アリータ バトル・エンジェルのレビュー・感想・評価
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アリータはカワイイ
静止画でメインビジュアルを見ると、目の大きさに違和感を感じたが、映像で見ると全く気にならなかった。いわゆる不気味の谷を完全に超えていて、本当にカワイイ。原作漫画の世界観をきちんと踏襲していて、大いなるリスペクトを感じる。イドを演じたクリストフ・ワルツなんか、原作そのものじゃないか。 ハリウッド映画の女性ヒーローは、男並みにマッチョになるものが多いが、この映画は細身の女性らしい身体のままで強い。まあサイボーグなのだから、強いのだが可愛さと強さを両立させているヒーロー像も日本の漫画っぽくていい。 アクションシーンがどれも見応え充分。モーターボールのシーンはそこまでやるか、と唸った。格闘モーションをしっかり描いてくれるのもいい。アメコミ映画みたいにカット割りと動きが早すぎて何やってるかわからない、ということがない。 ロマンス描写はやや陳腐さを感じなくもないが、人間とサイボーグが愛し合えるのか、というテーマ自体は本作には重要。続編を作ってくれることに期待したい。
日本漫画の映画化がR・ロドリゲス監督の代表作になる感慨
米公開から2週間、日本含むアジアでの公開週末分を上積みした世界興収が2億6700万ドルを超え(2/26時点)、ロバート・ロドリゲスの興収歴代トップだった「スパイキッズ3-D」の1億9700万ドルを軽々と超えた。代表作の一本になったのは間違いないし、続編の製作もほぼ確実だ。 「銃夢」が数カ国語に翻訳され世界的に知名度があったことに加え、キャメロン製作による巨額予算の恩恵も大きいだろう。漫画のハリウッド映画化では「ドラゴンボール」「北斗の拳」の失敗例もあったし、「ゴースト・イン・ザ・シェル」も微妙だったが、「アリータ」は課題こそあれ成功例と言えるのではないか。 原作ファンとしては、漫画の主に前半の要素を巧みに組み替えた点は○、エピソードを詰め込みすぎた点が△。アクション演出を含む映像面は◎、予告編で見た時の違和感は薄れたが恋に落ちるほどではなかったアリータの造形に△といったところか。
タイトルなし
木城ゆきとによる日本のSF漫画「銃夢(ガンム)」を、同作の映画化を長年にわたり熱望していたジェームズ・キャメロンの脚本・製作により、ハリウッドで実写映画化したアクション大作。監督は「シン・シティ」のロバート・ロドリゲス。主人公アリータ役は「メイズ・ランナー」シリーズのローサ・サラザールが務め、いずれもオスカー俳優であるクリストフ・ワルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリが共演。数百年後の未来。スクラップの山の中から奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータは、サイバー医師のイド博士によって新たな体を与えられ、目を覚ます。しかし彼女は、自分の過去や今いる世界についてなど、一切の記憶が失われていた。やがてアリータは、自分が300年前に失われたはずの最終兵器として作られたことを知り、そんな兵器としての彼女を破壊するため、次々と凶悪な殺人サイボーグが送り込まれてくる。アリータは、あどけない少女の外見とは裏腹の驚異的な格闘スキルをもって、迫り来る敵たちを圧倒していくが……。 アリータ バトル・エンジェル 2019/アメリカ 配給:20世紀フォックス映画 2024年12月1日amazonPrime鑑賞
