。しみじみ。
みんな、アリータに出逢うことで内なる自分を取り戻していきます…(T ^ T)
言うまでもなくド迫力バトルシーンはスピード感があって最高!
3D映えする飛び道具にも大興奮。
でも何より雑魚キャラが居ないのにも驚きました。
一人一人の作り込みが丁寧で、魅力的なデザインからは、スピンオフが作れるレベルのバックボーンを感じました。
衝撃のラストはいろんな意味で
え〜!!嘘でしょ?
こんなに引き込んでおきながら殺生な〜。
・°°・(>_<)・°°・。
でも…こうするのなら、もう少しじっくり見たかったシーンもあったなぁ。
途中のシーンがカットされたような繋ぎも気になったし…後から完全版とか出るパターンかしら?
ともあれ、どこまでもアリータちゃんについて行きます!!
#アリータ降臨
究極の映像体験!!
圧倒的映像
試写会にて。IMAX 3D字幕版。
20th Century Foxロゴの遊び心に始まって、圧倒的な映像美。IMAX3Dの凄さを体感した。臨場感が凄かった。明らかに作られているのにそこに居るかのような。
主人公アリータも明らかに目が大きく、作られた存在感満載なのになんと感情的な...!喜び、悲しみ、怒り、挑発の表情まで全てが魅力的で、主人公感がとても凄い。
原作を読んでいないので比較はできないのだけれど、物語としては様々な要素や人物をうまくまとめあげていた感じ。周りがちょっと弱いような気もするけど、「アリータ」の映画だからな...とも思う。彼女の覚醒や感情をうまく周りのキャラクターが支えているなあと。クリストフ・ヴァルツ、お父さん感あって個人的には好きです。
結末も強引な持っていき方もできたと思うのですが、余韻というか先を思わせる終わり方で良かったと思う。
それにしてもアクションシーンの圧倒的映像美...本当に臨場感があって美しかった。IMAXが良いと思います。本当に。
バリカタ強い!
原作未読です(^^;)
過去のディストピア映画の詰め合わせ感もあるが…
ロバート・ロドリゲスが監督したせいか、想像以上に壊しまくるわバラバラになるわと、そりゃレイティングがPG-12になるわなと納得するほど、切株しまくり放題。
最初こそ、目の大きいアリータのビジュアルはどうなんだろうと思っていたが、観ていくうちに自然と可愛く思えてくるから不思議。このあたりは『アバター』のネイティリと同じ。
原作未読だが、あらすじ自体はディストピアものにありがちな展開。
ティストピア物の第一人者になりつつあるニール・ブロムガンプ、もっといえば、海外でも大ヒットしたあのジャパニメーション作品(はたしてハリウッド実写化はなるのか…)に近いかも。
ゆえに、過去のディストピア映画の要素を詰め合わせたような印象もなくはないが、ちょっとギョッとする終盤の展開もロドリゲスっぽいといえるし、何よりアリータが魅力的なのでOK。
ていうか続編を作る気満々なのが潔くていい。せっかくならヒットしてもらって続編製作にゴーサインが出てほしいもの。
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