不気味の谷の境目
アリータがちょっと怖かったですが映像は素晴らしかったです。 ですが、ストーリーの主軸がはっきりとせずアリータがどうしたいのかイマイチピンときませんでした。 謎の球技もルールがよくわからない… とりあえず原作未読なので読んできます。
格差社会に革命を起こして世界を変える壮大な物語(かもしれない)のプロローグ
原作『銃夢 GUNNM』(木城ゆきと)のOVA(前編・後編の全2巻『銃夢〜ラスティ・エンジェル』、『銃夢〜ティアーズ・サイン』)の実写映画化。 OVAをYouTubeで観たら少しエッチなシーンがあって驚きました。 原作漫画を電子書籍で途中まで読んだ感想は、1990年代に流行った絵のタッチが魅力的で、時々構図が抜群に良い場面があると思いました。 今作は、元になったOVAに"モーターボール"が追加されていて、登場人物の名前を変更しています。 『アバター』(2009年公開)で有名なパフォーマンスキャプチャーを使用し、主人公のアリータ(ローサ・サラザール)が特徴的です。 原作の格闘アクションの面白さを再現しています。 目の大きいビジュアルのアリータと、クリストフ・ヴァルツが扮するイド(優しそうに見えて実は変人)が好きなキャラクターです。 ヒューゴ(キーアン・ジョンソン)が、子役時代の鈴木福(福くん)の顔に似ていると思いました。 ジェニファー・コネリーとマハーシャラ・アリの起用も嬉しいです。 意思のある人形が喋って動いて食事もする作品は新鮮味はありませんが、大迫力で良かったです。
続編に期待
映像化の期待はしていなかった原作ファンです。原作の魅力が伝わってこない残念さはありましたが、続きを観たいと思いました。2時間の枠なので仕方ないとは思いますが、ジャシュガンとの決着まで描ききって欲しかった。
考え方の中心にある「相変わらず」感
基本的に大変おもしろい作品だと思う。 作品の対象年齢が13歳以上となっているのは、たとえ機械であれ人間的なものに対する破壊というシーンが、世間ではかなり神経質になっている現れだろう。 実際に起きる様々な「事件」によって、くだらない法律が次々できて、我々の自由な発言と表現の自由がかなり奪われてしまっている。 今では、その自由を表現するものは映画くらいに感じる。 さて、ハリウッドは「絶対悪」という対象が相当好きなのだろう。二分化、格差、隔離… 1番にならなければ絶対『上』にはいけない。 確かに現代社会のデフォルメかもしれないが、そこから抜けようよ。と言いたくなる。 そして新しい視点が、人と機械との恋愛。いつだったか関暁夫があの番組で話していたことが頭に浮かんだ。
さすがジェームズキャメロン製作作品
2563年、ローササラザール扮するアリータは クリストフワルツ扮するダイソンイド博士により人造人間サイボーグとして生き返った。何故かアリータは突然戦闘モードに入る時があった。ゴミとして捨てられ記憶が戻らないアリータにはどんな過去があるのか? さすがジェームズキャメロンが関与した作品だね。なかなか楽しませてもらったよ。
ロバート・ロドリゲスならではのサービス精神
ストーリーはとっちらかってしまったけど、しっかりと原作リスペクトしつつ独自色あり、アクションシーンも出し惜しみせずガンガン派手にやって、しっかり楽しめる映画に仕上がっている。さすがロバート・ロドリゲス。 あと、ジェニファー・コネリーが良い!
自分を取り戻し成長する物語
駄目だったところは特になく、確実に楽しめたはずが、どこか突き抜けて面白かったと言えないのは一番の見所であろうアクションシーンが直前に観た「アベンジャーズ エンドゲーム」のせいで霞んでしまったからのような気がする。 正直な気持ちは星3つだが、絶対アベンジャーズのせいでアリータのせいではないだろうから星4つにする。 ここから気になったことをいくつか書こうと思う。 まずはヒューゴの仲間たちのヒューゴやアリータに対する態度など、ハリウッド映画らしくない部分がチラホラ見えたことだ。 キャラクターに関して言えば、アメリカ人が共感しやすい性格、性質に置き換わっていないのだ。 これはつまり、権利を持っていて脚本も書いているジェームズ・キャメロンがアメリカナイズしなかったということで、原作のことは全く知らないが、ぐちゃぐちゃに壊す事なくなるべくそのままにしようというキャメロンの原作に対する愛と敬意を感じた。それが作品や興行的に良かったか悪かったかはわからないけど、少なくとも自分には受け入れやすかった。 あとは、何気にオスカー俳優が三人も出演していて豪華で嬉しいよね。日本では知名度があまりないから知らない人ばっかりとなったかもしれないけどさ。 少し前まではSFアクション映画とかに出演するのを大物は嫌がっていたものだけど、時代は変わったんだなと感じた。これはマーベルシネマティックユニバース(アベンジャーズとか)の大ヒットのおかげかもね。 良い面も悪い面もアベンジャーズに影響されちゃってるね。
原作を再現し、さらにその上をゆく
木城ゆきと原作の『銃夢』を、『シン・シティ』のロバート・ロドリゲスが監督したバトルSF。 【ストーリー】 ザ・フォールと呼ばれた地球と火星の戦争が終わって300年。 上級市民たちが住む空中都市ザレムと、無造作に捨てられるザレムからの廃棄物に群がってどうにか下層民たちが生きている地上のクズ鉄街。 不潔なクズ鉄街で、医師として生きるイドはある日廃棄物の中から女の子の頭部を見つける。 その脳を調べると、いまだに生命活動が行われている事が判明、すぐに全身のパーツをそろえ、アリータと名づけて共に暮らしはじめた。 どういう訳だか一切の記憶がなく、自分の事が何もわからないアリータだが、好奇心旺盛で純粋な心を持っており、イドのもとではたらくヒューゴとすぐに仲良くなる。 彼に連れられて目にするクズ鉄の街の生命力、儚さ、そして美しさ、さらに天空にそびえるザレムの圧倒的な存在感……。 クズ鉄街の住人はそのほとんどがサイボーグ(義肢)技術で身体の機能を補填、または強化しており、イドの仕事もやはり、彼らの手術やメンテナンスが多かった。 イドの手伝いをするうちに、持ち前の天真爛漫さでそこに生きる人々にに受け入れられてゆくアリータ。 ある時、イドが夜な夜な街に消え、そのたびに女性が無惨に殺されることに気づいて、アリータはその跡をつける。 実はイドは賞金稼ぎ、街に跋扈する残虐な犯罪者たちを捕らえ、当局に引き渡していたのだ。 だが敵は海千山千の犯罪者、中でも最も残虐なグリシュカはイドを罠にはめ、絶体絶命の窮地に陥れる。 強くずる賢いグリシュカを前に、もはやこれまでかと最期を覚悟したイドを救ったのは、なんとアリータだった。 彼女の脳には自らも知らない、サイボーグのパフォーマンスを最大限に発揮する、究極の戦闘術・パンツァークンストが仕込まれていたのだ! その能力を使ってイドを助けたいと望むアリータだが、イドはかつて娘を失った過去から、かわいいアリータをそんな危険に晒したくはなかった。 しょんぼりしつつも、ヒューゴと訪れた朽ちた宇宙戦闘用バトルシップで、パンツァークンストに耐えうる最強のボディを見つける。 バーサーカーと呼ばれるそのボディとの接続を強く欲するアリータだが、やはりイドはそれを許さない。 イライラするアリータを、ヒューゴが連れていったのは、クズ鉄街で最も人気のあるスポーツ・モーターボール。 バイオレンスとスピードが融合したその競技性に強くエモーションをかき立てられたアリータは、選手としてモーターボールに出場する。 だが、ダマスカス・ブレードで敵を切り刻むザパンという巨大サイボーグに挑発され、さらに乱入してきたグリシュカに、無惨にも肉体のほとんどを破壊されてしまう。 頭と腕だけになっても戦うアリータに根負けしたイドは、ついに彼女にバーサーカーボディを接続する。 最強の存在となったアリータ。 誰もが彼女から目を離せなくなり、暴力吹き荒れるクズ鉄街の台風の目となる。 彼女は一体何者なのか。 ザレムとはなんなのか。 アリータの終わりなき戦いが、今幕を開ける。 ※ 最初に注釈が必要なので、入れておきます。 サイボーグとはサイバネティック・オーガン(工学的生物組織)、つまり義肢を身につけた人で、ロボットではありません。 だから、主人公はそもそも人間です。 当然感情はありますし、恋だってします。 いいよね、若い子たちの恋。 攻殻機動隊の草薙素子や、明和電機とかがそうですね。後者うそですね。 ちなみに人型ロボットはアンドロイドと言います。 有名どころでは『AI』や『アンドリューNDR114』、『ターミネーター』、そしてR田中一郎あたりを指します。 おい、あ〜るは恋してただろ!という指摘もあるかも知れませんが、彼らの場合そこに心が宿るかどうかが焦点になりがち。 日本語じゃないので混同されてしまいがちですが、SF好きな方なら覚えておいてよい単語だと思います。 原作の少女の名前はガリィでしたが、あまり良くない意味もあると、マンガやアニメが翻訳された段階でアリータに変えられたそう。 彼女の使う機甲術(パンツァー・クンスト)は当時流行りだった中国拳法からイメージをふくらませたもので、体内に『機』をめぐらせて敵を破壊する超高等近接格闘術。 拳児とか大好きだった方には、あ、アレが元ネタだな?みたいな懐かしい楽しみ方もできます。 実は今回の映像化の元になったイメージは低予算のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)の方。 オタ友のギレルモ・デル・トロがビデオ持ってきて「もうホントこれすごい!これすごいからぁ!」とジェームス・キャメロンに見せると「あひぃ!もうだめガマンできない映像化するぅ!」とまんまと感激させられて超光速で映画化権を取得したとか。 オタクの鏡かよ。 ありがとうございます。 つづきもよろしくお願いします。
引っ越し第③弾 鑑賞中ずっとアリータの瞳に違和感が・・・
良く言えば全編クライマックスだけれど、逆に言うと本当のクライマックスシーンが無かったような気がしました。 4DXで観たので迫力はありました。 あと、鑑賞中ずっとアリータの瞳に違和感を覚えてしまいました。 そこが残念でした。
素晴らしい!
映像技術のクオリティって、こんなに進んでるのか👏 ジェームズ・キャメロンの先見の明はもとより 日本の漫画の創造性がいかに時代を先取りしていたのかということが、ほんとによく分かる作品👍 続編にも期待大👏
人情話過多
ストーリー:ドクターはジャンク捨て場から300年前の決戦戦闘ロボを再生し娘の名をさずける。 人情系の話を盛り込みすぎて、全体として長く感じる映画になってしまった。 今週の占い:蛇足が製作費を押し上げるでしょう
続編、是非ともお願いします。
これも劇場で観ながらレビューしてなかったですね。 日本のマンガが原作であり、ジェームズ・キャメロンが脚本を、ロバート・ロドリゲスが監督との事で、かなり期待していた本作ですが、期待を裏切らない出来でした。 原作ファンには不評を買っているみたいですが、個人的には凄く面白かったです。 予告編を見た時は気になったアリータの大きな目も全く気になりませんでした。 アリータ、めちゃくちゃ可愛かったですよ。 細くて小さいのに強い女性が自分の理想だったりするせいもあるかもしれませんが、身近にいたらアンドロイドであろうと惚れるのも解ります。 アリータのキャラクターのみならず、原作を読んだ事のない観客に対してもしっかりその世界観は伝わってくるものでしたし、映像はとても綺麗でした。 勿論、ロバート・ロドリゲス監督という事でアクションシーンは迫力がありましたし、それだけでも劇場で鑑賞するに足る作品かと思います。 尺の関係で表現しきれていない箇所もあるような気がしますが、脚本も悪くないですし、あの終わり方を観れば続編も考慮されている感じですし、興行としては失敗したみたいではありますが、個人的には続編が制作されるのを強く期待しています。
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